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騒乱3
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今井宗久の商隊が京に着いた頃は町は兵で溢れている。三好の兵と弾正の兵が睨み合っているが、まだ刀を交えていない。北には六角の兵が陣取っている。だが六角の兵の中に相当数の赤松の兵が混じっている。これを三好長慶は訝って逆に何度か松永弾正と話をしている。
茉緒は六角、三好に間諜を入れている。京に来てから今井の京店に親戚の娘として泊まっている。夜になると茉緒と凛は同じ床にいる。
「どうも六角は赤松と組んで京を制圧する」
「将軍にも話を付けている」
この話は弾正にも報告済だ。おそらく三好も百地から同じ情報を入れているはずだ。
「修験者は?」
「各地に散っている。果心居士の行方が分かりません」
「凛は何度弾正に抱かれた?」
「もう5本の指では足りないよ」
「何を考えている?」
「弾正は毒を使うつもりよ」
「誰に?」
「分からないけど、各地に修験者を派遣している」
弾正はここで消えるのか生き残るのか。今井宗久は弾正に賭けている。茉緒も賭けれるのか。
「今日も弾正は三好長慶に会うのだな?」
茉緒は六角、三好に間諜を入れている。京に来てから今井の京店に親戚の娘として泊まっている。夜になると茉緒と凛は同じ床にいる。
「どうも六角は赤松と組んで京を制圧する」
「将軍にも話を付けている」
この話は弾正にも報告済だ。おそらく三好も百地から同じ情報を入れているはずだ。
「修験者は?」
「各地に散っている。果心居士の行方が分かりません」
「凛は何度弾正に抱かれた?」
「もう5本の指では足りないよ」
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