イケメン教師陵辱調教

リリーブルー

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第十九章 麓戸との再会

イケメン教師、麓戸に少年時代を話しながら

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 麓戸が尋ねた。
「そんなに執着するなんて、逆に、オデトは、どんな育ち方をしたんだ? 聞いていなかったな」

「話したくありません」
小坂は過去の話をすることを拒絶した。

「そうだろうな」
麓戸は薄く笑った。
「あそこの具合がずいぶんよくなっている。それどころじゃないんだろう」


「ちがうっ……」
小坂は、誤解への怒りと恥ずかしさで、カッと熱くなった。

 どうどう、と慣れた手つきで暴れ馬をなだめるように、麓戸は尋ね直した。
「どんな育ち方をしたんだ? 普通の育ち方じゃないだろう」

麓戸の誤解を解きたかった。好きなひとに誤解されたくはない。自分のことをわかっていてほしい。
「母の愛人に犯されて……」
小坂は言いたくなかったことを口にした。こんなことを人に話すのは初めてだった。

 言えない。

 ずっとそう思っていた。
 でも、もう耐えかねていた。過去の重荷に。重荷をおろしてしまいたかった。
 でなければ、もう一歩も前に進めない。それほどに小坂は疲弊していた。

「へえ……どこで、どんな風に?」
麓戸は、さして驚くでもなく、先を聞きたがった。

 驚かれると思った。そうしたら、冗談に紛らわそうと思っていた。そんなわけないでしょうと。
 麓戸は驚かなかった。軽蔑も嫌悪もしなかった。
 それどころか小坂の話に興味深げに食いついてきた。

「井戸端で、水垢離をしている時に」
小坂は、恐る恐る答えた。

「井戸? 水ごり? どんな古い家だ……」
麓戸が、あきれたようにつぶやいた。

 だが、もう小坂は麓戸の反応に躊躇しなかった。記憶の蓋が開いて、過去のイメージが溢れ出したからだ。
「濡れた着物が透けて……水がしたたっている中で、白い着物が、身体にはりついて……」

「着物?」
麓戸が尋ね返したが、問いに答える余裕は小坂になかった。

 小坂は続けて語った。
「茎を握られて、しごかれて……あぁっ……」

麓戸のモノが小坂の直腸を往復していた。
「僕は、井戸の縁を、ぎゅっとつかんでました」


 麓戸が小坂の話を聞きながら興奮しているのがわかった。小坂の中で、麓戸のモノが固くなっていた。
「あっ、あぁっ、アァァ」
小坂は喘いだ。

もっと感じさせてほしい。
もっと中まで。
この記憶を凌駕するほど。刻印を焼き付けるように。

小坂は貪欲に、はしたなく腰を上下させた。
 
「それで?」
麓戸の声がかすれた。耳に熱い吐息がかかる。麓戸の身体も熱い。


「抱き上げられて、座敷にあげられて、濡れた着物を脱がされて……」

この記憶を忘れられるくらい、強く突き上げてほしい。
麓戸の熱い手が小坂のワイシャツの中をまさぐっていた。

「アァ……」

いい。麓戸さん、気持ちいい。
もっと。もっと気持ちよくして。

「それでどうした」
麓戸の声が小坂に記憶を語らせる。

「ん、ンンっ」

麓戸の手は、小坂の乳首、下半身の急所に触れそうで触れない。

小坂は、もう自ら動くしかない。

快楽を自分の意思で貪るよう仕向けられている。

「それでどうしたんだ、オデト」

「白い敷布のかかった布団の上で脚をひろげさせられて……」
小坂も興奮しながら口走った。

「ああ……オデト……」
麓戸が切なそうに言った。麓戸のものが小坂の中で熱くなっていた。

「小父さんに、肛門を舐められました……」

「ああ……いいよ、オデト……続けて……」
麓戸は小坂を激しく掻き抱き、荒い息の合間にうながす。

「肛門に丁子油をつけられて……肛門が熱くなって……指を挿れられて……気持ちよく……」

「オデト……」
麓戸がただ小坂の名を呼ぶ。

「僕の肛門に、小父さんの指が入ってきて、指が往復して……それから、小父さんのモノを舐めて……」

「いいよ、オデト……いつもより、いい」
麓戸の声が熱い。

「僕は、毎晩、僕のモノをしゃぶってもらっていました……お尻の穴に指を挿れてもらって……」
そう言いながら小坂の身体は上下する。

「オデト……好きだ……愛している……」
麓戸の腕が小坂を強く抱いた。

「僕は、小父さんの指を求めて腰を振るようになりました。やがて小父さんにまたがって、小父さんのモノをズブズブとあそこに……」

「あっ……いい……オデト……」
麓戸は、二、三度腰を大きくゆっくりグラインドさせた。

「小父さん……あっ」


「お前は、淫乱な美少年だ。魔童だ……」
大量の精液とともに、麓戸は、淫猥な言葉を小坂の中に注ぎこんだ。

「あっ……小父さん……」
倒錯的な想像の中で二人は達した。








達したあと、麓戸は小坂の尻を舐めてくれた。

「小父さん……もっと……」
せがむ小坂を麓戸がいなした。

「今日は、もうおしまいだよ」
麓戸は、小坂を過去の記憶から呼び戻した。

小坂は記憶から帰ってきた。
「麓戸さん……好きです」
小坂は麓戸にしがみついた。


「ああ……俺も好きだ。前よりずっと」
麓戸が小坂の髪を撫でた。
「オデト……放したくない」
麓戸も小坂を抱きしめ返した。
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