幸せが終わるとき。(完結)

紫苑

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二人、また出会う日まで。

時間は過ぎて。

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どうしようかな、どうしたいのかな。

私は真剣に悩んでいる。

夢見心地でふわふわしてたあの頃、

でも今は違う。

私は、高校3年生になっていた。

バイトは今も続けているが、一旦受験でお休みさせて貰っている。私は塾へ通い、更にリアに勉強を教わっていた。リアの教え方は分かりやすく、成績は徐々に上がっていった。今日も、家に来てくれて、勉強を教えてくれる予定だ。出会って、2年。レアと別れて6年が経つ。月日は残酷で、窓から外を眺めてると、雪が降っていた。

「あ、リア!」

私は、外へリアを迎えに行った。寒くて凍えるような冬、マフラーを手に持ち、走っていく。

「ありがとう。」

リアは嬉しそうに笑った。マフラーを首にぐるぐると巻き、「温かいね」とふふ、と優しく笑う。そんな、リアの笑顔を見ると、ほっとしてしまう。そんな素朴さがとても好きだった。

「上がって!」
「お邪魔します。あれ?」
「今日はお母さん居ないの。」
「それって、二人きりかな。」
「そうだね、お母さんは今日友人の結婚式で、他県に行ってるから、帰らないよ。」
「お父さんは?」
「お父さんは出張。」
「大丈夫なの…?」

心配そうな声に、「私もう17なんですけど!?」と怒ってしまう。失礼な、高校3年生にもなって、親が居ないぐらいで動揺したりするもんか。これでも、あれから一人で一通りの家事は出来るようになっていた。特に、料理には力を入れている。

「じゃあ、それを確かめるためにも、今日は泊ってくよ。」
「え!??」

さらりと言う爆弾発言に、私はびっくりした。でも、そろそろいいのかもしれない?いやいや、早いよ。心の中の葛藤に襲われ、どう答えようか悩んでる。

「俺を信じて。」

手を握られ、真っすぐ見つめられた。心臓がドキドキしすぎて壊れそう。それは、どっちの意味で言ってるのか、真意が分からなくて、私は「う、うん…。」と泊る事を許してしまった。同時に心の奥のドアが、キィと開き、その奥に居た人物がじっと見ていた。
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