夢の橋

夢人

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夢の橋20

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「会社を辞めるかも?」
「いいよ」
 総司は驚くふうもなく食事を終えて新しいメニューのポップをマジックで書いている。給湯器をカウンターに備え付けてカップラーメンを出すようだ。7種類を仕入れてきて朝棚に並べるようだ。ふとテレビを見ると総理の顔が映っている。禅譲をして総理を降りると話している。
 会社に着くとすでに会社の閉鎖と移転先が決まったらしく壁に貼りだされている。今日は検査部長が来てメンバーに簡単に指示して、室長室に来るように言われた。
「会長と社長が3時間に渡って話し合いをされた。1週間後に会長は代取を降りて相談役に退くことになった。だが会長はまだ巻き返しを考えている。だがこの決定は総理の意志だ。翻すことはできない。君は会長に呼ばれるだろう。しっかり見張っていて報告するのだ」
 それで自分から連絡を入れて会長を訪問を伝えたが、昼に東のマンションに来るように言われた。
 マンションに着くと会長と東がベットの中にいる。悪魔のような風景だ。何があったのか。二人とも何を考えているのだ。東はつんとした乳首を見せたまま立ち上がる。下の割れ目に精液の跡がある。まだ会長ができるという噂は本当のようだ。会長は立ちあがて背広を着ている。
「会長?」
「もう用は済んだ。タクシーを呼んでくれ」
と言うともう部屋を出て行く。東は飛び出すと裸のままに下剤を飲んでトイレに走る。何があったのか。下剤も飲み過ぎだ。
「背中を叩いて!」
 東は裸のまま嘔吐を続けている。私は背中を強く叩く。私は東の下痢を顔に被ってしまった。もう顔は真っ白だ。
「青酸カリのカプセルを飲まされたわ」
「どうして分かって飲んだ?」
「私も飲ませたから。私をこのままホテルに連れて行って?」
「どうして?」
「あの影の男が来るはず」






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