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Sid.65 想定外の状況により撤退
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三十七階層のモンスターはトゲ状にした溶解液を飛ばす。ますます接近戦が難しい相手になるわけで。防具が無いと攻略が難しいかも。
それでも先へと進み会敵すると銃撃となり、飛んでくるトゲを回避するメンバーだけど、俺だけ重さゆえ動きが鈍ることで攻撃を食らう。これを何度か繰り返すと服は穴だらけだ。ヘンリケのお陰で怪我は治るけど、目に浴びたら失明しそうだな。
「ゴーグルなりメガネを用意した方がいいな」
モルテンも思っていたようで、次回からは三十六階層から四十階層まで、目を保護するものを持参することにしたようだ。でも、俺やヴェイセルは持ってるんだよね。最近使って無いけど、ここでは使った方が良さそうだ。
穴だらけの服を見るデシリアだけど。
「帰ったら服、新調しようね」
デシリアが買ってあげる、とか言ってるけど手当が出るから、それは遠慮しておこうと思う。
「大丈夫。自分で買うから」
「じゃあラウンドシールド買ってあげる」
「それはパーティーで支給してくれるんじゃ?」
「あたしにも何かさせてよ」
俺ばかりが攻撃を食らい痛い思いをし、我慢を強いられているのが耐えられないそうだ。
本来であれば黒魔法でモンスターを蒸発させてやりたいとか。でもそれをすると感情を失いかねない。いざという時以外は使わないで、と懇願したから我慢してるそうで。
デシリアを見ると目が合う。もどかしそうだ。
何度か怪我を負いながらも三十七階層を抜け、三十八階層へと足を踏み入れる。
同じ系統のモンスターだとすれば溶解液を放つのだろう。俺にとっての苦難はまだ続くってことで。
「右前方支洞だ」
アルヴィンによりモンスターが向かってくることを知らされ、即座に戦闘態勢を取るヴェイセルが居て銃撃になる。
ただ、装弾数が少ないから弾切れも早い。
予備の弾倉をすぐ手渡せるよう準備して待つ。タイミングを見て渡すと弾倉交換の手際もいい。
「前後! 挟まれるぞ」
またもアルヴィンが知らせるけど、前方はヴェイセルが対処し後方は俺。事前に予備弾倉をひとつ渡しておく。俺が戦闘中に弾倉を渡す余裕は無いから。
向かってくる粘体状のモンスターに対し、銃撃を繰り返すと弾け飛び溶解液がぶちまけられる。壁や天井や床に無数の小さな穴が開く。浴びたら俺も穴だらけになるな。
「ラビリントの壁や床にまで穴が開くのか」
「相当強力な溶解液のようだ」
戦闘が終了し確認するモルテンとヴェイセルだ。通常ラビリントを構成する物質は、耐魔法性に優れ耐衝撃性にも優れ、破壊するのが難しいものらしい。それを溶かすのだから一線を画している、と言えるようで。危ないってことだよね。
魔石回収も慎重に行い触れないようにする。
「木は溶けないがガラスは壊れるのか」
モルテンやアルヴィンが調べて、ガラスも結晶化させ破損させると気付いたようだ。非結晶のガラスは構造的には液体。でも個体として存在する。そしてガラスはアルカリ性溶液には弱い。でも酸とアルカリ、両方の性質を持つなんて無いと思うけど。魔法がある世界だから触れた物質によって、瞬時に変質するのかもしれない。都合の良い解釈だとは思うけど説明付かないし。
「あの、木材は酸にもアルカリにも溶けないです」
「え」
「腐食変色変質はします」
セルロース、リグニン、ヘミセルロースの三種類の物質により、さながら鉄筋コンクリートのような強固な構造になってるから。
ゆえに溶解しないって言われてる。燃えやすいけど。加熱には弱いってことで。セルロースやリグニンなどの有機物が、気化して可燃性ガスになるかららしい。
溶かすにはイオン液体とかあったと思う。
なんて説明をすると驚かれた。
「本当に教育受けてないの?」
「そうだな。とても初等や中等教育で得られる知識じゃない」
「高等教育でも学んでないけど」
単に興味本位で調べただけなんだけどな。学校の授業ではやってない。
こっちの世界でのことじゃなく、元の世界でのことだけど。
またもデシリアが。ただの驚きなのか尊敬なのか「イグナーツって凄いよね」と。
「凄くないけど」
「だって、誰も知らない知識がある」
「誰もって、どこかの大学なら」
「大学でしょ? 初等教育も受けてないのに」
十九世紀末期と二十一世紀じゃ違うよね。百年あれば技術は飛躍的に進歩するし。二十世紀には一気に技術が進んだから。それでも宇宙や深海は未知の領域。
いつか宇宙旅行なんて思ったりもしたけど、この世界ではまずは空を飛べないと。
驚かれたけど、まだラビリント内で安全な場所じゃない。呑気に会話を交わす余裕はないから。
先を急ぐということで移動をするけど、次からは木製のシールドを全員装備する、ってことになった。
で、歩いていて疑問がひとつ。
「あ、でもなんで銃弾は溶けないのかな」
「え」
「ああ、そう言えばそうだな」
銃弾は金属でできてる。金属を容易に溶かすのになぜか通用する。
「イグナーツは何か分かるか?」
「えっと。推測の域を出ないですけど」
攻撃を食らった際はただの粘体。飛び散る際や自ら攻撃をする時に、酸やアルカリの体液を飛ばす。
と考えれば多少でも辻褄が合いそうな。
「ってことです」
「なるほど」
「イグナーツって天才?」
「違うと思う」
こんな話をしていると戦闘になり、銃撃を行いモンスターを排除していく。
時々攻撃を食らって痛い思いもするけど、ヘンリケの治療で助けられ三十八階層を抜けた。
「ここを抜ければ階層主との戦闘になる」
気を抜くな、と言われた。
「上! 天井だ」
全員が一斉に上を見ると天井に張り付く粘体。
どろどろした液状で、だらんと下がり落ちてくる。飲み込まれたら死ぬかもしれない。
ヴェイセルが銃撃をすると、びちゃびちゃと周囲に跳ね飛び、溶解液が飛散し全員が飛沫を浴びてしまう。
「痛っ!」
「くそ」
「あっつ」
デシリアが黒魔法を使い瞬時に蒸発させたけど、全員が負傷する最悪の事態と言えそうな。
ヘンリケが自分を後回しにし、俺やヴェイセル、そしてデシリアやモルテン、アルヴィンの順で治療を施していく。
「ヘンリケさんは大丈夫なんですか?」
「あたしはね、後回し。怪我したままだと次の戦闘に困るでしょ」
治療される間にヘンリケの創傷部には水を掛け、悪化しないようにしておいたけど、辛そうな表情を見せながら全員の治療を終えた。
最後に自分で自分の治療を施し、何とか事なきを得た感じだ。
「厄介だな」
「あの、水の消費が多いです」
この先、全員が負傷し続けると水が足りなくなる。死活問題になりかねないとなり、準備不足と情報不足ってことで、引き返すか進むか決を採ることに。
「戻ると言っても結局は戦闘をすることになる」
「でも、このまま進んでも水が無くなるんでしょ」
「仕方ない。引き返して改めて攻略する」
「無理に進めば被害が大きくなる。出直しだな」
全員が同じ意見になったところで引き返すことに。
国内最高峰と呼ばれる探索者パーティーでも、こうして引き返す選択しか取れない。それだけラビリントって深い階層は難易度が高いんだ。
引き返すとなると行動が速い。
元来た道を戻り戦闘を熟しながら、一気に三十五階層まで戻ると一度休憩を取る。
三十五階層に到着した時点で、俺だけ服が穴だらけ。みんなも三十九階層で受けた傷で穴が開いてる状態。
ここまで追い込まれたのって。
「こういうことって、今まであったんですか?」
「あったぞ」
「深く潜れば潜る程ね、苦戦するから」
「怪我も多くなるからな」
それだけラビリントは危険な場所だと。
これら情報を持って探索者ギルドに報告し、のちに来るであろう探索者が同じ轍を踏まずに済むようにする。それが先陣を切って進む自分たちの仕事だと。
「これがあって高額な情報量を得られてるけどな」
ラビリントの情報は極めて貴重。ギルドが情報量を支払い探索者全員が共有する。
それでも先へと進み会敵すると銃撃となり、飛んでくるトゲを回避するメンバーだけど、俺だけ重さゆえ動きが鈍ることで攻撃を食らう。これを何度か繰り返すと服は穴だらけだ。ヘンリケのお陰で怪我は治るけど、目に浴びたら失明しそうだな。
「ゴーグルなりメガネを用意した方がいいな」
モルテンも思っていたようで、次回からは三十六階層から四十階層まで、目を保護するものを持参することにしたようだ。でも、俺やヴェイセルは持ってるんだよね。最近使って無いけど、ここでは使った方が良さそうだ。
穴だらけの服を見るデシリアだけど。
「帰ったら服、新調しようね」
デシリアが買ってあげる、とか言ってるけど手当が出るから、それは遠慮しておこうと思う。
「大丈夫。自分で買うから」
「じゃあラウンドシールド買ってあげる」
「それはパーティーで支給してくれるんじゃ?」
「あたしにも何かさせてよ」
俺ばかりが攻撃を食らい痛い思いをし、我慢を強いられているのが耐えられないそうだ。
本来であれば黒魔法でモンスターを蒸発させてやりたいとか。でもそれをすると感情を失いかねない。いざという時以外は使わないで、と懇願したから我慢してるそうで。
デシリアを見ると目が合う。もどかしそうだ。
何度か怪我を負いながらも三十七階層を抜け、三十八階層へと足を踏み入れる。
同じ系統のモンスターだとすれば溶解液を放つのだろう。俺にとっての苦難はまだ続くってことで。
「右前方支洞だ」
アルヴィンによりモンスターが向かってくることを知らされ、即座に戦闘態勢を取るヴェイセルが居て銃撃になる。
ただ、装弾数が少ないから弾切れも早い。
予備の弾倉をすぐ手渡せるよう準備して待つ。タイミングを見て渡すと弾倉交換の手際もいい。
「前後! 挟まれるぞ」
またもアルヴィンが知らせるけど、前方はヴェイセルが対処し後方は俺。事前に予備弾倉をひとつ渡しておく。俺が戦闘中に弾倉を渡す余裕は無いから。
向かってくる粘体状のモンスターに対し、銃撃を繰り返すと弾け飛び溶解液がぶちまけられる。壁や天井や床に無数の小さな穴が開く。浴びたら俺も穴だらけになるな。
「ラビリントの壁や床にまで穴が開くのか」
「相当強力な溶解液のようだ」
戦闘が終了し確認するモルテンとヴェイセルだ。通常ラビリントを構成する物質は、耐魔法性に優れ耐衝撃性にも優れ、破壊するのが難しいものらしい。それを溶かすのだから一線を画している、と言えるようで。危ないってことだよね。
魔石回収も慎重に行い触れないようにする。
「木は溶けないがガラスは壊れるのか」
モルテンやアルヴィンが調べて、ガラスも結晶化させ破損させると気付いたようだ。非結晶のガラスは構造的には液体。でも個体として存在する。そしてガラスはアルカリ性溶液には弱い。でも酸とアルカリ、両方の性質を持つなんて無いと思うけど。魔法がある世界だから触れた物質によって、瞬時に変質するのかもしれない。都合の良い解釈だとは思うけど説明付かないし。
「あの、木材は酸にもアルカリにも溶けないです」
「え」
「腐食変色変質はします」
セルロース、リグニン、ヘミセルロースの三種類の物質により、さながら鉄筋コンクリートのような強固な構造になってるから。
ゆえに溶解しないって言われてる。燃えやすいけど。加熱には弱いってことで。セルロースやリグニンなどの有機物が、気化して可燃性ガスになるかららしい。
溶かすにはイオン液体とかあったと思う。
なんて説明をすると驚かれた。
「本当に教育受けてないの?」
「そうだな。とても初等や中等教育で得られる知識じゃない」
「高等教育でも学んでないけど」
単に興味本位で調べただけなんだけどな。学校の授業ではやってない。
こっちの世界でのことじゃなく、元の世界でのことだけど。
またもデシリアが。ただの驚きなのか尊敬なのか「イグナーツって凄いよね」と。
「凄くないけど」
「だって、誰も知らない知識がある」
「誰もって、どこかの大学なら」
「大学でしょ? 初等教育も受けてないのに」
十九世紀末期と二十一世紀じゃ違うよね。百年あれば技術は飛躍的に進歩するし。二十世紀には一気に技術が進んだから。それでも宇宙や深海は未知の領域。
いつか宇宙旅行なんて思ったりもしたけど、この世界ではまずは空を飛べないと。
驚かれたけど、まだラビリント内で安全な場所じゃない。呑気に会話を交わす余裕はないから。
先を急ぐということで移動をするけど、次からは木製のシールドを全員装備する、ってことになった。
で、歩いていて疑問がひとつ。
「あ、でもなんで銃弾は溶けないのかな」
「え」
「ああ、そう言えばそうだな」
銃弾は金属でできてる。金属を容易に溶かすのになぜか通用する。
「イグナーツは何か分かるか?」
「えっと。推測の域を出ないですけど」
攻撃を食らった際はただの粘体。飛び散る際や自ら攻撃をする時に、酸やアルカリの体液を飛ばす。
と考えれば多少でも辻褄が合いそうな。
「ってことです」
「なるほど」
「イグナーツって天才?」
「違うと思う」
こんな話をしていると戦闘になり、銃撃を行いモンスターを排除していく。
時々攻撃を食らって痛い思いもするけど、ヘンリケの治療で助けられ三十八階層を抜けた。
「ここを抜ければ階層主との戦闘になる」
気を抜くな、と言われた。
「上! 天井だ」
全員が一斉に上を見ると天井に張り付く粘体。
どろどろした液状で、だらんと下がり落ちてくる。飲み込まれたら死ぬかもしれない。
ヴェイセルが銃撃をすると、びちゃびちゃと周囲に跳ね飛び、溶解液が飛散し全員が飛沫を浴びてしまう。
「痛っ!」
「くそ」
「あっつ」
デシリアが黒魔法を使い瞬時に蒸発させたけど、全員が負傷する最悪の事態と言えそうな。
ヘンリケが自分を後回しにし、俺やヴェイセル、そしてデシリアやモルテン、アルヴィンの順で治療を施していく。
「ヘンリケさんは大丈夫なんですか?」
「あたしはね、後回し。怪我したままだと次の戦闘に困るでしょ」
治療される間にヘンリケの創傷部には水を掛け、悪化しないようにしておいたけど、辛そうな表情を見せながら全員の治療を終えた。
最後に自分で自分の治療を施し、何とか事なきを得た感じだ。
「厄介だな」
「あの、水の消費が多いです」
この先、全員が負傷し続けると水が足りなくなる。死活問題になりかねないとなり、準備不足と情報不足ってことで、引き返すか進むか決を採ることに。
「戻ると言っても結局は戦闘をすることになる」
「でも、このまま進んでも水が無くなるんでしょ」
「仕方ない。引き返して改めて攻略する」
「無理に進めば被害が大きくなる。出直しだな」
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引き返すとなると行動が速い。
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三十五階層に到着した時点で、俺だけ服が穴だらけ。みんなも三十九階層で受けた傷で穴が開いてる状態。
ここまで追い込まれたのって。
「こういうことって、今まであったんですか?」
「あったぞ」
「深く潜れば潜る程ね、苦戦するから」
「怪我も多くなるからな」
それだけラビリントは危険な場所だと。
これら情報を持って探索者ギルドに報告し、のちに来るであろう探索者が同じ轍を踏まずに済むようにする。それが先陣を切って進む自分たちの仕事だと。
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