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Sid.21 階層主に少し苦戦する
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現在二十階層の階層主の部屋で戦闘中。
体長三メートルはあるだろうか黒っぽい昆虫が居る。見た目はクワガタのようでもあるが、もっと凶悪な雰囲気を感じさせるかも。大腮と呼ばれる大顎は、まるで研ぎ澄まされた刃物だ。あれに挟まれたり触れたら、人なんて簡単に切断されてしまうだろう。
重機関銃をセットし射撃態勢を取り、モルテンやアルヴィンが誘導している最中だ。しかし、外皮が異様な程に硬すぎて、剣は役に立たないし銃撃も意味を成さない。
「関節の一点集中だ」
「は、はい」
「ぶれると無駄弾になるぞ」
「はい」
そう言われても関節を狙うってのも、これまた難しくて、しかも相手は動き回るし。
本来であれば、この手の階層主はデシリアか、ヘンリケが相手をするのだろうけど。今回は俺に経験を積ませるってことで、二人は絶賛休憩中と言った有様で。
銃口を向けトリガーを引く頃には、階層主の関節は狙いとは別の場所に。やたら動き回るから狙いきれない。
「落ち着け」
「敵の動きを頭に入れろ」
分かる気はするけど、体は思うようには動かない。そうなると焦りが生じて、ますます当てることが困難になる。
「仕方ない。少し動きを止める」
ヴェイセルがライフルを構え、六本ある脚の一本を攻撃した。
やはりキャリアの違いだろう。見事に命中し硬そうな脚が一本捥げる。結果、動きが一瞬だけど止まり撃ちやすい状態に。
「撃ちます」
即座に階層主から距離を取る、モルテンとアルヴィンが居る。
連続する銃撃音。腕や体に伝わる振動。決してリズミカル、と言うわけでも無いけど、大体同じ感覚で伝わってくる。
やっと脚を二本落とすことができて、かなり動きが不便そうになったようだ。
昆虫型の階層主の外皮は極めて強固で、容易に破壊できるものではない。
まさか目玉まで硬いとは。本当に弱点となるものが間接以外に無いようで、それを撃ち抜かない限り動きを止められない。
「もう少しで動きを止められる」
「よく狙って脚を外せ」
「はい」
体を引き摺りながらも抵抗する階層主。
幸いなことに空は飛ばないんだな。まあ言っても狭い空間だから、飛んでも天井にすぐぶち当たる。
「体を引っ繰り返すから」
「え」
「背中が地面に付けば、体をすぐ起こせないの」
デシリアが爆発魔法を使うようで、前衛二人が退避すると階層主の片側で、強烈な爆発が起こり引っ繰り返った。
腹を上に向けると足掻く階層主だが、まるで亀だな。
狙いやすくなったのもあり再び銃撃を食らわせると、残った脚の三本も落とすことができて、これで自由に動けなくなったようだ。
「よくやった」
「あとは任せろ」
昆虫型だけに体は頭、胸、腹の三つのパーツになっている。
それらを繋ぐ部分は勿論硬いが、腹節と呼ばれる部分は外皮が薄く硬すぎず、刃物を滑り込ませるだけの隙間を作れるようで。
メリメリと音を立て剥がれる外皮。そして剥き出しになる中身だ。中に魔石があり手を突っ込み抜き取るモルテンが居て、魔石を抜き取った瞬間、霧散する階層主だった。
「動き回る相手は狙いづらいだろ」
「はい。そうですね」
「撃てると判断したら躊躇せず撃て」
迷いが生じると外すだけに留まらず、仲間に危険が及ぶ可能性もある。
ヴェイセルの助言だけど「経験の少なさから見れば問題は無いがな」なんて言われた。
「休憩したら地上に戻るぞ」
今日はここまで。
あとは引き返すだけだが、気は抜くなと言われる。帰りが安全なわけじゃないし、モンスターは至る所に出てくる。唯一の安全な場所が階層主の居る階。下層階へ続く階段の手前が小部屋になっていて、そこで休憩を取る。
バックパックから水を取り出し、みんなに配ると喉を潤し暫し寛ぐようで。床に腰を下ろし雑談が少々と、明日の予定をモルテンから言われる。
「明日は休養日にしよう」
各々好きに過ごすことになった。
新人を何日も連続で連れ回す気はないらしい。ラビリントでの戦闘に慣れてしまえば、一週間連続で潜ることもあるらしい。今は俺の緊張を解し体調を整えてもらい、万全の状態で臨ませたいようだ。
ただ、明後日以降は一気に三十階層まで潜るそうで。
つまり階層主との戦闘を六回こなす必要があるわけだ。そうしないと俺を三十六階層へ連れて行けないから。慣れてしまえば、今よりもっと楽に倒せるはずだと言う。
「それとな」
今後五十階層辺りまで攻略が進むと、ラビリント内で寝泊まりする必要が出てくる。
一日で往復できる深さではないらしい。
戦闘も苛烈になり疲労も溜まる。精神的にもきつくなり体調管理も難しいとか。
「まあ食料や水はイグナーツが居るから、心配はしてないがな」
替えの武器も大丈夫だろう、と言うことで俺の体調の心配だけだそうだ。
ラビリントでの寝泊まりの経験はない。体や精神が休まるのかどうか。あとは寝泊まりとなると寝袋とかテントが必要になりそうな。
「あの、ラビリント内で寝泊まりで必要なものって」
「寝袋だな」
「テントとかは」
「不要だ。荷物はできるだけ減らしたい」
屋外とは異なる環境だから、わざわざテントを持ち込む必要は無いそうだ。
揃って雑魚寝になるらしい。
「ラビリントで寝泊まりするとね、体臭が酷くなるんだよね」
「なんでです?」
「汗とか汚れじゃなくて、ラビリントが発するなんかみたいな」
デシリアが寝泊まりすると臭くなるから、あまりしたくないと言う。
そうか。なんかあるんだろうな。
「服も臭いんだよ」
「そうなんですか」
「本気で臭うから」
「だったら香水でも持参しなさいよ」
ヘンリケさんが香水を、なんて言ってるけど。
「混ざって、もっと酷くなるでしょ」
「我慢するしかないの」
「それさえ無ければなあ」
俺を見て「水、大量に運べないかな」なんて言ってくるし。
「え、水ですか」
「そう。あれば体流せるでしょ」
「ここでですか?」
「え、あのね、どこか物陰で」
肌を晒す気はないらしい。
「おいデシリア。イグナーツを困らせるなよ」
「重機関銃を置いてくれば、水をその分運べそうだけど」
「戦力にならんだろ」
「あたしが居るし、ヘンリケも居るよ」
呆れる男性陣が居る。ヘンリケさんは気にしないのかな。
それにしても、そこまでして水を持たせたいのか。どれだけ臭いのか逆に興味を抱くな。
デシリアって、やっぱり女の子って感じだな。ちょっと少年っぽくて快活な感じだけど気にするようだし。ヘンリケさんは女の子じゃなくて、妖艶な大人の女性って感じだ。年齢って幾つなんだろう。二十五歳以上かも。
そう言えば、この世界に来て恋愛とか無縁だったなあ。クリストフと聖霊士はできてたけど。
「何。どうしたの?」
「あ、なんでもないです」
思わずデシリアを見つめてしまった。悪くないなんて思ったけど、俺に惚れるわけないし。もっと強くて逞しくて頼り甲斐がないと、恋愛感情なんて抱けないだろう。
今の俺だと弟、だよな。俺より華奢なのに俺より遥かに強いんだもん。
「さて、そろそろ行くぞ」
立ち上がるモルテンが居て、そうなると全員が立ち上がり、十九階層へ向け移動を開始する。
帰りの道中は行きより楽な感じがした。
すでに戦った相手だからかも。少しずつ余裕が出てきてるのも分かる。でも油断は禁物だ。声掛けや自分の位置取りを間違えると、みんなが危うくなるから。
地上に戻ると日が傾き始めてる。これだと本当に五十階層まで進むと、確かに戻る頃には真夜中になりそうだ。疲労も溜まりそうだし、移動がつらくなるのか。
ラビリント内で寝泊まりするしかないんだろうな。
ホームに戻ると今日の洗濯当番はデシリアだ。
「イグナーツ。下着も出して」
ヘンリケさんには丸出しにされたけど、さすがにデシリアは遠慮するようで。
部屋の扉越しに手だけ出してる。歳が近いと意識するのだろうか。
脱いで渡すと「明日って用事ある?」と聞いてきたけど、どういうこと?
体長三メートルはあるだろうか黒っぽい昆虫が居る。見た目はクワガタのようでもあるが、もっと凶悪な雰囲気を感じさせるかも。大腮と呼ばれる大顎は、まるで研ぎ澄まされた刃物だ。あれに挟まれたり触れたら、人なんて簡単に切断されてしまうだろう。
重機関銃をセットし射撃態勢を取り、モルテンやアルヴィンが誘導している最中だ。しかし、外皮が異様な程に硬すぎて、剣は役に立たないし銃撃も意味を成さない。
「関節の一点集中だ」
「は、はい」
「ぶれると無駄弾になるぞ」
「はい」
そう言われても関節を狙うってのも、これまた難しくて、しかも相手は動き回るし。
本来であれば、この手の階層主はデシリアか、ヘンリケが相手をするのだろうけど。今回は俺に経験を積ませるってことで、二人は絶賛休憩中と言った有様で。
銃口を向けトリガーを引く頃には、階層主の関節は狙いとは別の場所に。やたら動き回るから狙いきれない。
「落ち着け」
「敵の動きを頭に入れろ」
分かる気はするけど、体は思うようには動かない。そうなると焦りが生じて、ますます当てることが困難になる。
「仕方ない。少し動きを止める」
ヴェイセルがライフルを構え、六本ある脚の一本を攻撃した。
やはりキャリアの違いだろう。見事に命中し硬そうな脚が一本捥げる。結果、動きが一瞬だけど止まり撃ちやすい状態に。
「撃ちます」
即座に階層主から距離を取る、モルテンとアルヴィンが居る。
連続する銃撃音。腕や体に伝わる振動。決してリズミカル、と言うわけでも無いけど、大体同じ感覚で伝わってくる。
やっと脚を二本落とすことができて、かなり動きが不便そうになったようだ。
昆虫型の階層主の外皮は極めて強固で、容易に破壊できるものではない。
まさか目玉まで硬いとは。本当に弱点となるものが間接以外に無いようで、それを撃ち抜かない限り動きを止められない。
「もう少しで動きを止められる」
「よく狙って脚を外せ」
「はい」
体を引き摺りながらも抵抗する階層主。
幸いなことに空は飛ばないんだな。まあ言っても狭い空間だから、飛んでも天井にすぐぶち当たる。
「体を引っ繰り返すから」
「え」
「背中が地面に付けば、体をすぐ起こせないの」
デシリアが爆発魔法を使うようで、前衛二人が退避すると階層主の片側で、強烈な爆発が起こり引っ繰り返った。
腹を上に向けると足掻く階層主だが、まるで亀だな。
狙いやすくなったのもあり再び銃撃を食らわせると、残った脚の三本も落とすことができて、これで自由に動けなくなったようだ。
「よくやった」
「あとは任せろ」
昆虫型だけに体は頭、胸、腹の三つのパーツになっている。
それらを繋ぐ部分は勿論硬いが、腹節と呼ばれる部分は外皮が薄く硬すぎず、刃物を滑り込ませるだけの隙間を作れるようで。
メリメリと音を立て剥がれる外皮。そして剥き出しになる中身だ。中に魔石があり手を突っ込み抜き取るモルテンが居て、魔石を抜き取った瞬間、霧散する階層主だった。
「動き回る相手は狙いづらいだろ」
「はい。そうですね」
「撃てると判断したら躊躇せず撃て」
迷いが生じると外すだけに留まらず、仲間に危険が及ぶ可能性もある。
ヴェイセルの助言だけど「経験の少なさから見れば問題は無いがな」なんて言われた。
「休憩したら地上に戻るぞ」
今日はここまで。
あとは引き返すだけだが、気は抜くなと言われる。帰りが安全なわけじゃないし、モンスターは至る所に出てくる。唯一の安全な場所が階層主の居る階。下層階へ続く階段の手前が小部屋になっていて、そこで休憩を取る。
バックパックから水を取り出し、みんなに配ると喉を潤し暫し寛ぐようで。床に腰を下ろし雑談が少々と、明日の予定をモルテンから言われる。
「明日は休養日にしよう」
各々好きに過ごすことになった。
新人を何日も連続で連れ回す気はないらしい。ラビリントでの戦闘に慣れてしまえば、一週間連続で潜ることもあるらしい。今は俺の緊張を解し体調を整えてもらい、万全の状態で臨ませたいようだ。
ただ、明後日以降は一気に三十階層まで潜るそうで。
つまり階層主との戦闘を六回こなす必要があるわけだ。そうしないと俺を三十六階層へ連れて行けないから。慣れてしまえば、今よりもっと楽に倒せるはずだと言う。
「それとな」
今後五十階層辺りまで攻略が進むと、ラビリント内で寝泊まりする必要が出てくる。
一日で往復できる深さではないらしい。
戦闘も苛烈になり疲労も溜まる。精神的にもきつくなり体調管理も難しいとか。
「まあ食料や水はイグナーツが居るから、心配はしてないがな」
替えの武器も大丈夫だろう、と言うことで俺の体調の心配だけだそうだ。
ラビリントでの寝泊まりの経験はない。体や精神が休まるのかどうか。あとは寝泊まりとなると寝袋とかテントが必要になりそうな。
「あの、ラビリント内で寝泊まりで必要なものって」
「寝袋だな」
「テントとかは」
「不要だ。荷物はできるだけ減らしたい」
屋外とは異なる環境だから、わざわざテントを持ち込む必要は無いそうだ。
揃って雑魚寝になるらしい。
「ラビリントで寝泊まりするとね、体臭が酷くなるんだよね」
「なんでです?」
「汗とか汚れじゃなくて、ラビリントが発するなんかみたいな」
デシリアが寝泊まりすると臭くなるから、あまりしたくないと言う。
そうか。なんかあるんだろうな。
「服も臭いんだよ」
「そうなんですか」
「本気で臭うから」
「だったら香水でも持参しなさいよ」
ヘンリケさんが香水を、なんて言ってるけど。
「混ざって、もっと酷くなるでしょ」
「我慢するしかないの」
「それさえ無ければなあ」
俺を見て「水、大量に運べないかな」なんて言ってくるし。
「え、水ですか」
「そう。あれば体流せるでしょ」
「ここでですか?」
「え、あのね、どこか物陰で」
肌を晒す気はないらしい。
「おいデシリア。イグナーツを困らせるなよ」
「重機関銃を置いてくれば、水をその分運べそうだけど」
「戦力にならんだろ」
「あたしが居るし、ヘンリケも居るよ」
呆れる男性陣が居る。ヘンリケさんは気にしないのかな。
それにしても、そこまでして水を持たせたいのか。どれだけ臭いのか逆に興味を抱くな。
デシリアって、やっぱり女の子って感じだな。ちょっと少年っぽくて快活な感じだけど気にするようだし。ヘンリケさんは女の子じゃなくて、妖艶な大人の女性って感じだ。年齢って幾つなんだろう。二十五歳以上かも。
そう言えば、この世界に来て恋愛とか無縁だったなあ。クリストフと聖霊士はできてたけど。
「何。どうしたの?」
「あ、なんでもないです」
思わずデシリアを見つめてしまった。悪くないなんて思ったけど、俺に惚れるわけないし。もっと強くて逞しくて頼り甲斐がないと、恋愛感情なんて抱けないだろう。
今の俺だと弟、だよな。俺より華奢なのに俺より遥かに強いんだもん。
「さて、そろそろ行くぞ」
立ち上がるモルテンが居て、そうなると全員が立ち上がり、十九階層へ向け移動を開始する。
帰りの道中は行きより楽な感じがした。
すでに戦った相手だからかも。少しずつ余裕が出てきてるのも分かる。でも油断は禁物だ。声掛けや自分の位置取りを間違えると、みんなが危うくなるから。
地上に戻ると日が傾き始めてる。これだと本当に五十階層まで進むと、確かに戻る頃には真夜中になりそうだ。疲労も溜まりそうだし、移動がつらくなるのか。
ラビリント内で寝泊まりするしかないんだろうな。
ホームに戻ると今日の洗濯当番はデシリアだ。
「イグナーツ。下着も出して」
ヘンリケさんには丸出しにされたけど、さすがにデシリアは遠慮するようで。
部屋の扉越しに手だけ出してる。歳が近いと意識するのだろうか。
脱いで渡すと「明日って用事ある?」と聞いてきたけど、どういうこと?
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