幸せが終わるとき。(完結)

紫苑

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きっと二度目の恋。

レアが大好き!

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私は、レアが好き。

大好きでたまらなく、一緒にいるだけで幸せ。

いつも、声に出してレア大好きー!と言ってしまって、レアが困った顔をして、「こら!」と頭を小突く。
それすらも、勝手に幸せを感じてしまう私が居た。でも、その幸せというのは…

…半分嘘なのかもしれない。
最近欲が出てきて、レアは私の事が気になってるんじゃ?とか、
ぎゅっとハグして欲しいとか、

「ちゅーしたいなぁ…」何て邪な考えが私の中をぐるぐると周る。

「何考えてるの?」肩に腕を乗せられ、突然の重みに耐え、複雑な表情をしていると、

「ティアナさんって面白いよね」とメシア君は笑った。

薄紫の目に、サラサラな長髪を一つ結びにしている彼。学年で一番の頭の良さ、加え何か品のある同級生。どことなく、レアに似ていて、私は男性に免疫がないのでは、と、たまにメシア君とレアを重ねてしまうんだ。メシア君にはすごく失礼な事なんだけど…そうメシア君に相談したら。

「俺に失礼じゃない?罰として、今度買い物付き合ってよ」

と、友達であるメシア君と出かけることになってしまった。「男子と出かけるなんて、レア以外は初めてだよー」とメールを送ると、何故か珍しく絵文字付きで帰ってきて、私は??ときょとんとしてしまった。メシア君は、モテる。なので、このデート(?)のことは、みんなには誤解されるから黙っておこうっと。



「何か今日、あったのか?」
「え?」
「…嬉しそうだから」

嬉しそうなのはレアと今、会えてるからです!と声を大にして言いたいが、ぐっとこらえて。
「今度、メシア君と出かけることになったんだよー、罰とか酷いよねー」そう言うと、レアの笑顔が凍り付いた。そして、「二人きりで?」と何故か不機嫌そうにしている。レアにちゅーしたいとか、ハグしたいとか言わなかったけど、知られて引かれた!?とパニックしていると、

「ミニスカートは履いていかないように」
「ん?」
「門限は6時」
「はい?」
「ヒールの高い靴はむしろ履いていけ」

何のアドバイス?と思いながら「了解!」とひじを曲げて、頭に手を斜めに当てる。
すると、レアはニコニコしながら勉強を教えるのだが、たまに声が物凄く低い。

「どうしたの?」と何度聞いても、何でもないよとニコニコの笑顔が怖かった。

何で怒ってるんだろう??

問題集に夢中になってるティアナはさておき、レアというと。

「…あいつ、ぶっ殺す」と小声で呟き、シャープペンシルが一本おじゃんになっていた。

「他にクラスの誰が来るんだろう~」

レアはそれを聞いて、思わず苦笑いした。

「報われないのは…お互い様かな」
二人きりじゃないにしろ、人気のメシア君と出かけることに何て、学年中の女子が続いて私も私も!!と、争奪戦になりそうだ。
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