冷徹社長と完璧秘書、二人きりの“業務報告”は蜜の味

どえろん

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第15話:逆転劇の終幕と、夜明けの“戴冠式”

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「――やった! やりましたよ、ボス!」

 夜明け前のオフィスに、田中の歓声が響き渡った。
 俺たちのカウンターハックは、敵の牙城を内側から崩壊させた。
 画面には、橘家の資産管理会社と古賀会長が裏で手を組み、俺たちへの妨害工作を行っていた決定的な証拠が、次々と映し出されていく。それは、単なるビジネス上の妨害に留まらない、違法なサイバー攻撃や株価操作の動かぬ証拠だった。

「……終わったな」

 俺の腕の中で、愛の余韻に身を委ねていた雫が、恍惚とした表情のまま呟いた。
 その声には、長かった戦いが終わったことへの安堵と、確かな勝利への実感が込められていた。

 俺は、会議テーブルの上で乱れた彼女の髪を優しく撫で、その額に汗と愛の混じったキスを落とす。

「いや、ここからが始まりだ」

 俺は立ち上がると、まだ裸のままの身体に衣服を纏い、メンバーに指示を飛ばした。

「田中、そのデータを全て保全して、提携先の法律事務所に送れ。佐藤、夜が明けたら、この証拠を付きつけて、今まで契約を渋っていた全企業に再度アタックだ。……これは、俺たち『ネオ・フロンティア』の、最初の“実績”になる」

「応ッ!!」

 オフィスは、勝利の雄叫びと、新たな始まりへの興奮に包まれた。
 小さな城に掲げられた、反撃の狼煙。それは、一夜にして、業界の地図を塗り替える巨大な炎へと変わったのだ。

 数日後。
 世界は、再び俺たちの話題で持ちきりになっていた。
 しかし、その論調は以前とは180度違っていた。
 橘家と古賀会長の不正は瞬く間に世間に知れ渡り、両者は社会的信用の失墜という、致命的なダメージを負った。
 入れ替わるように、俺たち『ネオ・フロンティア』は、巨悪に屈しなかった若きヒーローとして、称賛の的となった。
 アラン・リチャーズとのプロジェクト成功という実績も相まって、仕事の依頼が殺到し、あれほど冷たかった銀行も、手のひらを返したように融資を申し出てきた。

 俺たちの城は、一夜にして、誰もが無視できない巨大な要塞へと変貌を遂げた。

 そして、その喧騒が少しだけ落ち着いた、ある晴れた日の午後。
 俺は、雫を連れて、ある場所を訪れていた。
 それは、都心にそびえ立つ、まだ真新しい高層オフィスタワーの最上階。フロアにはまだ何もなく、がらんとしているが、壁一面の窓からは、東京の街並みを、まるで王様のように見下ろすことができた。

「……ここが?」

 雫が、信じられないという顔で、俺を見つめる。

「ああ。俺たちの新しい城だ」

 雑居ビルの一室から始まった俺たちの物語は、今、この天空の城へと辿り着いた。

「すごい……。夢みたい……」
「夢じゃない。俺たちが、二人で掴んだ現実だ」

 俺は、フロアの中央で彼女の手を取り、その前にひざまずいた。
 そして、ポケットから、小さなベルベットの箱を取り出す。

「……蓮さん?」

 箱を開けると、中には、シンプルだが、最高品質のダイヤモンドが嵌められた指輪が、静かな輝きを放っていた。

「雫。俺は、お前に何も与えてやれなかった。家柄も、安泰な未来も。時には、辛い思いばかりさせてしまったかもしれない」
「そんなこと……!」
「だが、これだけは約束できる。俺は、生涯をかけて、お前を世界一幸せにする。……俺の、たった一人の女王として」

 俺は、彼女の左手の薬指に、そっと指輪をはめた。
 陽の光を受けて、ダイヤモンドがキラキラと輝く。

「水瀬雫さん。改めて、俺と、結婚してください」

 雫は、もう泣かなかった。
 ただ、世界で一番幸せな顔で、太陽のように微笑んだ。

「はい……! 喜んで、あなたの、お妃になります。私の、ただ一人の、キング」

 俺は立ち上がり、彼女を強く抱きしめた。
 それは、誰にも邪魔されない、二人だけの“戴冠式”だった。

 俺たちは、天空の城で、誓いのキスを交わす。
 眼下には、俺たちがこれから治めるべき、広大な世界が広がっている。

「……さて、女王陛下」

 唇が離れた後、俺は悪戯っぽく囁いた。

「この城で、最初の“執務”に取り掛かるとしようか」
「え……? 執務、ですか?」

 きょとんとする彼女を、俺は軽々と抱き上げる。

「ああ。王と女王が、この国の未来永劫の繁栄を祈るための……最も神聖で、大切な儀式だ」

 俺は、まだ誰もいない、がらんとしたフロアの中央で、彼女をそっと横たえた。
 床はまだ冷たいコンクリートのままだったが、俺たちの身体は、未来への希望で、どこまでも熱く燃えていた。

「あっ……♡ こんな、場所で……まだ、社員の皆さんも……」
「俺たちが、一番乗りだ。この城に、最初に愛を刻むのは、王と女王の務めだろう?」
「ここは、俺たちの城の、最初の玉座だ。そして今から、お前の“戴冠式”を執り行う」

 俺は司祭のようにその前にひざまずくと、彼女のパンプスを恭しく脱がせた。そして、現れた華奢な足の甲に、唇を寄せる。

「ひゃっ……♡」

「王は、まず女王に忠誠を誓う。その魂も、肉体も、未来永劫、ただ女王一人のものであると」

 俺は口づけを足首へ、ふくらはぎへと移動させていく。そして、震える膝裏を通り過ぎ、ストッキングのレースの際で一度止め、その内側の柔らかな太ももに、舌を這わせた。

「あ、あっ……♡♡ れ、蓮さ、だめ……そこは、一番、弱い……っ♡♡」

 彼女は両手で顔を覆い、羞恥に悶える。その反応が、俺の支配欲をさらに燃え上がらせた。
 俺は構わず、彼女の最後の砦である薄いシルクの布地ごと、その中心に顔をうずめる。
 湿り気を帯びたそこから立ち上る、甘く背徳的な香りが、俺の脳を痺れさせた。

「お前の全てで、俺の勝利を祝福しろ、雫」

 俺は、布地の上から、熱く硬くなった花芯を、舌でなぞり上げる。

「あ“ぁああああーーーーーっっ♡♡♡! いっちゃ、う……! こんな、ので、イッちゃうぅぅ……っ♡♡♡」

 彼女は背中を弓なりにしならせ、俺の舌使いだけで最初の絶頂を迎えた。その痙攣する身体を、俺は力強く押さえつける。
 まだだ。戴冠式の本番は、これからだ。

 俺は濡れそぼった布地を指で引き裂くと、現れた秘裂の襞の一つ一つを、舌で丁寧に確かめるように舐め清めていく。それはもはや愛撫ではなかった。聖別だ。俺以外の誰も触れることのできない、俺だけの聖域として清めるための儀式だった。

「もう、ゆるして……ゆるしてください……蓮さまぁ……っ♡♡」

 涙声で懇願する彼女を、俺は初めて解放した。
 そして、自らの全てを露わにすると、彼女の足を持ち上げ、自分の両肩へと担ぎ上げる。
 それは、彼女が最も無防備になり、俺を最も深く受け入れるための体勢だった。

「俺たちの国を、お前の中に建てる」

 宣言と共に、俺の硬質な熱が、彼女の内壁を押し広げ、勝利の碑文を刻みつけるように、ゆっくりと、しかし深く突き進んでいく。

「……っっ!!!!」

 声にならない絶叫を上げ、雫の爪が俺の背中に食い込んだ。
 今まで感じたことのないほどの深さと、内側から抉られるような鋭い快感に、彼女の意識が飛びかける。

 俺は、そこから獣のように、激しく腰を突き上げ始めた。
 一突きごとに、古賀の傲慢な顔が砕け散る。
 一突きごとに、橘家の古い門が崩れ落ちる。
 これは、俺たちが受けた全ての屈辱を、快感へと昇華させるための復讐の儀式。

「蓮さん……っ! もっと、もっと、あなたの、勝利で……わたくしの中を、ぐちゃぐちゃにして……っ♡♡♡」

 理性も、羞恥も、全てが吹き飛んだ女王が、本能のままに叫ぶ。
 俺はその願いに応えるように、さらに深く、さらに激しく、彼女の最奥にある魂の玉座を、俺の存在で蹂躙した。

 やがて、窓の外が白み始めた、その瞬間。
 俺たちの身体が、同時に限界を告げた。

「イク……! イく、イく、イくぅぅぅーーーーーーっっ!!!!」
「雫ァァァァッッ!!!!」

 俺は雄叫びを上げ、俺たちの新しい国の礎となる、熱い生命の全てを、彼女の子宮の奥深くへと注ぎ込んだ。
 勝利の白光が、思考も、世界も、二人以外のすべてを飲み込んでいった。

 ――どれくらいの時間が経っただろうか。
 俺たちは、祭壇の上で、汗と愛液にまみれたまま、一つに溶け合うように絡み合っていた。
 窓から差し込む朝日は、まるで戴冠を終えた王と女王を祝福するように、俺たちを神々しく照らしていた。

【続く】
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