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第二章 調教師編
イケメン教師、調教師との本番
しおりを挟む麓戸が、小坂のほほを軽く叩いた。小坂は咥えるのをやめ、唇を手の甲でぬぐいながら、うわ目づかいで主人を見あげた。
「尻を出せ」
裸の小坂は処置台の上で四つんばいになった。
「画面を見ていろ」
壁の大きなスクリーンに小坂の赤く腫れた尻がうつし出された。
麓戸の親指が小坂の尻の割れ目に分け入って、ぐいと引き開けると、肛門が露わになった。
「いかにも使いこんだ穴だ。一目見ただけで、それとわかる。生徒にも言われたか?」
麓戸が唇の片端をあげて聞いた。
「いいえ」
小坂は答えた。
「よかったな。まだ、ばれていなくて。だが、すぐに気づかれるだろう。小坂先生は、変態セックスがやめられない、どうしようもない淫乱だと」
バレたら、生徒に愛想をつかされるだろうか。当然だ。こんなことをしているなんて知られたら、軽べつされるに決まっている。
「顔をあげろ」
麓戸に顎をつかまれた。スクリーンを見るように、うながされた。麓戸の親指が口の端に入った。舐めたい。息がはずむ。おあずけをくらった犬のように。主人の指先を軽く歯で噛んだ。口の中に唾液がたまる。下半身に血液が集中していく。ほしい……。指が口から抜かれた。あっ……。
アナルに透明なプラスチックの注射器の先端が差しこまれた。なまあたたかいジェルが、どくどくと体内に注入されはじめた。
小坂は尻をまわすように腰を動かした。
叩かれて熱くなった尻の内側は、ひどく敏感だった。
「あっ……ああ」
注入されていくジェルの甘美なあたたかさに小坂は、うっとりした。
偽物でもいい。あたたかくあれば、それが愛だと、小坂は、にごった頭で、考えた。こんな関係でもいい。快楽とご褒美が与えられるなら、と。
「気持ちいいのか」
麓戸の問いに、小坂は腰を振って応えた。もししっぽがあったなら振っていただろう。
「犬だな、おまえは」
注入が終わり、ぬるぬるになったアナルに、麓戸が指を挿しこむと、ぐちゅぐちゅ、じゅぷり、という卑猥な音がスピーカーから増幅されて恥ずかしいほどに室内に響き渡った。具合を確かめるように、麓戸の指が、ジェルを注入された小坂の部分を出たり入ったりした。
「も……もう」
小坂は、手を差しのばした。
麓戸が小坂の腰をつかんだ。
「あぁっ……!」
小坂は息を飲んだ。麓戸のものが入ってきたのだ。
「ほしい、麓戸様の、もっと」
小坂は尻を揺らしてねだった。
「もっと、あぁっ、もっとください」
入り口への中途半端な抜き差しが小坂を狂わせた。
画面に小坂の顔が映った。目を背けたくなるような、よだれまみれで、ゆがんだ顔つきだった。
「あっ……あっ……やめ……」
醜く歪み喘ぐ顔。首を振ってカメラを拒否すると画面は再び結合部に戻った。
「あっ……入る……奥に……ンあっ!」
小坂は処置台にほほをつけ尻をもちあげて催促した。
「やっ、もっと奥」
腰をつかまれ、ジリジリとせめられた。
「やだ、もっと、もっと奥までして! あっ」
処置台に押しつぶされてひしゃげた、よだれと涙と鼻水だらけの顔が画面に映された。
「いやだ……うつさないで!」
頬やあごが処置台の合皮とすれてぬるぬるすべる。全身が揺すぶられる。
「ほしい……ほしい……もっと……」
欲望で充血した目。
「あぁアァァァ……麓戸様、もっと、奥まで挿れてくださいっ……麓戸様の大きいの……もっと僕のアナルに」
麓戸の腰がグラインドした。
「やあっ……あぁっ!……アナル気持ちいいっ!……麓戸様のいい!」
小坂は大声で叫び、よがった。
「麓戸様のが、ほしい、いっぱい、あぁぁっ、もっと挿れて……」
口からよだれが垂れ、目から涙を流して、鼻水までたらして懇願しているスクリーンの小坂。
「お願い……アナルに……奥まで、アナルの奥を……麓戸様ので、思いっきり……」
淫らな表情で腰をくねらせる小坂。
「奥まで……奥まで咥えさせて……麓戸様のいい……」
麓戸の怒張したペニスは小坂の後門にしっかり挿さっている。だが、まだ半分ほどだ。麓戸が処置台に上がってきて身を横たえた。麓戸は小坂を上にまたがらせ腰を突き上げた。
「アァァァァ!」
小坂は、叫んだ。
「奥まで……アァァ……」
麓戸は、小坂の身体を沈ませた。小坂の口からよだれが垂れ、穂先からもダラダラと液が垂れた。
「あぁ……もっとぉ……もっと、奥まで挿れてぇぇ……アァン、ァ」
小坂は、麓戸の腰の突き上げに揺さぶられながら、喘ぎにあえいだ。
「麓戸様のほしい……もっと……愛出人のケ○マ○○をぐちゃぐちゃにしてっ……」
処置台に横たわった麓戸の上になり、小坂は夢中で腰を上げ下げして果てた。
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