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第十六章 唾液研修
イケメン教師、先輩教師たちに開口器をつけられる
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「思い出して勃ってしまったのかい?」
そう言って誰かの手が小坂の下半身を優しく愛撫した。
小坂が顔をあげると、
「どうしたんだい?」
と心配された。嫌な経験を思い出して涙ぐんでいたせいだった。
「みんなに責められて辛くなったか?」
答えられない小坂に励ますように声は言った。
「大丈夫。ここでは乱交を楽しみたまえ」
自分の経験は人と違う。けれどここではそれも受け入れられている気がした。
「君のように性奴隷を経験すると、普通のセックスでは飽きたらないだろう」
そうなのかもしれない。小坂は取り返しのつかない人生に呆然とした。
「いいんだよ、それでも。研修は、何も君を痛めつけるためにあるわけじゃない。君が楽になるためでもある。安心して我々に身を任せなさい」
優しく甘い誘惑。
「大いなる快楽が得られる。もう君は思い煩わなくていいんだ。我々が君を楽にしてやる」
皆が口を揃えて小坂を誘う。
「なんならずっと我々が相手をしてやってもいいんだよ? 出会い掲示板で相手漁りをされると困るからね。君も安全で安心だ」
相手漁りなどしていない。
「いつも我慢していてつらかったんだろう」
我慢なんかしていない。
「ここでは我慢しなくていいんだよ」
しかし言われれば何かを我慢していたような気もする。
「思う存分発散しなさい」
さすが教育者だ。厳しい指導が効かないとなると、飴のような言葉で小坂を落としにかかる。
「さあ、口を開けて。聖なる甘露をあげよう」
閉じた口をこじ開けられる。
「もう少し開けて」
嫌だ。
「頑なだなあ」
欲しいのは、そんなものではない。
「ちょっと無理ですね。開口器をつけますか」
あきらめたように誰かが言う。
「あんまり手荒なことはしたくないんだがなあ」
不穏な言葉に小坂はおびえる。
「ほら、君が言うことを聞かないから、苦しい器具を使わなければいけなくなったじゃないか」
苦しい器具?
「この唾液授与の研修は避けられないからね」
唾液授与?
「君が今、受けているのは唾液研修だよ。ちゃんと唾液を受け止められなかったらダメじゃないか」
そう、諭すように声が言う。
知らない、そんな研修。
小坂は思う。だが、手が優しく小坂の肩を撫で諭されれば、ほだされてしまいそうになる。
ガチャガチャと箱から器具が出された。黒いゴムのバンドと銀色の金属製の部分からなる器具。複数の手が小坂の身体を押えつける。口に金属製の部分をつっこまれた。ゴムバンドが小坂の頬をしめつけ、後頭部で留められた。
「お、うぉぉぉぉ」
抗議のために何か言おうとしても、うめき声が出るだけだ。のみならず、つばが飲み込めず、よだれが無様にあごから垂れる。
「恥ずかしい姿だな」
ただうめき、よだれを垂れ流すばかりの小坂を見て失笑が漏れる。
「抵抗するからだよ、小坂君」
苦しむ小坂を取り囲む教諭たちは腕組みして見下ろす。
開口器をつけられただけなのに、なぜか小坂の萎えたものは再び勃起していた。
そう言って誰かの手が小坂の下半身を優しく愛撫した。
小坂が顔をあげると、
「どうしたんだい?」
と心配された。嫌な経験を思い出して涙ぐんでいたせいだった。
「みんなに責められて辛くなったか?」
答えられない小坂に励ますように声は言った。
「大丈夫。ここでは乱交を楽しみたまえ」
自分の経験は人と違う。けれどここではそれも受け入れられている気がした。
「君のように性奴隷を経験すると、普通のセックスでは飽きたらないだろう」
そうなのかもしれない。小坂は取り返しのつかない人生に呆然とした。
「いいんだよ、それでも。研修は、何も君を痛めつけるためにあるわけじゃない。君が楽になるためでもある。安心して我々に身を任せなさい」
優しく甘い誘惑。
「大いなる快楽が得られる。もう君は思い煩わなくていいんだ。我々が君を楽にしてやる」
皆が口を揃えて小坂を誘う。
「なんならずっと我々が相手をしてやってもいいんだよ? 出会い掲示板で相手漁りをされると困るからね。君も安全で安心だ」
相手漁りなどしていない。
「いつも我慢していてつらかったんだろう」
我慢なんかしていない。
「ここでは我慢しなくていいんだよ」
しかし言われれば何かを我慢していたような気もする。
「思う存分発散しなさい」
さすが教育者だ。厳しい指導が効かないとなると、飴のような言葉で小坂を落としにかかる。
「さあ、口を開けて。聖なる甘露をあげよう」
閉じた口をこじ開けられる。
「もう少し開けて」
嫌だ。
「頑なだなあ」
欲しいのは、そんなものではない。
「ちょっと無理ですね。開口器をつけますか」
あきらめたように誰かが言う。
「あんまり手荒なことはしたくないんだがなあ」
不穏な言葉に小坂はおびえる。
「ほら、君が言うことを聞かないから、苦しい器具を使わなければいけなくなったじゃないか」
苦しい器具?
「この唾液授与の研修は避けられないからね」
唾液授与?
「君が今、受けているのは唾液研修だよ。ちゃんと唾液を受け止められなかったらダメじゃないか」
そう、諭すように声が言う。
知らない、そんな研修。
小坂は思う。だが、手が優しく小坂の肩を撫で諭されれば、ほだされてしまいそうになる。
ガチャガチャと箱から器具が出された。黒いゴムのバンドと銀色の金属製の部分からなる器具。複数の手が小坂の身体を押えつける。口に金属製の部分をつっこまれた。ゴムバンドが小坂の頬をしめつけ、後頭部で留められた。
「お、うぉぉぉぉ」
抗議のために何か言おうとしても、うめき声が出るだけだ。のみならず、つばが飲み込めず、よだれが無様にあごから垂れる。
「恥ずかしい姿だな」
ただうめき、よだれを垂れ流すばかりの小坂を見て失笑が漏れる。
「抵抗するからだよ、小坂君」
苦しむ小坂を取り囲む教諭たちは腕組みして見下ろす。
開口器をつけられただけなのに、なぜか小坂の萎えたものは再び勃起していた。
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