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女の足ではかなりあった。
家を追い出されてから早一週間……まだ着かないのだ。
「何でこんなに遠いのよ!!!!!!!」
人の目があるからと飛行術を使うことができなので、こうして歩いているのだ。
それだって普通の人が歩く倍の速さで歩いてるんだよ!!!!!
それなのに着かないってどんだけ遠いいんだ!!!!!
私は少し休憩をするとまた歩き出したのだ。
さらに一週間ようやく着きました。
二週間もかかるなんて……普通に行けば一か月以上かかる道のりだよね。
身支度を整え領主さまに合いに行った。
領主さまは私が家を出ていることを知っていて、訪ねただけで領主さまのところまで案内してくれた。
「ようやく決別の意思が固まったんだね」
「はい、いくら持ち返したからとすぐに贅沢するなんて……少しは協力してくれた領民を大切にしてもらいたかったです」
「そうだね、少しやつれたんじゃないか?
当分はゆっくり休みなさい、君は頑張りすぎたよ」
領主さまは私の頭を撫でてくれた。
そんなに年は変わらないが、けして恋愛対象としては見てもらえていないのは確かなのだ。
「わかりました。
後のことはよろしくお願いします」
深々と頭を下げ部屋を後にした。
領主さまの思い人は妹だ。
口ではああやって言っているが……口うるさい人間がいなくなることを何より喜んでいる。
私はどうなってもいいから、領民さえ無事に過ごせればと思いここまで来た。
これで私の役目も終わる。
ここは他の領地から見たらとても大きく町も整備されているのでギルドもきちんとあった。
「すみません。登録お願いします」
「登録ですね、冒険ギルドと商業ギルドがありますがどうしますか?」
「両方お願いします」
私は両方登録し、当面の生活費に自作のポーションのを売った。
以前領地に来た冒険者に作り方を教えてもらい毎年作って、領民に渡していたのだ。
ケガをしてもケガを見てくれる医師はいない、頼み込み教えてもらった。
それからかかさずに作っていたのだ。
それを数本売るとかなりのいいお値段になった。
「こんなにですか?」
「はい、誰に教えてもらったか知りませんが、随分と性能の良いポーションです。
出来れば定期的に卸してもらえるとありがたいのですが……」
「大丈夫です!!!!
ありがとうございます!!!!
いきなり手元に大金が舞い込み焦ったが、ギルドに預けると変わったブレスレットを渡された。
「これにはあなたの情報が入ってます。
これを買い物したお店でかざすと精算することができますので、現金を持たなくても大丈夫です」
「便利ですね、これで心置きなく仕事に取り組めますね」
「ただ気を付けてくださいね、よからぬことを考えている輩はたくさんいます。
どうもあなたは先ほどから、見張られている気がしますので……どうしますか?
目くらましぐらいならできますよ」
「ありがとうございます。
見張っている人間に心当たりがあります。
ここの領主は少々恋愛ボケしてしまったようですね」
「……マスターも勧告してました。
妹はろくな人間じゃないと……でも一度も得たものは中々沈下しないものですね」
「同感です。
あの子の言いなりになって色々買いあさっていればいつかは……」
「そうですね、とりあえず裏から逃げてください」
「ありがとうございます」
結界を張り声が漏れないようにしてから、喋っていたので大丈夫だと思うが受付嬢がいい人で良かった。
「では、すべての手続きは終了しました。
マスターより今後の活動についてお話がありますので中にお入りください」
私は言われるがままに中に入った。
家を追い出されてから早一週間……まだ着かないのだ。
「何でこんなに遠いのよ!!!!!!!」
人の目があるからと飛行術を使うことができなので、こうして歩いているのだ。
それだって普通の人が歩く倍の速さで歩いてるんだよ!!!!!
それなのに着かないってどんだけ遠いいんだ!!!!!
私は少し休憩をするとまた歩き出したのだ。
さらに一週間ようやく着きました。
二週間もかかるなんて……普通に行けば一か月以上かかる道のりだよね。
身支度を整え領主さまに合いに行った。
領主さまは私が家を出ていることを知っていて、訪ねただけで領主さまのところまで案内してくれた。
「ようやく決別の意思が固まったんだね」
「はい、いくら持ち返したからとすぐに贅沢するなんて……少しは協力してくれた領民を大切にしてもらいたかったです」
「そうだね、少しやつれたんじゃないか?
当分はゆっくり休みなさい、君は頑張りすぎたよ」
領主さまは私の頭を撫でてくれた。
そんなに年は変わらないが、けして恋愛対象としては見てもらえていないのは確かなのだ。
「わかりました。
後のことはよろしくお願いします」
深々と頭を下げ部屋を後にした。
領主さまの思い人は妹だ。
口ではああやって言っているが……口うるさい人間がいなくなることを何より喜んでいる。
私はどうなってもいいから、領民さえ無事に過ごせればと思いここまで来た。
これで私の役目も終わる。
ここは他の領地から見たらとても大きく町も整備されているのでギルドもきちんとあった。
「すみません。登録お願いします」
「登録ですね、冒険ギルドと商業ギルドがありますがどうしますか?」
「両方お願いします」
私は両方登録し、当面の生活費に自作のポーションのを売った。
以前領地に来た冒険者に作り方を教えてもらい毎年作って、領民に渡していたのだ。
ケガをしてもケガを見てくれる医師はいない、頼み込み教えてもらった。
それからかかさずに作っていたのだ。
それを数本売るとかなりのいいお値段になった。
「こんなにですか?」
「はい、誰に教えてもらったか知りませんが、随分と性能の良いポーションです。
出来れば定期的に卸してもらえるとありがたいのですが……」
「大丈夫です!!!!
ありがとうございます!!!!
いきなり手元に大金が舞い込み焦ったが、ギルドに預けると変わったブレスレットを渡された。
「これにはあなたの情報が入ってます。
これを買い物したお店でかざすと精算することができますので、現金を持たなくても大丈夫です」
「便利ですね、これで心置きなく仕事に取り組めますね」
「ただ気を付けてくださいね、よからぬことを考えている輩はたくさんいます。
どうもあなたは先ほどから、見張られている気がしますので……どうしますか?
目くらましぐらいならできますよ」
「ありがとうございます。
見張っている人間に心当たりがあります。
ここの領主は少々恋愛ボケしてしまったようですね」
「……マスターも勧告してました。
妹はろくな人間じゃないと……でも一度も得たものは中々沈下しないものですね」
「同感です。
あの子の言いなりになって色々買いあさっていればいつかは……」
「そうですね、とりあえず裏から逃げてください」
「ありがとうございます」
結界を張り声が漏れないようにしてから、喋っていたので大丈夫だと思うが受付嬢がいい人で良かった。
「では、すべての手続きは終了しました。
マスターより今後の活動についてお話がありますので中にお入りください」
私は言われるがままに中に入った。
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