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窓辺で飾ってある一輪の花。命懸けで探した花の名前は『ラグシア』
幼少期、街の外で行商人から聞いた不確かな話。
その花を持てば未来が見れるという。
野獣は人間だった。そんな話が通じないのは百も承知だ。
嘘だらけの実体の噂が広がった原因はこの『ラグシア』の所為。
揶揄上手な悪ガキの仕業だ。どこから得たかは知らないけどその未来は野獣の姿だったという。
他人の親は用心深くなり周りから非難された。狼少年でもないのに疑われる始末。
思い出した。黒太陽を飲み込んだその日から俺の周りでおかしな現象が起こり始めた。
俺の中でほとばしる心臓が『奴を殺せ』と命じて『この世界が理不尽なのは女神』だと。
野獣になった時から人の良心は忘れた。
『ラグシア』の花はブルーベリー色に輝き家の中で飾ってある。関係者以外は立ち入る事はできない。『忘却の狼』でもだ。
重いドアを腕だけで野獣の姿で開けた。
「貴方、八岐大蛇を背負ってるのに煩いわね」
「カグラ、女神の器を黙らせろ」
「女神?」
「邪魔だ」
野太い声が背後を振り返らせた。このダンジョンの制覇を試みる強者。俺は振り向かず先を譲った。
「心臓部を攻略せねばならないんだよ」
黒髪の少年は俺たちよりも先にBOSS部屋へ入り剣を抜いた。二刀流だ。続けて入った俺とお嬢様は嵐が支配するフィールドで黒髪の少年を追い、起動画面がある台座へと向かった。
この台座は心臓部には欠かせない装置でボス戦の幕開けとなる。
この時、カグラは女神の器を復元させる。
スペル騎士団の兵士達が現れるまで待つつもりだったが二刀流の少年に先を越されそうだ。
幼少期、街の外で行商人から聞いた不確かな話。
その花を持てば未来が見れるという。
野獣は人間だった。そんな話が通じないのは百も承知だ。
嘘だらけの実体の噂が広がった原因はこの『ラグシア』の所為。
揶揄上手な悪ガキの仕業だ。どこから得たかは知らないけどその未来は野獣の姿だったという。
他人の親は用心深くなり周りから非難された。狼少年でもないのに疑われる始末。
思い出した。黒太陽を飲み込んだその日から俺の周りでおかしな現象が起こり始めた。
俺の中でほとばしる心臓が『奴を殺せ』と命じて『この世界が理不尽なのは女神』だと。
野獣になった時から人の良心は忘れた。
『ラグシア』の花はブルーベリー色に輝き家の中で飾ってある。関係者以外は立ち入る事はできない。『忘却の狼』でもだ。
重いドアを腕だけで野獣の姿で開けた。
「貴方、八岐大蛇を背負ってるのに煩いわね」
「カグラ、女神の器を黙らせろ」
「女神?」
「邪魔だ」
野太い声が背後を振り返らせた。このダンジョンの制覇を試みる強者。俺は振り向かず先を譲った。
「心臓部を攻略せねばならないんだよ」
黒髪の少年は俺たちよりも先にBOSS部屋へ入り剣を抜いた。二刀流だ。続けて入った俺とお嬢様は嵐が支配するフィールドで黒髪の少年を追い、起動画面がある台座へと向かった。
この台座は心臓部には欠かせない装置でボス戦の幕開けとなる。
この時、カグラは女神の器を復元させる。
スペル騎士団の兵士達が現れるまで待つつもりだったが二刀流の少年に先を越されそうだ。
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