束縛・監禁・なんて御免だ！！！

9

　解放された時はロンさんのなら入るようになり、今現在侵されています。

　「中々いい具合になりましたね」

　「これなら、過酷な戦いの後でも大丈夫だな」

　何故俺がこんなことをされてるのかこの一週間で学んだ。

　この世界には獣人や魔族と言った種族もあり、獣人はヒートなる発情期があるそうでその時手あたり次第襲い掛かる傾向があるそうだ。

　襲われたら一週間解放されないし、入れっぱなしのままだと言う。

　俺は今日までの一週間を考え青ざめていた。

　「今回は手加減しましたが獣人は手加減をしません」

　「お前にはすまないと思うが、こればっかりは儀式だと思って我慢してくれ」

　「ちなみにこの街にも数人ですが獣人は住んでますよ」

　「……」

　俺は何も言えなくなってしまった。

　今回は加減してくれたけど……加減なく抱かれていたら……俺はそれを思うと気が遠くなり気を失ってしまったみたいで、目を覚ますと洋服を着せられベッドに横になっていた。

　「目が覚めたか？」

　「……」

　「大丈夫ですか？」

　「俺もしかして狙われているの？」

　「……そうだ」

　いくら俺でもわかる、数人しかいない獣人の為にこの人たちがこんなことするはずがない。

　この後衝撃的なことを聞き俺はまた気を失ってしまうのだ。