束縛・監禁・なんて御免だ！！！

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　雪の舞い散る日に母は亡くなった。

　悲しいとかそんなのなかった。ようやく死んでくれたと思ったのが正解だ。

　母が死ぬ間際に書いたのだろう手紙があり中を読むとすべて弟の心配ばかりだ。

　その手紙の中に弟の父親の名前が書かれており、自分が死んだら弟をそこに連れて行くようにと書かれていた。

　俺は従う気はなかったが、俺一人で弟を養うことはできないのでありがたかった。

　弟も俺のことを嫌っており、母と一緒になって俺に暴力を振るっていたのでこれからも暴力に耐えなければならないかと思うとこれ以上は耐えられない。

　俺は一筋の望みをかけ、俺はその書かれている住所に行ってみるとそれはすごいお屋敷がそびえたっていた。

　「本当にここだよな……」

　俺は恐る恐る門番に言うと、中に慌てて入り中年の男性を連れてきた。

　俺は母からの手紙を男性に渡すと、彼は手紙を読み頷くと弟を連れて屋敷に入っていった。

　屋敷に向かい一例し俺はその場を後にした。