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俺は自己防衛の為結界を張りめぐらせた。
そこへ、陛下と王子たちが来たのだ。
「ジェーン来てくれたんだね」
「陛下のたっての頼みですもの」
陛下のご機嫌がすこぶるよくなったが、すぐに不機嫌になった。
「なぜ、この者たちに悪意を向ける」
「ベルク……やめなさい」
母の言葉は今の陛下には届かなかった。
俺たちに悪意を向け、それが呪詛のように体にまとわりついていたのを陛下は見てしまったのだ。
王妃はこの呪詛によって命を削ったのだ。
陛下の愛を独り占めした王妃を同年代の令嬢は王妃にねたみや恨みと言った呪詛を王妃に送った。
呪詛を一心に受けた王妃は昨年亡くなってしまったのだ。
落ち込む陛下を幼少期よりの幼馴染である俺の母が慰め励ましたお陰でだいぶマシになったのだが、今度は俺たちにその呪詛が来た。
もちろんすべて倍返ししてますけど、何か?
陛下は俺たちの周りの呪詛を見て、王妃のことがよみがえってのだろう、魔力の暴走一歩手前まで来ていた。
「やばいですわね、暴走してしまったらマリーの愛した庭がダメになってしまいますわ」
「暴走を止めるにはどうしたらいいのですか?」
「前はマリーの口づけでしたけど……今は止められるものはいませんわね」
「ならどうすれば……」
「後はベルクと同じだけの魔力を持ったものが魔力の相殺してくれればいいのだが……」
「母上、大丈夫ですか?」
「大丈夫よ、それよりマリーの大事な庭が……」
「ジェーン様すみません父が……」
ようやくたどり着いた第一王子と兄二人に少しほっとした。
「我々の力をもってしてもこれほどの魔力は無理だな」
俺は仕方なく、陛下の手を掴み魔力を流した。
俺の魔力に押され陛下の魔力がだんだん小さくなっていることがわかる。
残りの魔力を相殺すべくさらに流し込むと圧倒的な魔力であたりを圧迫していたのが解け、あちらこちらで倒れる人がぞくしつした。
かくいう俺も魔力切れを起こし倒れたのはいうまでもない。
そこへ、陛下と王子たちが来たのだ。
「ジェーン来てくれたんだね」
「陛下のたっての頼みですもの」
陛下のご機嫌がすこぶるよくなったが、すぐに不機嫌になった。
「なぜ、この者たちに悪意を向ける」
「ベルク……やめなさい」
母の言葉は今の陛下には届かなかった。
俺たちに悪意を向け、それが呪詛のように体にまとわりついていたのを陛下は見てしまったのだ。
王妃はこの呪詛によって命を削ったのだ。
陛下の愛を独り占めした王妃を同年代の令嬢は王妃にねたみや恨みと言った呪詛を王妃に送った。
呪詛を一心に受けた王妃は昨年亡くなってしまったのだ。
落ち込む陛下を幼少期よりの幼馴染である俺の母が慰め励ましたお陰でだいぶマシになったのだが、今度は俺たちにその呪詛が来た。
もちろんすべて倍返ししてますけど、何か?
陛下は俺たちの周りの呪詛を見て、王妃のことがよみがえってのだろう、魔力の暴走一歩手前まで来ていた。
「やばいですわね、暴走してしまったらマリーの愛した庭がダメになってしまいますわ」
「暴走を止めるにはどうしたらいいのですか?」
「前はマリーの口づけでしたけど……今は止められるものはいませんわね」
「ならどうすれば……」
「後はベルクと同じだけの魔力を持ったものが魔力の相殺してくれればいいのだが……」
「母上、大丈夫ですか?」
「大丈夫よ、それよりマリーの大事な庭が……」
「ジェーン様すみません父が……」
ようやくたどり着いた第一王子と兄二人に少しほっとした。
「我々の力をもってしてもこれほどの魔力は無理だな」
俺は仕方なく、陛下の手を掴み魔力を流した。
俺の魔力に押され陛下の魔力がだんだん小さくなっていることがわかる。
残りの魔力を相殺すべくさらに流し込むと圧倒的な魔力であたりを圧迫していたのが解け、あちらこちらで倒れる人がぞくしつした。
かくいう俺も魔力切れを起こし倒れたのはいうまでもない。
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