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騒乱7
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織田軍はそのまま朝倉を目指して北へ移動した。朝倉は浅井を失ってもう勝ち目はない。元気のない凛を連れて山越えで京に戻る。その足で今井宗久の屋敷に入る。
「茉緒戻ってきたか?」
宗久が京屋敷に来ていたようだ。
「織田が勝利したようです」
「それで秀吉殿と会うために来た」
宗久は二股を賭けていた。
「本願寺はどこまで本気なのですか?」
「本気だが指揮が行き届かないのだ。鉄砲隊でもあればな。資金がないのだよ」
「将軍は包囲網と言ってましたが?」
「足並みが揃わないのさ」
藤林としてどう生きぬくか。服部に対抗するために百地と組んだのが悪い方向に向かっている。
「それに将軍自体が信長に詫びを入れてる。それで本願寺の分の鉄砲を岐阜に運んでほしいのだ」
清州から岐阜に拠点を移している。この際信長と会っておく必要がある。
部屋に戻ると凛が天井に上がってたらしく、
「16人が使える」
「凛は10人連れて藤林に戻るんだ。今後百地とは私を通すように」
「許してくれる?」
「信じてる」
「茉緒戻ってきたか?」
宗久が京屋敷に来ていたようだ。
「織田が勝利したようです」
「それで秀吉殿と会うために来た」
宗久は二股を賭けていた。
「本願寺はどこまで本気なのですか?」
「本気だが指揮が行き届かないのだ。鉄砲隊でもあればな。資金がないのだよ」
「将軍は包囲網と言ってましたが?」
「足並みが揃わないのさ」
藤林としてどう生きぬくか。服部に対抗するために百地と組んだのが悪い方向に向かっている。
「それに将軍自体が信長に詫びを入れてる。それで本願寺の分の鉄砲を岐阜に運んでほしいのだ」
清州から岐阜に拠点を移している。この際信長と会っておく必要がある。
部屋に戻ると凛が天井に上がってたらしく、
「16人が使える」
「凛は10人連れて藤林に戻るんだ。今後百地とは私を通すように」
「許してくれる?」
「信じてる」
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