俺の異世界スローライフ生活！を脅かす愉快な仲間たち？

5

　ようやく解放された俺は自分自身に回復魔法を施し、この宿屋を後にした。

　隣で寝ている奴には睡眠の魔法を施し当分起きないようにしておいた。

　こんなやつばかりとは思いたくないが用心に越したことはない、俺は洋服屋でマントを買い眼深に被るとこの街を後にした。

　俺の魔力量かなり多く、風魔法を使い体を浮かせて移動したり戦うときも魔法を使った。

　討伐と薬草採取をしながら隣の街までいき、ギルドによると討伐内容を確認し何個かミッションをクリアしてからその街を出るようにした。

　もちろん食堂で食事をすることはなく屋台で食事を買い部屋で食べた。

　部屋も結界を張り用心した。

　行く先々であいつに合ったけど、向こうは気が付かないみたいで俺は気付かれることなく今に至るのだが時間の問題だろうと思いあいつがいた時点で拠点を変えていた。

　俺のスローライフ生活がちっともスローライフじゃない！！！！！

　俺はとっとと宿屋を引き払い次の街に行くことにした。

　街を出たところでワンズさんが待ち伏せしていたのだ。

　「何故俺を避ける」

　「……」

　「どんだけ探したと思っているんだ」

　「探してくれと頼んだ覚えはありません」

　「そんなツンケンしないでくれ！！！！！」

　俺は魔法を使いワンズさんの前から消えた。

　空間移動を習得してからはそれを使い逃げているのだが、今回は見つかってしまったので本人の前で消えてやったのだけどいつまで付いてくるつもりだ！！！！！

　同意もなく抱いたこいつを赦す気はない！！！！

　俺は今日も警戒しながら屋台を周りおいしそうな物を買いながら宿屋に戻った。

　宿屋の前にはワイズさんが鎮座しており、入れそうにないので部屋まで空間移動をし結界を施した。

　明日はここを去らねばならないなと思いつつご飯を堪能した。

　マジおいしいです。

　残りは無限収納（インベントリ）に入れておけば腐る心配もない！

　お風呂に入り早々に寝ることにした。