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18 ωを犯していいのはアルファ喪女だけ

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『ただ今より報道特別番組をお送り致します。本日より子作りを目的とするレイプは合法であるという法律が試験的に施行されました。レイプ対象は子供が産めるωの男性に限るので注意が必要です』

 なんかテレビでレイプ合法化とかいうヤバいニュースが飛び込んできたんですけどwww
 いくら我が国が少子化だからって、そこまでやるかフツーwww
 野党は最後までレイプ法案に反対してたんだけど、結局与党側に数の暴力で強制採決されちゃったみたい……。
 一体どうなっちゃうの、この国???

腐兄人ふえひと、よく聞きなさい。あなたは絶対うちの外に出ちゃダメよ。もうこの国に安全な場所なんてどこにもないのだから……」

 腐兄人ふえひとはイマイチ状況を呑み込めてないみたいだったけど、私の気迫に押されて力強く頷いた。

「買い物に出かけたっきり戻ってこないオメガが心配だわ。大変な目に遭ってなければいいんだけど……」

 オメガのことを思うと、居ても立っても居られなくなり、次の瞬間には家を飛び出していた……。


ーーー


「ぎゃああああああああッ!!!」

 オメガの絶叫が周囲にこだました。
 レイパーが背後からオメガに掴みかかろうと襲ってくる。

「はあ、はあ……」

 レイパーの荒い息づかいが聞こえる。
 一陣の風が吹きすぎると、オメガの髪が風にたなびき、何本かが唇の端にまといついた。

「あひゃひゃwwwレイプが合法になったにも関わらず、抵抗するなどとはけしからんですなwwwおとなしく我が子を孕めよ~んwww」
「もうキモいな! こっち来るな、変態ッ!!!」

 オメガは眉をつりあげる。

「レイプされるために生まれてきたくせに生意気だなぁ~wwwこれはしっかり孕ませないとじゃ~んwww」

 そう言うと、レイパーは素早い動きで大地を蹴って襲いかかる。

「なッ、何をするのッ⁉︎」

 レイパーは逃げようとあとずさるオメガの手首をつかみ、床にねじ伏せた。
 オメガはヒップを高く上げた恥ずかしいポーズを取らされ、イヤイヤとかぶりを振る。ひんやりとした空気が股奥を舐めあげる。

「い、痛いッ、離してぇッ!」

 逃れようと身悶えるが、抵抗むなしく仰向けに引っくりかえされる。

「ああッ、やめてッ! いやぁあッ!」

 レイパーは荒く息を弾ませ、欲望に血走った目でオメガの痴態を見つめながら、硬直した欲棒を愛撫していた。
 周囲にいた通行人たちはオメガがレイプされるのを見ながらオナニーし始める。そんな光景を目にした瞬間、裸エプロン姿のオメガの身体が羞恥に赤く染まる。両手で顔を覆って、叫ぶ。

「こ、こんなの、らめぇえッ! あッあッ……ひああッ!」

 身体は燃えるように熱化して、理性はぶっ飛びかけている。
 今すぐ恥ずかしい穴に硬くなったオチンチンを入れないと、頭がおかしくなっちゃいそうだった。

「私のオメガから離れないッ!!!」

 私はオメガの唇にキスをした。ケツからお手製のウンコ爆弾をひねり出し、投げつける。
 ベチョッ! ベチョベチョッ!
 小気味いい音とともにレイパーは断末魔の叫びをあげる。

「オメガ、大丈夫だった?」
「うん、まだ犯されてないよ……」

 レイパーは墓場からよみがえったゾンビのようにウンコだらけの身体をゆらゆら揺らしながら迫ってくる。

「仕方ないわね、やるっきゃない!」

 私は竹刀を正眼にかまえた。

「よ~しッ! 私の腕前、見せてやる!!!」

 今まですっかり忘れていたけど、実は私は小学校から高校まで剣道をやっていた。実力はそこそこあったので、竹刀さえあれば大体の人間には負ける気はしない。
 私は竹刀を振りかぶる。
 レイパーはごちそうに群がるゴキブリのごとくオメガに襲いかかろうとする。オナニーをしていただけの通行人たちもオメガを犯したくなったのか、わらわらと迫ってきた。

「レイパーどもめ、かかってこ~い!」

 私は次から次へと襲いかかるレイパーたちを、ばったばったとなぎ倒していく。私は竹刀で、助骨だろうが、頭蓋骨だろうがなんでもかんでも切り裂いていく。

「よおっしゃあ、もらったぁ!」

 死角にいたレイパーに気づかず、私は身体を拘束される、

「くっそ~ッ、放しやがれってんのよッ!」

 オメガの方は、いくら殴っても蹴っても、そのたびムクムク起き上がって襲ってくるレイパーたちにうんざりしていた。

「もぉ、この技を使うしか選択肢は残されていないようだね。ω乳首スラッシュッ!!!」

 オメガはプリプリ怒って空中に乳首で呪文を書く。そのとたんあたりの空気がザワッと揺れる。レイパーの手がほっそりとした肩にかかった瞬間、オメガの周囲を無数のかまいたちが縦横無尽に空を裂く。
 ブツッブツツッ……。
 レイパーたちの肉が裂け、血が飛び散る。骨まで砕かれて地面に転がる。

「何、今のッ⁉︎ 人間業じゃないんですけどwww」
「ωの男の子は一人一人がみんな特殊能力を持って生まれてくるんだよ。僕は乳首を使って、いろんな能力を発動させることが出来るんだ」
「へぇ~、すごいのね。他にはどんなことができるの?」
「それはヒ・ミ・ツ♡ この力は喪子姉さんと腐兄人ふえひとを守るための力だから安易には使わないんだ」

 オメガはそう言うと、私の腰に手をまわして自分から唇を求めてきた。

「あら、今日は積極的ね♡ なんだか私が襲われてるみたいwww」
「ふふふ、いつも僕って襲われてばっかりだから、たまにはいいでしょ~♡」

 オメガは一生懸命背のびをして両腕を私の首にまわし、引きつけるようにして何度もキスをしてくれた。
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