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ゴブリンを全滅する事によって野獣の心臓部《百合根 本滝》ボス攻略の幕が開く。
BOSS部屋で閉ざされた鎖の扉。
封印されし扉はゴブリンが倒される度、緩んでいたそうだ。「彼の地に赴いた暁には動じない」カグラはこの戦いが続く中で俺の故郷へ行けると思っている。
嵐は突然とし現れた。
「暴風だ。ゴブリンを全滅したのか」
まだ数匹は残っている。これは前兆。
「数が減ると環境が変化する。皆、気をつけろ」
黒髪の少年が噂の騎士団とカグラに呼びかけると思いも寄らぬ方向から竜巻が襲い『百合根 本滝』心臓部の柱から大滝が流れ出した。
人間は自然に敵わない。大滝は戦場の余興。
カグラは柱の中央を見上げると異変に気づく。嵐が形を作っていた。これは心臓部の特殊現象。BOSSを強化する為の一段階。
『命の覚醒』だ。
『命の覚醒』は心臓部の状況が変わる。
野獣は『命の覚醒』を許せなかった。部屋の花が散る。散った後でも不思議な事に元には戻る。
その繰り返し。
『命の覚醒』が始まると『ラグシア』は俺の闘争心を燃やし野獣の性格が滲み出る。
※
『忘却の狼』と会っていた時期。
『紅蓮の屋敷』というダンジョンが一帯を促していた時期のことだ。
俺の相手は及ばない敵を許していた。
天狗、それだけでふざけた名を公表に明かしたらきっと笑い者になるだろう。
野獣派集団『ミッド・ドレイク』の活動が目立ち始めた頃。彼等は人間でありながら野獣の行いを善とし逆らう者は排除する。
自警団もこれは警戒レベル3まで上げている。
更に面倒なのは『忘却の狼』を名高く受け持つ集団も居る事だ。
『忘却の狼』の行方を眩ます法を真似て正式名称は決めていない。
『忘却の狼』の組織はインディア王国情報局の一人が裏切り行為を働かせているとネタがある。
「その装束。狼」
「ならどうする。おれは下っ端の分際だが優秀な方だ。賭けをしよう。俺が勝ったら正体を言え。俺が負けたら我等『忘却の狼』の情報をあげよう」
俺は自分を探していた。『月華の冬化粧』所属していた騎士団の中で野獣の存在を忘れバモスと会い、鍛冶屋『奈落の丈』『タマテバコ』とは別の古くから愛されている鍛冶屋で野獣を辞めた友がいる。
俺の戦闘は自分を隠しながら複数体で撹乱の動きをする。
「新世界を築く為の手伝いをさせてやろう」
「戦場が『バーチェスの森』態々、御苦労な凝った。私は騎士団の一人。結果は見えているわ」
「まだシラを切るか。狼は相手の素性を透視し分析能力に長けているからな。結論は出ている」
「私は『忘却の狼』であるかもしれない相手でも興味はない。政府が有り金で探ろうともどうでもいい。偉人達には辿るべきポイントがあるの。私は今、機嫌が悪い」
「『忘却の狼』の目的を特別に教えるのに残念だ。君は才能が無いみたいだ」
「才能は自分から手に入れる。常識よ」
「常識。なら俺はなんだ。気狂いか。あぁー、そうだ。だから俺は・・」
※
ゴブリンは倒された。
『命の覚醒』は完全を迎える。
『百合根 本滝』心臓部から鼓動が聞こえた。段々と音は盛大に上がりその場に居る全ての人を飲み込もうとしている様だ。
「始まったか」
騎士団長スペル マキノは異常な変異を遂げる心臓部内の動きを察した。
このBOSS部屋は生きている。
野獣は心臓部を造り出す謂わば主人だ。俺はカグラの視線を察し『百合根 本滝』からの裏ルートで脱出する。都合悪くなってしまった。
「私は此処でリタイアします。感情を表へ出す訳には行かないわ。カグラ様の護衛もあったけれど今はその時じゃない。野獣は野獣らしく逃げるとしましょう」
「野獣の姿を拝見しましたけどこれじゃあ敵か味方も見当、尽きませんね」
野獣は見抜いていた。彼女の心に秘めている《奴》が現れると同時、一帯は片付く事を。
夜の櫓で遠吠えしていた正体が暴かれる。
誰にも悟られない様に。
此処で御伽噺をしよう。
狼が地上を夢を見て天から降りた。
野獣は人を護る為だけに誕生し人の懺悔まで移ってしまった。狼は野獣に喰われ野獣は同化。《麒麟》が創生された。
野獣の欲が悪なら狼は聡明な命だ。人間の不運が野獣を創り出した。狼は親愛なる友だ。
醜く皮肉、主張が絶えない現代社会で野獣は疲れてしまった。
幼少期からの節目は災いを運び歳を重ねる。
時代は呪いだ。
経緯を語り懐かしさに埋もれる。
其処で人は何を学びどう生きるか。
結論、単純だ。初めて言葉の意味を知り大人になるのだ。
この世は弱肉強食。小さき時を習慣で生き長らえ愛情は育つ。人生は平等だ。
狼は野獣を一度、恨んだ。陰で生きていた野獣も狼を憎んだ。因縁は途切れない。離れない。二つの脅威が混ざる時《麒麟》の視野が広がる。
『紅蓮の屋敷』で蔓延る厄介な陰が蠢いた。
社会を拒む愚かな蟲を食べる残虐な化物が動き始めた。
これは狼の天敵だ。野獣でさえ手に負えない。鬼の様な面。体格の良さ。鍛えられたごつい筋肉肌。天狗とはまた別の風格。武器は金色の棍棒。
その名も『鬼餓鬼綱』
名前の由来は遥か昔、海賊の時代で名を馳せていた『カイオン』がある鬼の種族と時代を賭けて完敗し、鬼を名乗る様になったのが始まりだ。
『カイオン』は周りからの声援も高く海賊でありながら困っている人を見かければ食料を与え生活に貢献し海賊達からも絶大な評判を加味する程だった。
その時代で生きる『カイオン』は種族、ハーフエルフだ。丁寧に結ばれた金髪の長髪。
身長は凡人で唯一、才を受けたのは身体能力と思考の切れ。特技で彼は大海原を自由に泳ぐ事ができる海賊時代の海の主『ハルク』から受け継いだ秘伝を待ち合わせた。
最初は一人から始めた海賊の端くれだったが仲間を集めながら乗組員を増やし時には笑い泣き、絆を深め合うまで成長しその圧倒的な力で世界に名を轟かせた。
勿論、悪行には鉄槌を下す海軍も実在する。
相手にとって不足は無し。『カイオン』の海賊団は海軍とも戦闘を試み都合が悪ければ逃げた。
後に野獣を殲滅させる『白塵の荒野』を誕生させた張本人である。
『白塵の荒野』に野獣殲滅科の施設があったな。俺は逆にそれを利用する気で居る。
技術や知識は必須だ。野獣をこの世から消し去りたいこの国の人達から知恵を奪い自分の身だけでも守れる様。
流行りを乗っ取り野獣を敵対しているが時代が時代だ。昔は海賊が居て海賊が居た時はまた同じ非難を繰り返す。『カイオン』の様な優しい海賊だって居たのにも関わらずだ。
『カイオン』は俺の友人だった。あの時の姿は野獣でもなく聖霊でもない。海の上を歩く海獣族と分類される生物だ。
野獣の姿は『記憶屋』に寄るものだ。
『黒の太陽』を飲んだからとも言う。
しかし『記憶屋』は什麽、生まれ変わる前提で起きる謂わば魂の宿だ。あの日、生まれ変わったのが黒の太陽を飲んだ場所である。
つまり俺の前世は《海を渡る生物》となる。
BOSS部屋で閉ざされた鎖の扉。
封印されし扉はゴブリンが倒される度、緩んでいたそうだ。「彼の地に赴いた暁には動じない」カグラはこの戦いが続く中で俺の故郷へ行けると思っている。
嵐は突然とし現れた。
「暴風だ。ゴブリンを全滅したのか」
まだ数匹は残っている。これは前兆。
「数が減ると環境が変化する。皆、気をつけろ」
黒髪の少年が噂の騎士団とカグラに呼びかけると思いも寄らぬ方向から竜巻が襲い『百合根 本滝』心臓部の柱から大滝が流れ出した。
人間は自然に敵わない。大滝は戦場の余興。
カグラは柱の中央を見上げると異変に気づく。嵐が形を作っていた。これは心臓部の特殊現象。BOSSを強化する為の一段階。
『命の覚醒』だ。
『命の覚醒』は心臓部の状況が変わる。
野獣は『命の覚醒』を許せなかった。部屋の花が散る。散った後でも不思議な事に元には戻る。
その繰り返し。
『命の覚醒』が始まると『ラグシア』は俺の闘争心を燃やし野獣の性格が滲み出る。
※
『忘却の狼』と会っていた時期。
『紅蓮の屋敷』というダンジョンが一帯を促していた時期のことだ。
俺の相手は及ばない敵を許していた。
天狗、それだけでふざけた名を公表に明かしたらきっと笑い者になるだろう。
野獣派集団『ミッド・ドレイク』の活動が目立ち始めた頃。彼等は人間でありながら野獣の行いを善とし逆らう者は排除する。
自警団もこれは警戒レベル3まで上げている。
更に面倒なのは『忘却の狼』を名高く受け持つ集団も居る事だ。
『忘却の狼』の行方を眩ます法を真似て正式名称は決めていない。
『忘却の狼』の組織はインディア王国情報局の一人が裏切り行為を働かせているとネタがある。
「その装束。狼」
「ならどうする。おれは下っ端の分際だが優秀な方だ。賭けをしよう。俺が勝ったら正体を言え。俺が負けたら我等『忘却の狼』の情報をあげよう」
俺は自分を探していた。『月華の冬化粧』所属していた騎士団の中で野獣の存在を忘れバモスと会い、鍛冶屋『奈落の丈』『タマテバコ』とは別の古くから愛されている鍛冶屋で野獣を辞めた友がいる。
俺の戦闘は自分を隠しながら複数体で撹乱の動きをする。
「新世界を築く為の手伝いをさせてやろう」
「戦場が『バーチェスの森』態々、御苦労な凝った。私は騎士団の一人。結果は見えているわ」
「まだシラを切るか。狼は相手の素性を透視し分析能力に長けているからな。結論は出ている」
「私は『忘却の狼』であるかもしれない相手でも興味はない。政府が有り金で探ろうともどうでもいい。偉人達には辿るべきポイントがあるの。私は今、機嫌が悪い」
「『忘却の狼』の目的を特別に教えるのに残念だ。君は才能が無いみたいだ」
「才能は自分から手に入れる。常識よ」
「常識。なら俺はなんだ。気狂いか。あぁー、そうだ。だから俺は・・」
※
ゴブリンは倒された。
『命の覚醒』は完全を迎える。
『百合根 本滝』心臓部から鼓動が聞こえた。段々と音は盛大に上がりその場に居る全ての人を飲み込もうとしている様だ。
「始まったか」
騎士団長スペル マキノは異常な変異を遂げる心臓部内の動きを察した。
このBOSS部屋は生きている。
野獣は心臓部を造り出す謂わば主人だ。俺はカグラの視線を察し『百合根 本滝』からの裏ルートで脱出する。都合悪くなってしまった。
「私は此処でリタイアします。感情を表へ出す訳には行かないわ。カグラ様の護衛もあったけれど今はその時じゃない。野獣は野獣らしく逃げるとしましょう」
「野獣の姿を拝見しましたけどこれじゃあ敵か味方も見当、尽きませんね」
野獣は見抜いていた。彼女の心に秘めている《奴》が現れると同時、一帯は片付く事を。
夜の櫓で遠吠えしていた正体が暴かれる。
誰にも悟られない様に。
此処で御伽噺をしよう。
狼が地上を夢を見て天から降りた。
野獣は人を護る為だけに誕生し人の懺悔まで移ってしまった。狼は野獣に喰われ野獣は同化。《麒麟》が創生された。
野獣の欲が悪なら狼は聡明な命だ。人間の不運が野獣を創り出した。狼は親愛なる友だ。
醜く皮肉、主張が絶えない現代社会で野獣は疲れてしまった。
幼少期からの節目は災いを運び歳を重ねる。
時代は呪いだ。
経緯を語り懐かしさに埋もれる。
其処で人は何を学びどう生きるか。
結論、単純だ。初めて言葉の意味を知り大人になるのだ。
この世は弱肉強食。小さき時を習慣で生き長らえ愛情は育つ。人生は平等だ。
狼は野獣を一度、恨んだ。陰で生きていた野獣も狼を憎んだ。因縁は途切れない。離れない。二つの脅威が混ざる時《麒麟》の視野が広がる。
『紅蓮の屋敷』で蔓延る厄介な陰が蠢いた。
社会を拒む愚かな蟲を食べる残虐な化物が動き始めた。
これは狼の天敵だ。野獣でさえ手に負えない。鬼の様な面。体格の良さ。鍛えられたごつい筋肉肌。天狗とはまた別の風格。武器は金色の棍棒。
その名も『鬼餓鬼綱』
名前の由来は遥か昔、海賊の時代で名を馳せていた『カイオン』がある鬼の種族と時代を賭けて完敗し、鬼を名乗る様になったのが始まりだ。
『カイオン』は周りからの声援も高く海賊でありながら困っている人を見かければ食料を与え生活に貢献し海賊達からも絶大な評判を加味する程だった。
その時代で生きる『カイオン』は種族、ハーフエルフだ。丁寧に結ばれた金髪の長髪。
身長は凡人で唯一、才を受けたのは身体能力と思考の切れ。特技で彼は大海原を自由に泳ぐ事ができる海賊時代の海の主『ハルク』から受け継いだ秘伝を待ち合わせた。
最初は一人から始めた海賊の端くれだったが仲間を集めながら乗組員を増やし時には笑い泣き、絆を深め合うまで成長しその圧倒的な力で世界に名を轟かせた。
勿論、悪行には鉄槌を下す海軍も実在する。
相手にとって不足は無し。『カイオン』の海賊団は海軍とも戦闘を試み都合が悪ければ逃げた。
後に野獣を殲滅させる『白塵の荒野』を誕生させた張本人である。
『白塵の荒野』に野獣殲滅科の施設があったな。俺は逆にそれを利用する気で居る。
技術や知識は必須だ。野獣をこの世から消し去りたいこの国の人達から知恵を奪い自分の身だけでも守れる様。
流行りを乗っ取り野獣を敵対しているが時代が時代だ。昔は海賊が居て海賊が居た時はまた同じ非難を繰り返す。『カイオン』の様な優しい海賊だって居たのにも関わらずだ。
『カイオン』は俺の友人だった。あの時の姿は野獣でもなく聖霊でもない。海の上を歩く海獣族と分類される生物だ。
野獣の姿は『記憶屋』に寄るものだ。
『黒の太陽』を飲んだからとも言う。
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