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Sid.37 居酒屋で酔客に絡まれる
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王立劇場を出て昼食をどこかで済ませることに。
暫し探し歩くけど、さっきの演劇はなあ。
デシリアにとっては楽しめた内容。俺にとっては眠くなる内容だった。
お金が勿体無かったかも。本当なら断れば良かったんだろうけど、デシリアと一緒に居たいと思う気持ちが強くなってきてるし。
でも、今後はやっぱり趣味に合わないとして、断った方がいいんだろうな。
「あ、イグナーツって何か趣味ある?」
「趣味ですか」
日本だったらゲームとかアニメを見たりとか、モデルガンとか少しは興味あったけど、サバゲーをやる程でもなかったし。こっちだとモデルガンじゃなくて実銃だから、趣味にはならないかもしれない。実際に撃ってみて爽快感より、モンスターをどう倒すか考えるだけで。人に当たれば死ぬから遊び半分で扱えない。自分の命も掛かってる。
俺って、趣味らしい趣味が無いんだ。
「生活苦で趣味とか考えられなかったです」
「あ、そうだよね。でも、これからは何か打ち込めるでしょ」
稼ぎも良くなるし生活が安定してくれば、余暇の活動に費やす時間も確保できる。
「音楽もいいと思わない?」
軽い音楽ならいいけど、クラシック音楽みたいなのはなあ。J-POP でもあればともかく、異世界で異国だから無いだろうし。
町の広場とかでギターとかアコーディオンで演奏する人は居る。でもちょっと馴染みづらい音楽ばっかり。楽器も演奏できないし。
「もっと大衆向けになれば、とは思います」
「大衆向けって?」
「えっと。簡単で軽く聞き流せて口ずさみやすさがあって」
「なんか注文多いんだね」
俺に音楽のセンスがあれば広めることもできたんだろうな。何も無いや。
「絵画は?」
絵も興味無いし。漫画なら読む気になるけど、この世界にはまだ無さそうだし。
それにしてもデシリアって、意外と多趣味なのかも。
「漫画なら」
「え、何それ」
「あ、えっと、コマ絵」
「ああ、あれ」
たぶんデシリアが思ってるのは主に風刺漫画。ただの一枚絵で表現した奴。他には四コマ漫画っぽい奴でフキダシが無くて、絵の下にセリフが書いてある奴だと思う。
読んでも意味が分かりにくいし面白いとも思えないし。
まあいいや。日本の漫画を説明するのは無理があるから。
「なんか見つけようね」
「そうですね」
「今後は生活にも余裕が出ると思うから」
適当な店を見つけ入ると酒と軽食の店のようだ。居酒屋みたいなものか。
「ここでいい?」
「構いません」
カウンター席には厳つい感じの男性が複数。テーブル席にも厳つい男性が多く、数人と視線が合うと鼻で笑ってる感じがする。子どもが入る店じゃないとか、ミルクは無いぞ、なんて思われてるのかも。
デシリアを見る連中は上から下まで、舐めるような視線で品定めでもしてるのだろうか。セクハラだよなあ。でも、そんな概念は無さそうだし。
ひとり男が立ち上がり近付いてくる。
「よお。お子様はお断りなんだが」
デシリアが睨みつけると「お嬢ちゃん。ここは大人の社交場だぜ」と言いながら、胸元を見てるし。子どもだと思うなら胸元を見る必要無いと思う。本当に子どもなら見ても何もないでしょ。
顔を近付けてくるようで「酒臭い」とデシリアが言うが、全く意に介さず「そのガキは外に放り出して俺を相手した方がいい」なんて言ってるし。
「ガキじゃ無いから」
「はっはぁ! そうか。そいつがガキじゃないなら、俺はなんだ?」
「質の悪い酔っ払い」
「舐めてんじゃねえぞ、女の癖に」
立ち去った方がいいような。ガラの悪さが際立ってるし。
なんだか絵に描いたような酔っ払いだな。古臭いドラマを見てるかのようだし。
デシリアに触れようとする男だけど、手を叩くと「威勢がいいなあ、嬢ちゃん」とか言われてる。
そろそろ堪忍袋の緒が切れそうなデシリアだな。妙なものを召喚しないといいんだけど。
あ、そうか。銃を持たされたのって。
拳銃を取り出そうとしたら、デシリアの方が早かった。ダガーなんて持ち歩いてるんだ。喉元に突き付けてるし。
「おいおい、危ないだろ」
「黙らないと舌を切るけど」
「おおこわっ。だがな、そんなことをして、ただで済むと思うか?」
「済むからやってるの」
なんか店内が険悪な雰囲気になってる。複数の男が立ち上がって睨んでるし。すでに喧嘩腰の連中ばかりになって来た。
「あの、ここはやめましょう」
「そうだね。女に相手されない腐った野郎の溜まり場みたいだし」
「言ってくれるねえ。じゃあ、その腐った野郎に」
頬に拳銃を押し付けると「ガキが物騒なもん持ってるじゃねえか」と言って、少し怯んだようだ。
「玩具じゃないです」
「なんでそんなもん持ってる?」
「探索者だから」
そう言うと舌打ちしながら「ケッ。最近じゃガキも探索者やんのかよ」と言いながら、離れて元居た席におとなしく腰掛けるようだ。立ち上がっていた人たちも、みんな席に腰を下ろしてブツブツ文句言ってる。
睨んでるけどダガーをくるくる回すデシリアと、拳銃を構える俺に対して、これ以上絡む気はないようで。
「行こうか」
「そうですね」
外に出ると「意外とやるね」とデシリアに言われた。
探索者はモンスターを相手にするから、戦闘力は高いと一般には認知されてる。喧嘩ともなると一般男性程度では、歯が立つはずもなく伸されるだけらしい。
ゆえに探索者を名乗ると大概はおとなしくなるそうで。
「探索者に喧嘩売る人なんて、まず居ないから」
ただ、注意は必要らしい。路地裏などに入り込むと襲われるそうだ。
あの手の手合いは隙を見せると、平気で暴行に及ぶらしい。数で押されることもあり、幾ら探索者であってもリスクは伴うとか。
「表通りなら大丈夫だからね」
どんな町にも物騒な地域はあり、そこに足を踏み入れなければ、多くは治安はそこそこ良いそうだ。
改めて店を探し今度は一般的な客層の店に。
「ここなら大丈夫だね」
「そうみたいですね」
やっと昼食になり、いつも通り何かを煮込んだ料理か、すり潰した何か。
生で食べるのはリスクが高いんだろうな。全て加熱処理されてる。あと水も安全とは言い難いみたいだし。ろ過して煮沸しないと危なくて飲めない。だからアルコール飲料が多いんだろうな。アルコールで殺菌してると思う。
生で食べられるものが豊富で、生水が飲める日本が恋しい。
食事が済むと「帰ろうか」となり、俺の手を取って駅に向かうデシリアだ。
駅のホームに立つけど汽車はまだ来てない。
「もうすぐ来ると思うけど」
汽車が来るまでホーム上で待ってるけど手は繋がったまま。
さすがに迷子にはならないと思うんだけど。移動してないし。でも余計なことは言わない。せっかく繋いでくれてるから。
暫く待つと十分遅れで汽車が来たようで、客車に乗り込むと向かい合わせで座席に腰を下ろす。そうなると手は離れるわけで。
「また今度、休みに別の場所に遊びに行こうか」
「どこです?」
「そうだなあ。開放感のある場所がいいかも」
海にでも行って潮騒の中、のんびり過ごすのもいい、なんて言ってる。
俺とデシリアの二人だけ?
「普段は命懸けでしょ」
「そうですね」
「だからね、のんびり過ごせる場所の方が、気分転換になるよね」
確かにそれはあるかも。洞窟内を一日うろうろしてるわけだし。
「あの、二人でですか?」
「他に誰か一緒に行きたい人居るの?」
「いえ。心当たりすらありません」
「じゃあ二人で」
なんか、二人で行くってことに抵抗が無いのかな。何かあったらとか。あ、でも、俺だと軽くあしらわれそうだ。ダガーを突き付けられて「何? エッチしたいなら、あたしより強くなってからだよ」とか言われそうな。
妙な妄想なんかに囚われず、純粋に気分転換を図るのが良さそうだ。
汽車に揺られミッティフォンに着き、下車してホームに帰るけど手を取り並んで歩く。
「明日からまた薄暗いラビリント」
「そうですね」
暫し探し歩くけど、さっきの演劇はなあ。
デシリアにとっては楽しめた内容。俺にとっては眠くなる内容だった。
お金が勿体無かったかも。本当なら断れば良かったんだろうけど、デシリアと一緒に居たいと思う気持ちが強くなってきてるし。
でも、今後はやっぱり趣味に合わないとして、断った方がいいんだろうな。
「あ、イグナーツって何か趣味ある?」
「趣味ですか」
日本だったらゲームとかアニメを見たりとか、モデルガンとか少しは興味あったけど、サバゲーをやる程でもなかったし。こっちだとモデルガンじゃなくて実銃だから、趣味にはならないかもしれない。実際に撃ってみて爽快感より、モンスターをどう倒すか考えるだけで。人に当たれば死ぬから遊び半分で扱えない。自分の命も掛かってる。
俺って、趣味らしい趣味が無いんだ。
「生活苦で趣味とか考えられなかったです」
「あ、そうだよね。でも、これからは何か打ち込めるでしょ」
稼ぎも良くなるし生活が安定してくれば、余暇の活動に費やす時間も確保できる。
「音楽もいいと思わない?」
軽い音楽ならいいけど、クラシック音楽みたいなのはなあ。J-POP でもあればともかく、異世界で異国だから無いだろうし。
町の広場とかでギターとかアコーディオンで演奏する人は居る。でもちょっと馴染みづらい音楽ばっかり。楽器も演奏できないし。
「もっと大衆向けになれば、とは思います」
「大衆向けって?」
「えっと。簡単で軽く聞き流せて口ずさみやすさがあって」
「なんか注文多いんだね」
俺に音楽のセンスがあれば広めることもできたんだろうな。何も無いや。
「絵画は?」
絵も興味無いし。漫画なら読む気になるけど、この世界にはまだ無さそうだし。
それにしてもデシリアって、意外と多趣味なのかも。
「漫画なら」
「え、何それ」
「あ、えっと、コマ絵」
「ああ、あれ」
たぶんデシリアが思ってるのは主に風刺漫画。ただの一枚絵で表現した奴。他には四コマ漫画っぽい奴でフキダシが無くて、絵の下にセリフが書いてある奴だと思う。
読んでも意味が分かりにくいし面白いとも思えないし。
まあいいや。日本の漫画を説明するのは無理があるから。
「なんか見つけようね」
「そうですね」
「今後は生活にも余裕が出ると思うから」
適当な店を見つけ入ると酒と軽食の店のようだ。居酒屋みたいなものか。
「ここでいい?」
「構いません」
カウンター席には厳つい感じの男性が複数。テーブル席にも厳つい男性が多く、数人と視線が合うと鼻で笑ってる感じがする。子どもが入る店じゃないとか、ミルクは無いぞ、なんて思われてるのかも。
デシリアを見る連中は上から下まで、舐めるような視線で品定めでもしてるのだろうか。セクハラだよなあ。でも、そんな概念は無さそうだし。
ひとり男が立ち上がり近付いてくる。
「よお。お子様はお断りなんだが」
デシリアが睨みつけると「お嬢ちゃん。ここは大人の社交場だぜ」と言いながら、胸元を見てるし。子どもだと思うなら胸元を見る必要無いと思う。本当に子どもなら見ても何もないでしょ。
顔を近付けてくるようで「酒臭い」とデシリアが言うが、全く意に介さず「そのガキは外に放り出して俺を相手した方がいい」なんて言ってるし。
「ガキじゃ無いから」
「はっはぁ! そうか。そいつがガキじゃないなら、俺はなんだ?」
「質の悪い酔っ払い」
「舐めてんじゃねえぞ、女の癖に」
立ち去った方がいいような。ガラの悪さが際立ってるし。
なんだか絵に描いたような酔っ払いだな。古臭いドラマを見てるかのようだし。
デシリアに触れようとする男だけど、手を叩くと「威勢がいいなあ、嬢ちゃん」とか言われてる。
そろそろ堪忍袋の緒が切れそうなデシリアだな。妙なものを召喚しないといいんだけど。
あ、そうか。銃を持たされたのって。
拳銃を取り出そうとしたら、デシリアの方が早かった。ダガーなんて持ち歩いてるんだ。喉元に突き付けてるし。
「おいおい、危ないだろ」
「黙らないと舌を切るけど」
「おおこわっ。だがな、そんなことをして、ただで済むと思うか?」
「済むからやってるの」
なんか店内が険悪な雰囲気になってる。複数の男が立ち上がって睨んでるし。すでに喧嘩腰の連中ばかりになって来た。
「あの、ここはやめましょう」
「そうだね。女に相手されない腐った野郎の溜まり場みたいだし」
「言ってくれるねえ。じゃあ、その腐った野郎に」
頬に拳銃を押し付けると「ガキが物騒なもん持ってるじゃねえか」と言って、少し怯んだようだ。
「玩具じゃないです」
「なんでそんなもん持ってる?」
「探索者だから」
そう言うと舌打ちしながら「ケッ。最近じゃガキも探索者やんのかよ」と言いながら、離れて元居た席におとなしく腰掛けるようだ。立ち上がっていた人たちも、みんな席に腰を下ろしてブツブツ文句言ってる。
睨んでるけどダガーをくるくる回すデシリアと、拳銃を構える俺に対して、これ以上絡む気はないようで。
「行こうか」
「そうですね」
外に出ると「意外とやるね」とデシリアに言われた。
探索者はモンスターを相手にするから、戦闘力は高いと一般には認知されてる。喧嘩ともなると一般男性程度では、歯が立つはずもなく伸されるだけらしい。
ゆえに探索者を名乗ると大概はおとなしくなるそうで。
「探索者に喧嘩売る人なんて、まず居ないから」
ただ、注意は必要らしい。路地裏などに入り込むと襲われるそうだ。
あの手の手合いは隙を見せると、平気で暴行に及ぶらしい。数で押されることもあり、幾ら探索者であってもリスクは伴うとか。
「表通りなら大丈夫だからね」
どんな町にも物騒な地域はあり、そこに足を踏み入れなければ、多くは治安はそこそこ良いそうだ。
改めて店を探し今度は一般的な客層の店に。
「ここなら大丈夫だね」
「そうみたいですね」
やっと昼食になり、いつも通り何かを煮込んだ料理か、すり潰した何か。
生で食べるのはリスクが高いんだろうな。全て加熱処理されてる。あと水も安全とは言い難いみたいだし。ろ過して煮沸しないと危なくて飲めない。だからアルコール飲料が多いんだろうな。アルコールで殺菌してると思う。
生で食べられるものが豊富で、生水が飲める日本が恋しい。
食事が済むと「帰ろうか」となり、俺の手を取って駅に向かうデシリアだ。
駅のホームに立つけど汽車はまだ来てない。
「もうすぐ来ると思うけど」
汽車が来るまでホーム上で待ってるけど手は繋がったまま。
さすがに迷子にはならないと思うんだけど。移動してないし。でも余計なことは言わない。せっかく繋いでくれてるから。
暫く待つと十分遅れで汽車が来たようで、客車に乗り込むと向かい合わせで座席に腰を下ろす。そうなると手は離れるわけで。
「また今度、休みに別の場所に遊びに行こうか」
「どこです?」
「そうだなあ。開放感のある場所がいいかも」
海にでも行って潮騒の中、のんびり過ごすのもいい、なんて言ってる。
俺とデシリアの二人だけ?
「普段は命懸けでしょ」
「そうですね」
「だからね、のんびり過ごせる場所の方が、気分転換になるよね」
確かにそれはあるかも。洞窟内を一日うろうろしてるわけだし。
「あの、二人でですか?」
「他に誰か一緒に行きたい人居るの?」
「いえ。心当たりすらありません」
「じゃあ二人で」
なんか、二人で行くってことに抵抗が無いのかな。何かあったらとか。あ、でも、俺だと軽くあしらわれそうだ。ダガーを突き付けられて「何? エッチしたいなら、あたしより強くなってからだよ」とか言われそうな。
妙な妄想なんかに囚われず、純粋に気分転換を図るのが良さそうだ。
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