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7 侯爵&陛下2
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ようやくそれの正体にたどり着いた時にはウィリアムも戻れないところまで来ていたのだ。
徐々に蝕まれていく意識の中ウィリアムは、リリアのことだけを心配していた。
俺たちは親友とリリアを助けるために動き出したのだ。
「あの小さかったリリアも十五歳になったんだな……」
「気持ち悪いこというな!!!!!」
「ところで、お前のライバルはどうしたんだ?」
「あいつなら親に泣きつかれて見合いしてたよ」
「とうとう諦めたのか?」
「そんなわけないだろ!!!!
リリアを救出するなら力を貸すからと言ってきやがったよ!!!!!」
「……お前ら……
はっきり言ってロリコンだぞ」
「一目惚れなんだから仕方ないだろ!!!!!」
俺は初めて会ったあの時に一目惚れしてしまったのだ。
あまりの天使プリにメロメロになり、何度も求婚したぐらいだ。
それはあいつも同じで、リリアの両親を困らせることとなってしまったのには、今更ながら反省している。
「リリア嬢は養女として引き取りたいと言ってきているようだが、聞いたか?」
「……聞いている。
あいつがごねるもんだから、両親が養女にしようとしているんだろ」
「受けるよな、それでどうするんだ」
「他の子供のいない伯爵家に養女として引き取ってもらうよう手配したよ。
そろそろあの魔道具の効力も切れる頃合いだな。
ローザの顔が醜くなってきているぞ」
「ならそろそろだな」
「ああ、ウィリアムが正気になった時、支えてやらなきゃな」
俺たちは、親友がリリアの為に頑張って立ち直ってくれるように色々な対対策を練ることにした。
もちろんローザ嬢に余計なことを吹き込んだメイドはとっくに解雇されている。
解雇されたメイドを捕まえ、どこでその魔道具を買ったか下呂ってもらった。
買った店にも行き誰の作品か聞き、作った人間にも聞いたが効力が切れるまでどうすることもできなかった。
魔道具を外せばと簡単に思ったが、闇魔法がかけられていて、外すことができないようになっていた。
それはローズ嬢の方も同じだった。
只々効力が切れるのを待ち続けるしかなかったのだ。
後もう少しだ。
親友よ、もう少しだけ我慢してくれ、その苦しみから助けてやるからな。
今はまだ我慢するしかなかった。
徐々に蝕まれていく意識の中ウィリアムは、リリアのことだけを心配していた。
俺たちは親友とリリアを助けるために動き出したのだ。
「あの小さかったリリアも十五歳になったんだな……」
「気持ち悪いこというな!!!!!」
「ところで、お前のライバルはどうしたんだ?」
「あいつなら親に泣きつかれて見合いしてたよ」
「とうとう諦めたのか?」
「そんなわけないだろ!!!!
リリアを救出するなら力を貸すからと言ってきやがったよ!!!!!」
「……お前ら……
はっきり言ってロリコンだぞ」
「一目惚れなんだから仕方ないだろ!!!!!」
俺は初めて会ったあの時に一目惚れしてしまったのだ。
あまりの天使プリにメロメロになり、何度も求婚したぐらいだ。
それはあいつも同じで、リリアの両親を困らせることとなってしまったのには、今更ながら反省している。
「リリア嬢は養女として引き取りたいと言ってきているようだが、聞いたか?」
「……聞いている。
あいつがごねるもんだから、両親が養女にしようとしているんだろ」
「受けるよな、それでどうするんだ」
「他の子供のいない伯爵家に養女として引き取ってもらうよう手配したよ。
そろそろあの魔道具の効力も切れる頃合いだな。
ローザの顔が醜くなってきているぞ」
「ならそろそろだな」
「ああ、ウィリアムが正気になった時、支えてやらなきゃな」
俺たちは、親友がリリアの為に頑張って立ち直ってくれるように色々な対対策を練ることにした。
もちろんローザ嬢に余計なことを吹き込んだメイドはとっくに解雇されている。
解雇されたメイドを捕まえ、どこでその魔道具を買ったか下呂ってもらった。
買った店にも行き誰の作品か聞き、作った人間にも聞いたが効力が切れるまでどうすることもできなかった。
魔道具を外せばと簡単に思ったが、闇魔法がかけられていて、外すことができないようになっていた。
それはローズ嬢の方も同じだった。
只々効力が切れるのを待ち続けるしかなかったのだ。
後もう少しだ。
親友よ、もう少しだけ我慢してくれ、その苦しみから助けてやるからな。
今はまだ我慢するしかなかった。
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