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超常11
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顧問と話すようになって押し付けられるような暗い重圧から少し救われるようになった。私は本社の社員整理計画とは別に独自の計画を建て始めた。時間をかけて債権処理部長を訪ね実態の処理状況や予定を聞き取り計画に練り込んだ。顧問にはその都度意見を求めた。顧問はなかなか動きを開示しない。
今この整理会社には3つの塊がある。絶望に支配された窓際教室とその準備部隊だ。現在残っている350人の社員のうち大半がこのグループに入る。少数であるがまだ本社に移籍できるとして活動しているメンバーだ。これは課長クラスに多い。私が分からなかったのが隠れ脱出グループだ。顧問と債権処理部長が中心だ。だがどれほどの人数がいるのか不明だ。
私はこの作業に唯一明子を入れた。彼女にはそういうグループがあることを伝え連れて行くと約束した。
「ざっと社員の色分けをしました」
明子は社員を4つのグループに分けた。不明というグループが加わった。
「少しずつ色分けを明確にしてゆかないとな。女性陣はどうなのかな?」
この会社は元々半分が女性だった。だが7割がたが本社に戻っていた。
「残されるのは私達のような年配者やシングルマザーよ。それより自殺者の取材は?」
「これは既存勢力の計画的な戦略の様だな。この際本社のイメージを悪化させようとしている。実際に社章を外す社員が増えている。売り上げも事件後低迷しているよ」
私は受付に声をかけられ会議室に行く。これで4社目の週刊誌記者の訪問だ。応対はいつの間にか人事部長に振られている。記事になると本社から非難され続けている。席には癖のありそうな髭の記者と女性カメラマンが座っている。
「同じことを質問されるようなのでコメントを纏めています。これ以外のことがあれば?」
私は回答集をこしらえている。記者は難しい顔で20分ほど読んでいる。
「こちらの調査では本来戦犯とされる上席者が本社に呼び戻されていて、ここに残っている社員は戻れなかった社員と独自採用に社員のようですね?」
よく調べている。どうも協力した社員がいるようだ。
「具体的に言うと開発部長が不良債権の2500億を実行したという話ですね?」
これは本社マター案件だ。
「それにあなたの前の審査部長はほとんど審査能力がなく判を押していたと」
彼は持って来た調査書をテーブルに置いた。これを面接したことで記事にする気だ。これはかなり債権状況に詳しい課長クラスの社員だろう。だが今後の債権の処理計画は全く分かっていない。窓際教室の社員だ。この調子で記者は内部情報を1時間ほど話す。
「否認される?」
「いえ、よく調べられています」
私は逆にこれが出た方がいいと思っている。逃げた戦犯者のことは残ったもののために知らせるべきだ。
「ほー!」
今この整理会社には3つの塊がある。絶望に支配された窓際教室とその準備部隊だ。現在残っている350人の社員のうち大半がこのグループに入る。少数であるがまだ本社に移籍できるとして活動しているメンバーだ。これは課長クラスに多い。私が分からなかったのが隠れ脱出グループだ。顧問と債権処理部長が中心だ。だがどれほどの人数がいるのか不明だ。
私はこの作業に唯一明子を入れた。彼女にはそういうグループがあることを伝え連れて行くと約束した。
「ざっと社員の色分けをしました」
明子は社員を4つのグループに分けた。不明というグループが加わった。
「少しずつ色分けを明確にしてゆかないとな。女性陣はどうなのかな?」
この会社は元々半分が女性だった。だが7割がたが本社に戻っていた。
「残されるのは私達のような年配者やシングルマザーよ。それより自殺者の取材は?」
「これは既存勢力の計画的な戦略の様だな。この際本社のイメージを悪化させようとしている。実際に社章を外す社員が増えている。売り上げも事件後低迷しているよ」
私は受付に声をかけられ会議室に行く。これで4社目の週刊誌記者の訪問だ。応対はいつの間にか人事部長に振られている。記事になると本社から非難され続けている。席には癖のありそうな髭の記者と女性カメラマンが座っている。
「同じことを質問されるようなのでコメントを纏めています。これ以外のことがあれば?」
私は回答集をこしらえている。記者は難しい顔で20分ほど読んでいる。
「こちらの調査では本来戦犯とされる上席者が本社に呼び戻されていて、ここに残っている社員は戻れなかった社員と独自採用に社員のようですね?」
よく調べている。どうも協力した社員がいるようだ。
「具体的に言うと開発部長が不良債権の2500億を実行したという話ですね?」
これは本社マター案件だ。
「それにあなたの前の審査部長はほとんど審査能力がなく判を押していたと」
彼は持って来た調査書をテーブルに置いた。これを面接したことで記事にする気だ。これはかなり債権状況に詳しい課長クラスの社員だろう。だが今後の債権の処理計画は全く分かっていない。窓際教室の社員だ。この調子で記者は内部情報を1時間ほど話す。
「否認される?」
「いえ、よく調べられています」
私は逆にこれが出た方がいいと思っている。逃げた戦犯者のことは残ったもののために知らせるべきだ。
「ほー!」
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