50 / 80
Sid.50 荷物持ちが必要な理由
しおりを挟む
三十五階層の主を倒したあとは暫く休憩を取ることに。
階層が深くなればなるほど、緊張の度合いも増すから精神的に疲れる。他のメンバーはキャリアを積んでるから、この程度では疲れないとは思う。
初心者でしかない俺のために取る休憩だ。ただの荷物持ちに徹していれば、ここまで疲労感を感じないで済むけど、戦力としても見てるから。
三十六階層へ続く階段前の広間。
床に腰を下ろし水を口に含む。
ひとつ思ったのは、なんでラビリント内は仄かに明るいのか。照明があるわけでもないし、壁が光ってるわけでもないし天井も光らない。何となく明るい。空間自体が発光してるかのように。
肩が触れる位置に座るデシリアに視線を向ける。
「なに?」
「あの。ラビリント内ってなんで明るいんです?」
「そう言えば、なんでだろうね」
知らないようだ。
デシリアがモルテンに問うたようだけど。
「モルテンは知らない?」
「知らないな。過去に調べたらしいが結論は得られていない」
俺を見て「だって」と言うデシリアだ。これの解も迷宮入りか、なんて。
不思議なことだらけのラビリント。そして神だの悪魔だの。この世界は現実とファンタジーが融合してる。
でも、もしかしたら神とやらが、人間を使って遊んでるだけだったりして。
暇を持て余す神の娯楽。
「よし、三十六階層へ行くぞ」
モルテンの号令により全員が立ち上がり三十六階層へ向かう。
階段を下りる際にモルテンから「敵の強さがまた一段階上がる。イグナーツには厳しいから戦闘には参加しなくていい」と言われた。
相応のキャリアが無いと攻略は難しいそうで。それでも重機関銃があれば対処可能、と見ているらしい。銃弾を複数撃ち込めば倒せるのは確認済み。
連続して放てる重機関銃ならば、効率よく倒せるのではと言うのが、モルテンとヴェイセルによる見立て。
「イグナーツのことは、あたしが守るからね」
デシリアには魔法を使って欲しくないんだけど。
でも今の俺に何ができるのか、と言われれば何もできないに等しいのだろう。手際の悪い戦闘をしていたら結局、周りに迷惑になるだけだし。
それでも何とかしたい。
一応ライフルには十発入りのクリップをセットしておく。
三十六階層に足を踏み入れると、モルテンとアルヴィンが先導し、しんがりはヴェイセルが務める。
間に挟まれる俺とデシリアとヘンリケ。
「早速お出ましだ。右支洞」
支洞の手前でアルヴィンが察知し警戒態勢を取る。
慎重に歩みを進めると会敵するも、なんて言うか、ぬちゃぬちゃした感じのモンスター。ぬちゃぬちゃってなんだよ、と思うけど、粘体のような不定形でスライム?
剣に魔法を纏わせ一気に斬り掛かるモルテンが、一撃で仕留めはしたけど何かを浴びたようだ。
「くそ! 食らった」
「急いで浴びた部分を洗わないと」
「イグナーツ、水を」
粘体モンスターを倒した際に、飛び散った体液だか何かを浴びて、火傷をした感じになってる。
水を取り出し渡すと浴びた部分を洗浄してヘンリケが治療をする。
「あの、あれって」
「倒されると酸を浴びせるから」
近接戦闘では分が悪い。
「重機関銃が欲しい理由、分ったでしょ」
ライフル弾を一発二発撃ち込んでも、すぐには倒せない。何発も使うなら最初から飽和攻撃を食らわせられる、重機関銃の方が使えると判断したらしい。
距離を取っていれば体液を浴びて怪我をしなくても済む。
ただ、重すぎて運べなかった。ゆえにこの階層でとん挫していたらしい。
「今回は少し無理して進むけど、たぶん引き返すことになると思うよ」
デシリアの内側から破壊する黒魔法は二十分間使えなくなる。ヘンリケの聖法術は体調次第の面はあれど、ひとつの属性につき一日最大で二十回前後。現時点で四属性あるが、相性の問題もありここで使えるのは二属性。
背中越しに発砲音があり、ボルトを引く音と発砲音が何度も続く。
ヴェイセルが後方から来た粘体モンスターの相手をしてるんだ。
「イグナーツ。予備弾倉を渡してくれ」
「あ、はい」
十発入りのクリップを全弾消費して、やっと一体倒せる感じなのか。
穴だらけにされた粘体モンスターは、倒されると水溜まり状態になってる。魔石はその中心にあって取りに行こうとしたら。
「気を付けて。その水みたいなのは酸だから」
「え」
「触れると溶けるからね」
じゃあどうやって回収するんだろう。と思っていたらヴェイセルが「こうやって寄せてから取る」と言って、ライフルの銃口を持ち銃床を魔石に当てて転がし、手元に手繰り寄せて手にしたようだ。
手にする際も布で掴み拭き取ってから手渡してくる。
「安易に触れると怪我をするからな」
それでも三十分程度で酸は中和か分解なのか、ただの水になるらしい。
ただ、三十分も待っていられないから、何某かの手段でもって回収するそうだ。
「あの、木は溶けないんですか?」
「木材とガラスは溶けないな」
「じゃあ今後は杖を持参します」
「ああ、それはいいかもしれん」
荷物持ちが居ることのメリットだと。これまでは武器弾薬と飲料や食料に重点を置いていた。戦闘や生命維持に必要なものに限られる。
でも荷物持ちが居れば普段は不要なものも運べるから。
モルテンの治療が済み移動を開始するけど、どうにも近接戦闘職とは相性が悪いようで。
アルヴィンの剣もリーチが短く、近付き過ぎると酸を浴びて怪我をする。
黒魔法や聖法術は一体を相手にするには勿体無い。使用回数や時間制限付きだから。
「残り五十一個か」
クリップは俺が持つ四十七個。ヴェイセルが自身で持つ四個。俺の分で十個。
使い切れば前衛のリスクが上がる。
「あ、あの」
疑問が湧いてデシリアに聞いてみた。
「魔法ですけど外側からは効果が無いんですか?」
「少しはあるよ。その分、回数が必要になるから」
見た目派手な魔法は何発も放つ必要がある。連続で放てば使用者に精神的な疲労が溜まる。だから無限に放てるわけではないと。
この階層だけに粘体モンスターが出るなら、それでもいいが、先がどうなっているかは現時点で不明。
「だからね、無理はしないの」
重機関銃を是が非でも欲しい理由。そして俺を加入させた理由。納得した。
みんな強いのは確かだけど万能じゃない。力押しでは行き詰る。ご都合主義のファンタジーとは違うんだ。
現実ってのは上手く行かないものなんだな。
再び進むけど粘体モンスターの出現の度に、クリップひとつ消費することに。
「無理があるな」
「俺が少々の怪我でも押せば済むんだが」
「治療が大変だから無理はしないで」
クリップを十個消費した段階で、三十六階層を抜けることができるようだ。
「さて、この先は三十七階層になる」
「引き返した方がいいと思う」
「イグナーツに重機関銃を持ってもらえるまでは」
無理に進まず数日待って先へ進めばいい、と結論を得た。
三十五階層に戻るためにさらに十一個のクリップを消費。それ以外では聖法術を使い三体倒し、黒魔法を一回使い一体を倒した。
重機関銃があれば、この階層は俺でも役立てる。
三十五階層に戻るとラビリント内で一泊することに。
「今から戻ると夜になるからな。出入口は閉じられてる」
守衛が居なくなるから救助要請以外では、外に出られないらしい。
と言うことで、夕食を済ませ寝ることになるけど。
「汗と埃を流したい」
そう口にして水で濡らしたタオルで顔を拭うデシリアだ。
「シャワー欲しいよね」
俺に同意を求められても。そもそも俺は一日や二日程度なら、風呂に入らなくても問題無いし。なんなら一週間は耐えられる。これも農家に居たからだ。贅沢だもん、この世界だと。
「寝袋、床から冷たいのが伝ってくるんだよ」
「確かに少し冷えますけど」
「もう一個持ってこれない?」
「考えておきます」
俺の隣で寝袋に包まり要望を口にしてるし。でもデシリアのためなら、余分に持つのはありだ。
階層が深くなればなるほど、緊張の度合いも増すから精神的に疲れる。他のメンバーはキャリアを積んでるから、この程度では疲れないとは思う。
初心者でしかない俺のために取る休憩だ。ただの荷物持ちに徹していれば、ここまで疲労感を感じないで済むけど、戦力としても見てるから。
三十六階層へ続く階段前の広間。
床に腰を下ろし水を口に含む。
ひとつ思ったのは、なんでラビリント内は仄かに明るいのか。照明があるわけでもないし、壁が光ってるわけでもないし天井も光らない。何となく明るい。空間自体が発光してるかのように。
肩が触れる位置に座るデシリアに視線を向ける。
「なに?」
「あの。ラビリント内ってなんで明るいんです?」
「そう言えば、なんでだろうね」
知らないようだ。
デシリアがモルテンに問うたようだけど。
「モルテンは知らない?」
「知らないな。過去に調べたらしいが結論は得られていない」
俺を見て「だって」と言うデシリアだ。これの解も迷宮入りか、なんて。
不思議なことだらけのラビリント。そして神だの悪魔だの。この世界は現実とファンタジーが融合してる。
でも、もしかしたら神とやらが、人間を使って遊んでるだけだったりして。
暇を持て余す神の娯楽。
「よし、三十六階層へ行くぞ」
モルテンの号令により全員が立ち上がり三十六階層へ向かう。
階段を下りる際にモルテンから「敵の強さがまた一段階上がる。イグナーツには厳しいから戦闘には参加しなくていい」と言われた。
相応のキャリアが無いと攻略は難しいそうで。それでも重機関銃があれば対処可能、と見ているらしい。銃弾を複数撃ち込めば倒せるのは確認済み。
連続して放てる重機関銃ならば、効率よく倒せるのではと言うのが、モルテンとヴェイセルによる見立て。
「イグナーツのことは、あたしが守るからね」
デシリアには魔法を使って欲しくないんだけど。
でも今の俺に何ができるのか、と言われれば何もできないに等しいのだろう。手際の悪い戦闘をしていたら結局、周りに迷惑になるだけだし。
それでも何とかしたい。
一応ライフルには十発入りのクリップをセットしておく。
三十六階層に足を踏み入れると、モルテンとアルヴィンが先導し、しんがりはヴェイセルが務める。
間に挟まれる俺とデシリアとヘンリケ。
「早速お出ましだ。右支洞」
支洞の手前でアルヴィンが察知し警戒態勢を取る。
慎重に歩みを進めると会敵するも、なんて言うか、ぬちゃぬちゃした感じのモンスター。ぬちゃぬちゃってなんだよ、と思うけど、粘体のような不定形でスライム?
剣に魔法を纏わせ一気に斬り掛かるモルテンが、一撃で仕留めはしたけど何かを浴びたようだ。
「くそ! 食らった」
「急いで浴びた部分を洗わないと」
「イグナーツ、水を」
粘体モンスターを倒した際に、飛び散った体液だか何かを浴びて、火傷をした感じになってる。
水を取り出し渡すと浴びた部分を洗浄してヘンリケが治療をする。
「あの、あれって」
「倒されると酸を浴びせるから」
近接戦闘では分が悪い。
「重機関銃が欲しい理由、分ったでしょ」
ライフル弾を一発二発撃ち込んでも、すぐには倒せない。何発も使うなら最初から飽和攻撃を食らわせられる、重機関銃の方が使えると判断したらしい。
距離を取っていれば体液を浴びて怪我をしなくても済む。
ただ、重すぎて運べなかった。ゆえにこの階層でとん挫していたらしい。
「今回は少し無理して進むけど、たぶん引き返すことになると思うよ」
デシリアの内側から破壊する黒魔法は二十分間使えなくなる。ヘンリケの聖法術は体調次第の面はあれど、ひとつの属性につき一日最大で二十回前後。現時点で四属性あるが、相性の問題もありここで使えるのは二属性。
背中越しに発砲音があり、ボルトを引く音と発砲音が何度も続く。
ヴェイセルが後方から来た粘体モンスターの相手をしてるんだ。
「イグナーツ。予備弾倉を渡してくれ」
「あ、はい」
十発入りのクリップを全弾消費して、やっと一体倒せる感じなのか。
穴だらけにされた粘体モンスターは、倒されると水溜まり状態になってる。魔石はその中心にあって取りに行こうとしたら。
「気を付けて。その水みたいなのは酸だから」
「え」
「触れると溶けるからね」
じゃあどうやって回収するんだろう。と思っていたらヴェイセルが「こうやって寄せてから取る」と言って、ライフルの銃口を持ち銃床を魔石に当てて転がし、手元に手繰り寄せて手にしたようだ。
手にする際も布で掴み拭き取ってから手渡してくる。
「安易に触れると怪我をするからな」
それでも三十分程度で酸は中和か分解なのか、ただの水になるらしい。
ただ、三十分も待っていられないから、何某かの手段でもって回収するそうだ。
「あの、木は溶けないんですか?」
「木材とガラスは溶けないな」
「じゃあ今後は杖を持参します」
「ああ、それはいいかもしれん」
荷物持ちが居ることのメリットだと。これまでは武器弾薬と飲料や食料に重点を置いていた。戦闘や生命維持に必要なものに限られる。
でも荷物持ちが居れば普段は不要なものも運べるから。
モルテンの治療が済み移動を開始するけど、どうにも近接戦闘職とは相性が悪いようで。
アルヴィンの剣もリーチが短く、近付き過ぎると酸を浴びて怪我をする。
黒魔法や聖法術は一体を相手にするには勿体無い。使用回数や時間制限付きだから。
「残り五十一個か」
クリップは俺が持つ四十七個。ヴェイセルが自身で持つ四個。俺の分で十個。
使い切れば前衛のリスクが上がる。
「あ、あの」
疑問が湧いてデシリアに聞いてみた。
「魔法ですけど外側からは効果が無いんですか?」
「少しはあるよ。その分、回数が必要になるから」
見た目派手な魔法は何発も放つ必要がある。連続で放てば使用者に精神的な疲労が溜まる。だから無限に放てるわけではないと。
この階層だけに粘体モンスターが出るなら、それでもいいが、先がどうなっているかは現時点で不明。
「だからね、無理はしないの」
重機関銃を是が非でも欲しい理由。そして俺を加入させた理由。納得した。
みんな強いのは確かだけど万能じゃない。力押しでは行き詰る。ご都合主義のファンタジーとは違うんだ。
現実ってのは上手く行かないものなんだな。
再び進むけど粘体モンスターの出現の度に、クリップひとつ消費することに。
「無理があるな」
「俺が少々の怪我でも押せば済むんだが」
「治療が大変だから無理はしないで」
クリップを十個消費した段階で、三十六階層を抜けることができるようだ。
「さて、この先は三十七階層になる」
「引き返した方がいいと思う」
「イグナーツに重機関銃を持ってもらえるまでは」
無理に進まず数日待って先へ進めばいい、と結論を得た。
三十五階層に戻るためにさらに十一個のクリップを消費。それ以外では聖法術を使い三体倒し、黒魔法を一回使い一体を倒した。
重機関銃があれば、この階層は俺でも役立てる。
三十五階層に戻るとラビリント内で一泊することに。
「今から戻ると夜になるからな。出入口は閉じられてる」
守衛が居なくなるから救助要請以外では、外に出られないらしい。
と言うことで、夕食を済ませ寝ることになるけど。
「汗と埃を流したい」
そう口にして水で濡らしたタオルで顔を拭うデシリアだ。
「シャワー欲しいよね」
俺に同意を求められても。そもそも俺は一日や二日程度なら、風呂に入らなくても問題無いし。なんなら一週間は耐えられる。これも農家に居たからだ。贅沢だもん、この世界だと。
「寝袋、床から冷たいのが伝ってくるんだよ」
「確かに少し冷えますけど」
「もう一個持ってこれない?」
「考えておきます」
俺の隣で寝袋に包まり要望を口にしてるし。でもデシリアのためなら、余分に持つのはありだ。
2
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる