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不機嫌な魔法使い
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泥だらけの少女と向き合った途端、レネは眉間にしわを寄せた……ように見えた。
目隠しのせいで見えないが、そんな感じがしたのだ。
「ひどい匂いですね」
「沼に落ちたんです!そしたらユシウスが助けてくれて、ここまで連れてきてもらいました」
ユシウス、とロザンナが口にするとレネの纏う空気がひりついた。それはユシウスだから気付けたことだ。ロザンナはしげしげとレネのつま先から顔まで眺め、ユシウスに顔を寄せた。
「なんで目を隠しているの?病気?見えてないのになんだか見られてるみたいで気持ち悪い。それに男じゃない。魔女じゃなくて」
ユシウスはだんだんイライラしてきた。沼から引っ張り上げて放っておけばよかった。気持ち悪い、だって?レネみたいに綺麗な人なんてこの世に二人といるものか。
「はじめから魔女だなんて言ってない。くっつくなよ、離れろ」
「なによ、いいじゃない」
「……うるさい」
ふたりはびくりと肩を跳ねさせた。レネの声は冷たく平坦だった。
「わたくしの薬を求めるなら、きちんと代金は払ってもらいますよ」
「あ、あの。沼地に落ちた時、持ってきたワインとパンを落としてしまって」
「ワインは好みません。まさかそれが代金?わたくしを馬鹿にしているのですか」
ロザンナはカッと頬を赤くし、レネを睨み上げた。ユシウスは気が気ではない。
「だって、私はまだ子供だしお金なんて持ってないもの。お爺様は村長だから、母さんを治してくれたらお金は払うわ。それでいいでしょう」
「……話になりません。ユシウス、この無礼な子供を森の出口まで送ってきなさい。済んだらすぐに戻るように」
「は、はい。レネ様」
「ちょっと待ってよ!」
レネはもう踵をかえして家の中に戻ろうとしていたが、ロザンナはゆったりとした部屋着の袖を掴もうとした。伸ばしたその手を、ユシウスはとっさに掴んで止めた。
「私はトエリ村の村長の孫よ、母さんは村長の娘!看もしないで追い返したら」
「追い返したらなんです。お嬢さん、あなたここへは一人で来ましたね。なぜです」
ロザンナは言葉に詰まった。
「当てて差し上げましょうか。どうせ怪しげな沼地の魔女などに調薬を頼むなど外聞が悪いとか何とか言って反対されたんでしょう。もしかしたらわたくしの事も、とっくに知っていてあなたに教えてくれなかったのかもしれませんね。……とにかく、わたくしの薬はただではないし、いきなり村まで呼び付けられるなんでご免です。自分たちの医者に診せるんですね」
ロザンナの勝気な目に涙の膜が盛り上がった。
「か、母さんは発疹が出てからずっと息が苦しそうでどんどん痩せちゃった。食事はしないのに喉が渇くってずっと言ってて、なのに井戸水じゃなくて雨水を飲もうとするの。こないだなんて、父さんたちの前で」
「ロザンナ、もう行こう、レネ様のご迷惑だよ」
ユシウスが彼女の腕を引いた。レネは魔法使いだが、医者ではない。それにレネの推測が正しいのなら、多分彼女がいくらレネに来て欲しがっても、家の者が歓迎しないだろう。村長ならお金の余裕があるだろうし、近くの町医者に早く見せるべきだ。
しかし、ロザンナを引っ張っていこうとしたユシウスを止めたのは当のレネだった。
「待ちなさい、今なんと」
「だから、熱があって喉が渇いてて」
「その後です。雨水を飲もうとする?」
「ええ、そう……変よね、綺麗な井戸水があるのに」
レネはしばらく考え込んでいるようだった。やがて、渋々ながらといった風情で、ロザンナを見下ろした。
「お嬢さん、お名前はロザンナといいましたね。トエリ村の、村長の家?」
「ハンプトンよ、村で一番高い屋根のあるお家。来てくれるの?今から!?」
「今からは無理です。用意するものがありますから。代わりに熱さましと……気休め程度ですが、痛み止めの薬を渡しておきます」
レネは家の中に戻ると、一緒に入ってこようとしたロザンナに向けて手の平を突き出した。
「その泥まみれの格好でわたくしの家の床を汚さないでください」
そう言って書斎の方へと向かった。ユシウスは数日前までの部屋の惨状を思い出した。
「もう、すごい意地悪。そう思わない」
ロザンナは憤慨してユシウスに詰め寄った。確かに、レネの言い方はちょっと冷たい。
「でも君だって失礼だったよ。レネ様は魔法使いだけど、薬だって簡単に作れるわけじゃないんだから」
「ロザンナだってば。……それにそんなはずないわ。王都から来た魔法使い様をもてなしたことがあるけど、大抵のことは魔方式を紙に書いたりするだけで出来たもの。それだと普通の人間と変わらないことになっちゃう」
ロザンナは首を傾げた。
「ほんとにあの人って魔法使いなの?魔法式を書いたり精霊を呼び出すのを見たことある?」
「ないけど」
「ないの?じゃあ、聖女様の加護は受けてる?国に認められた魔法使いはみんな慈雨の聖女の祝印があるでしょ」
「知らない。レネ様は国一番の魔法使いなんだから、おいそれと人前で力をひけらかしたりしないんだよ」
「ふーん。まあいいや、お爺様にもう一度聞いてみよう。沼地の銀色の髪で目隠しをしてるレネって魔法使いのこと」
レネが戸口に戻り、丁寧に紐で縛った小包を差し出した。
「青い小瓶は毎食後にスプーンひと匙。粉末の方は一日おきに井戸水を沸かして飲ませなさい」
「はい!ありがとうございます」
打って変わった態度で少女は頭を下げた。それと、とレネが付け足す。
「死ぬほど不味いので口直しと一緒に飲ませるように。いいですか、不味いですが楽になりますから病人が嫌がっても飲ませるんですよ」
「え、……はい、わかりました」
◇
「ねえ、そんなに不味いのかな、これ」
来た道を戻りながら、今度は沼地を迂回してロザンナを森の出口まで送っていった。
ユシウスはレネの手料理を思い出しながら頷いた。
「相当不味いかもね。でもそれで君の母さんがちょっとでも楽になるならいいじゃないか。薬なんて買いたくても買えない人もたくさんいるんだし」
「なにそれ、パレステアは慈雨の聖女様のおかげで他の国より豊かなんだから、みんな暮らしには困ってないわよ。ユシウスは世間知らずね」
ユシウスは黙々と歩いた。樹々や岩は勝手に移動するが、地形そのものが変わるわけではないので、獣人のように勘が鋭い生き物は一度覚えてしまえば迷うことはない。だからレネの言った「逃げようとしても森からは出られない」は事実ではないのだが、何となく言いそびれてしまった。レネはそうであって欲しいように思えたからだ。
「着いたよ。ここが森の出口。君の村はどっち?」
「西の丘の向こうよ。あー良かった。この森ほんとに薄気味悪いわ。ユシウスはずっとここに住んでるの?」
平野部と森の境目付近で、ユシウスは立ち止まった。境界の向こう側に一歩踏み出すだけで目に痛いほどの陽光が振りそそぎ、反対に森の陰影を一層深めているようだった。
「3週間ぐらい前から住んでる。レネ様が僕を買ってくださったから、死ぬまでレネ様にお仕えするんだ」
ユシウスの声が少し弾んだのは、レネの役に立って褒めて貰う自分を想像して浮き立ったためだった。
ロザンナはふーん、と三つ編みの先をいじった。
「あんな意地悪そうな人と一緒に暮らすの嫌じゃないの。私……良ければお爺様に頼んで、あんたを家に置いてあげてもいいわよ」
ユシウスは言っている意味が分からずまじまじとロザンナの顔を見つめた。視線を受けて、少女の顔が林檎のように赤くなっていく。
「ユシウスにとっても悪い話じゃないわよ。うちはお金持ちだし、お爺様は私のお願いは何でも聞いてくれるから、ユシウスの欲しい物を私が買ってあげる」
ユシウスは興味を失くしたように、ロザンナから目を逸らした。
「行かない。僕はレネ様の側に居たいんだ。それにレネ様は冷たくないよ、君だって薬を貰ったろ。失礼な奴。僕の欲しい物なんて君に用意できるわけないよ。もう帰りなよ」
枝を手で払いながら来た道を引き返した。帰りは一人なので、倒木の上を飛び越え、身軽に森の中の獣道を駆けて戻っていく。
その背中にロザンナの怒ったような声が浴びせられた。
「な、なによ!ユシウスの馬鹿!親切で誘ってあげたのにもう知らない。もう口をきいてあげないんだから!」
目隠しのせいで見えないが、そんな感じがしたのだ。
「ひどい匂いですね」
「沼に落ちたんです!そしたらユシウスが助けてくれて、ここまで連れてきてもらいました」
ユシウス、とロザンナが口にするとレネの纏う空気がひりついた。それはユシウスだから気付けたことだ。ロザンナはしげしげとレネのつま先から顔まで眺め、ユシウスに顔を寄せた。
「なんで目を隠しているの?病気?見えてないのになんだか見られてるみたいで気持ち悪い。それに男じゃない。魔女じゃなくて」
ユシウスはだんだんイライラしてきた。沼から引っ張り上げて放っておけばよかった。気持ち悪い、だって?レネみたいに綺麗な人なんてこの世に二人といるものか。
「はじめから魔女だなんて言ってない。くっつくなよ、離れろ」
「なによ、いいじゃない」
「……うるさい」
ふたりはびくりと肩を跳ねさせた。レネの声は冷たく平坦だった。
「わたくしの薬を求めるなら、きちんと代金は払ってもらいますよ」
「あ、あの。沼地に落ちた時、持ってきたワインとパンを落としてしまって」
「ワインは好みません。まさかそれが代金?わたくしを馬鹿にしているのですか」
ロザンナはカッと頬を赤くし、レネを睨み上げた。ユシウスは気が気ではない。
「だって、私はまだ子供だしお金なんて持ってないもの。お爺様は村長だから、母さんを治してくれたらお金は払うわ。それでいいでしょう」
「……話になりません。ユシウス、この無礼な子供を森の出口まで送ってきなさい。済んだらすぐに戻るように」
「は、はい。レネ様」
「ちょっと待ってよ!」
レネはもう踵をかえして家の中に戻ろうとしていたが、ロザンナはゆったりとした部屋着の袖を掴もうとした。伸ばしたその手を、ユシウスはとっさに掴んで止めた。
「私はトエリ村の村長の孫よ、母さんは村長の娘!看もしないで追い返したら」
「追い返したらなんです。お嬢さん、あなたここへは一人で来ましたね。なぜです」
ロザンナは言葉に詰まった。
「当てて差し上げましょうか。どうせ怪しげな沼地の魔女などに調薬を頼むなど外聞が悪いとか何とか言って反対されたんでしょう。もしかしたらわたくしの事も、とっくに知っていてあなたに教えてくれなかったのかもしれませんね。……とにかく、わたくしの薬はただではないし、いきなり村まで呼び付けられるなんでご免です。自分たちの医者に診せるんですね」
ロザンナの勝気な目に涙の膜が盛り上がった。
「か、母さんは発疹が出てからずっと息が苦しそうでどんどん痩せちゃった。食事はしないのに喉が渇くってずっと言ってて、なのに井戸水じゃなくて雨水を飲もうとするの。こないだなんて、父さんたちの前で」
「ロザンナ、もう行こう、レネ様のご迷惑だよ」
ユシウスが彼女の腕を引いた。レネは魔法使いだが、医者ではない。それにレネの推測が正しいのなら、多分彼女がいくらレネに来て欲しがっても、家の者が歓迎しないだろう。村長ならお金の余裕があるだろうし、近くの町医者に早く見せるべきだ。
しかし、ロザンナを引っ張っていこうとしたユシウスを止めたのは当のレネだった。
「待ちなさい、今なんと」
「だから、熱があって喉が渇いてて」
「その後です。雨水を飲もうとする?」
「ええ、そう……変よね、綺麗な井戸水があるのに」
レネはしばらく考え込んでいるようだった。やがて、渋々ながらといった風情で、ロザンナを見下ろした。
「お嬢さん、お名前はロザンナといいましたね。トエリ村の、村長の家?」
「ハンプトンよ、村で一番高い屋根のあるお家。来てくれるの?今から!?」
「今からは無理です。用意するものがありますから。代わりに熱さましと……気休め程度ですが、痛み止めの薬を渡しておきます」
レネは家の中に戻ると、一緒に入ってこようとしたロザンナに向けて手の平を突き出した。
「その泥まみれの格好でわたくしの家の床を汚さないでください」
そう言って書斎の方へと向かった。ユシウスは数日前までの部屋の惨状を思い出した。
「もう、すごい意地悪。そう思わない」
ロザンナは憤慨してユシウスに詰め寄った。確かに、レネの言い方はちょっと冷たい。
「でも君だって失礼だったよ。レネ様は魔法使いだけど、薬だって簡単に作れるわけじゃないんだから」
「ロザンナだってば。……それにそんなはずないわ。王都から来た魔法使い様をもてなしたことがあるけど、大抵のことは魔方式を紙に書いたりするだけで出来たもの。それだと普通の人間と変わらないことになっちゃう」
ロザンナは首を傾げた。
「ほんとにあの人って魔法使いなの?魔法式を書いたり精霊を呼び出すのを見たことある?」
「ないけど」
「ないの?じゃあ、聖女様の加護は受けてる?国に認められた魔法使いはみんな慈雨の聖女の祝印があるでしょ」
「知らない。レネ様は国一番の魔法使いなんだから、おいそれと人前で力をひけらかしたりしないんだよ」
「ふーん。まあいいや、お爺様にもう一度聞いてみよう。沼地の銀色の髪で目隠しをしてるレネって魔法使いのこと」
レネが戸口に戻り、丁寧に紐で縛った小包を差し出した。
「青い小瓶は毎食後にスプーンひと匙。粉末の方は一日おきに井戸水を沸かして飲ませなさい」
「はい!ありがとうございます」
打って変わった態度で少女は頭を下げた。それと、とレネが付け足す。
「死ぬほど不味いので口直しと一緒に飲ませるように。いいですか、不味いですが楽になりますから病人が嫌がっても飲ませるんですよ」
「え、……はい、わかりました」
◇
「ねえ、そんなに不味いのかな、これ」
来た道を戻りながら、今度は沼地を迂回してロザンナを森の出口まで送っていった。
ユシウスはレネの手料理を思い出しながら頷いた。
「相当不味いかもね。でもそれで君の母さんがちょっとでも楽になるならいいじゃないか。薬なんて買いたくても買えない人もたくさんいるんだし」
「なにそれ、パレステアは慈雨の聖女様のおかげで他の国より豊かなんだから、みんな暮らしには困ってないわよ。ユシウスは世間知らずね」
ユシウスは黙々と歩いた。樹々や岩は勝手に移動するが、地形そのものが変わるわけではないので、獣人のように勘が鋭い生き物は一度覚えてしまえば迷うことはない。だからレネの言った「逃げようとしても森からは出られない」は事実ではないのだが、何となく言いそびれてしまった。レネはそうであって欲しいように思えたからだ。
「着いたよ。ここが森の出口。君の村はどっち?」
「西の丘の向こうよ。あー良かった。この森ほんとに薄気味悪いわ。ユシウスはずっとここに住んでるの?」
平野部と森の境目付近で、ユシウスは立ち止まった。境界の向こう側に一歩踏み出すだけで目に痛いほどの陽光が振りそそぎ、反対に森の陰影を一層深めているようだった。
「3週間ぐらい前から住んでる。レネ様が僕を買ってくださったから、死ぬまでレネ様にお仕えするんだ」
ユシウスの声が少し弾んだのは、レネの役に立って褒めて貰う自分を想像して浮き立ったためだった。
ロザンナはふーん、と三つ編みの先をいじった。
「あんな意地悪そうな人と一緒に暮らすの嫌じゃないの。私……良ければお爺様に頼んで、あんたを家に置いてあげてもいいわよ」
ユシウスは言っている意味が分からずまじまじとロザンナの顔を見つめた。視線を受けて、少女の顔が林檎のように赤くなっていく。
「ユシウスにとっても悪い話じゃないわよ。うちはお金持ちだし、お爺様は私のお願いは何でも聞いてくれるから、ユシウスの欲しい物を私が買ってあげる」
ユシウスは興味を失くしたように、ロザンナから目を逸らした。
「行かない。僕はレネ様の側に居たいんだ。それにレネ様は冷たくないよ、君だって薬を貰ったろ。失礼な奴。僕の欲しい物なんて君に用意できるわけないよ。もう帰りなよ」
枝を手で払いながら来た道を引き返した。帰りは一人なので、倒木の上を飛び越え、身軽に森の中の獣道を駆けて戻っていく。
その背中にロザンナの怒ったような声が浴びせられた。
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