瞳の奥に潜む野獣

果汁さん

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第三章

街を造る 異世界生活

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 『フレグラ』に会える筈が待ち合わせ場所までは知らされてなかった。『フレグラ』はこういう時、金貨を見せびからせると寄って来るらしい。
経緯を払えば俺はなんだって出来る。居場所を求める事は人間だったあの日から記憶の隅に置いている。美しく煌びやかな黒の太陽と出会い薔薇を渡された悲劇を胸に歩む。
 話す内容は主に四つ。『薔薇』を取得。野獣としての生き方を改める。仲間を集める。街を造るだ。拠点を作成し我が軍を揃える。
 俺は飢えている。国の為なら人を殺めても犯罪にならず私情を持ち合わせれば罪となる。
 戦争にも法律は存在するが守る事は愚か他人事で済まされる。
 人間等、物を見立て居れば装い汚い種族だ。
 俺は愛情が嫌いだ。
 魔物の国から仲間にして拠点を作るのも悪くない。
 野獣の力を広める。この先で必ず三創者が関わってくる。 
 内容は時期に来る。
「野獣について教えましょう。約束を覚えてますか」
「フレグラ。何千年物時を生き、俺達の目的を忍ぶ物。俺達は互いに憎めないが故にこんな約束をしたのでしょう。話が長くなる。俺の目的はの輝き。あの悲鳴こそが野獣制裁の本拠点で俺の故郷となる所だ!」
 俺は微笑んだ。腕を大きく広げ目立つように。憧れを抱いた眼差しを天に向けて。
「野獣制裁の目的は野獣である貴方の立場から考えて有り得ない。このフレグラ。事情は知らないけどこれからも貴方の味方です。さあ技を受け取りなさい」
「相変わらず・・」
 面倒臭い。そう思えた。
「私にとって千年は御伽話を読んでいるぐらいの差なのよ」
 感謝しなさい。正確にはそう言いたいらしい。
「豪華の技ってどう教えるの?」
「それはね」
 魔法陣を引いて光を浴びせば終わり。
 単純な事だ。
「野獣に魔法陣は効かないんじゃない?」
「あー、もう細かい事は気にしない」
「そ、そう」
「いいからさっさとやってくれ」
「分かった」
 俺の地面に特別な魔法陣が引かれた。
 生命エネルギーを凝縮し内側から力を放出させる。
 豪華とはランクの中で最上位。効果はそれぞれだが俺の力は殆どの効果を得ている所謂チートだ。無敵の存在と過信しても可笑しくない。
 俺を倒せるのはカグラしか居ない。
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みんなの感想(1件)

100%
2023.08.05 100%

独創的な内容で面白かったです!
続きが楽しみです!

果汁さん
2023.08.05 果汁さん

 ありがとうございます!!
 初めて感想いただきました!!
 これは「美女と野獣」から影響を少し受けて書いてます。私のもう一つの作品もあるので是非、其方も見てくださいね。これからも頑張ります。長文、失礼しました。

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