異世界に渡ったら獣人だった!

小猫田猫助

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はじまり

10話 剣技より体技

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ーテイルズ家(朝)ー

「ナート!今日から俺と鍛錬だな!鍛えてやるから覚悟しろよ!」
「はい!まさかデアドさんが騎士だったなんて驚きましたが、料理も美味しくて、強くて、僕はデアドさんみたいになりたいです!」
「そうか?お前ならなれる!」
「何朝からニヤニヤしてるんだい。」
「ラウラ聞いてくれよ!ナートは将来俺みたいになるのが夢だってよ!」
「それで嬉しくてそんな顔してたのかい。まぁでも、お前さんはかっこいいからね、憧れるのは当たり前じゃないか!」
「ラウラ!女の子だったら素敵なお前に憧れてただろうな!」

イチャイチャ...

「ご馳走様でした~!上で準備してきま~す。」

 デアドさんもラウラさんも突然イチャイチャするから困ったもんだな。
……

ー30分後ー

 まだ見つめ合ってた!ここまでくると逆にすごいかも!

「デアドさん!朝の鍛錬行くんでしょ!」
「あ~、ラウラと夜の鍛錬したいな。」

下ネタまでぶち込んできた?!

「そんな事言ってないで!行きますよ!もう遅れて怒られたく無いから、置いてきます!!」
「ハッ!ま、待ってくれナート!親子の楽しい鍛錬に仲良く行きたかったのに!」
「行ってらっしゃい!頑張っておいで~!」
……

「ナート待ってくれ!一緒に行こう!!」
「もう、ラウラさんと仲が良いのは僕も嬉しいですが、朝のイチャイチャは短めにしてください!」
「わかった!でもラウラが可愛いと思うと止められないんだよな~。」

 すでにイチャイチャを短くするのは無理そうだ。

ーざわざわー
『うわぁ最低』
『信じらんない』
『かっこ悪い』

「なんか向こうが騒がしいですね。どうしたんでしょう?」
「本当だな、なんかあったのか?
 パン屋の旦那、おはよう!あっちでなんかあったのか?」
「デアドとナートか!おはよう。」
「おはようございます!」
「どうもあっちで、パンツ一丁の男が倒れてたらしいぞ。」
「へー、酔ってたのか?まぁ何にしても迷惑な話だな。」

 パンツ一丁の男は、ナートに攻撃をした事に腹を立てたジアとノイテにやられたイジオタだった。
......


「先生!おはようございます!」
「おはようございます!」
「おはよう。時間ぴったりじゃな。」
「朝からデアドさんとラウラさんがイチャイチャしてて遅れそうでしたが、どうにか間に合いました。」
「はぁ…デアド。何度も言うておるじゃろ、イチャイチャも程々にするんじゃ!」
「先生に言うなんてナート酷いぞ!」
「これ!ナートに迷惑を掛けておるのはお主じゃぞ!親なんだから子にそんな風に言うんじゃない!」
「はい…すみませんでした。」

「さて訓練を始めるとするかの。まずナートの剣が、どのくらい出来るのか見るとするかの。
 デアド、軽くナートの剣を受けてくれんかの?」
「はい。ナート、全力で来い!」

 え?初めは素振りからとかじゃないの?剣なんて子供の頃ふざけてヒーローのマネをしながらやっただけで、全然知らないよ!

「はい。よろしくお願いします!」

 ナートは剣を大きく振りかぶり、上から振り降ろそうとする…が、重たくて持ち上げることが出来ない!

「酷いのぉ。この剣は子供でも大丈夫な剣なんじゃがの。しょうがない、短剣にしなさい。」
「よし、今度こそ全力で来い!」
「はい!」

 ナートは短剣に武器を変更した。ナートは短剣を脇に構え突進して短剣で突きを繰り出す。
 が、デアドに簡単に避けられた!

「酷いのぉ...ここまでとは...お主は先ず剣を持てるくらいの腕力をつける事からじゃ。
 それと剣の前に体術を覚えることが必要じゃの。」
「そうですね…剣の前の段階でしたね。」

うぅ...こんなにダメダメなんて...

「ナート、落ち込むな!
 いいか、ある程度までは鍛錬すればするだけ強くなるもんだ!鍛錬は裏切らない!!」
「…鍛錬は裏切らない?」
「そうだ!大き声でもう一度言ってみろ!」
「鍛錬は裏切らない!」
「もっと大きい声で!!」
「鍛錬は裏切らない!!!!」
「そうだ!先ずは俺と走り込みと筋トレ、組手をするぞ!」
「はい!!」
「わしは要らないかの。家におるから、なんかあったら呼ぶんじゃぞ?
 聞いておるか?…聞いておらんの。」
「よし!ナート少し速度上げるぞ!ついて来い!」
「はい!」
……

ー翌日の朝ー
「ナート!起きなさい!ご飯だよ!起きてこないなんて珍しいね。」
「助けて~!痛い~!」
「どうしたんだい?!」
「筋肉痛で痛くて動けない...」
「…あんた達!もっと考えて鍛錬しな!」
「…やり過ぎちまったか。いま先生呼んでくるからな。」
……

「筋肉痛なんかで呼ぶとは…鍛錬で調子に乗りすぎじゃぞ!
 ナート!毎度、筋肉痛なんぞで朝っぱら呼ばれてはかなわんから、後で筋肉痛を治す魔法を教えるから、今日1日で覚えるんじゃ!!」
「はい…すみません。」
「ついでにデアド!お前も覚えるんじゃ!!」
「え?!おれは治癒系の魔法はどうも苦手で…」
「ならぬ!覚えるんじゃ!!」
「はい…。」
「先生…うちのが迷惑かけて本当にすみませんね。
 そうだ!朝ごはん食べていってくださいよ!先生の好きな果物、飛びぶどうがあるんで!」
「おぉ、飛びぶどうか!もうそんな季節になったのかの。それじゃあ、お言葉に甘えるとするかの。」
……

ーしっぽ亭(夜)ー

「ナートなんか疲れてないか?」
「わかりますか?今日先生に筋肉痛を治す治癒魔法について朝から習ってたんですが、今日一日で習得しろって...朝は座学、お昼の仕事終わってからはひたすら魔法の練習で...
 最後に本当に習得出来てるかどうか確認するために"明日筋肉痛になっとらんといかん"って言って筋トレをさせられたんですよ。」
「さすが、悪魔の指導者だな。」
「先生に教わってた時の事を思い出すね。」
「因みにデアドさんも仕事の前に座学して、昼休憩で魔法を習得させられたんですよ。」
「うわぁ、デアドさん治癒魔法不得意なのに!」
「という訳で本日のメニューはデアドさんが疲れてるので、ステーキ料理だけになります。申し訳ございません。」
「お客にまで皺寄せが来るなんて!!」
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