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サクラはその身を魅せるために咲く
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「勇樹さん……」
「ぅん……? って斎、なんでこんなところにいるの!?」
酒に浮かれていた勇樹だが、耳心地のいいその声が何度となく耳元で叫ぶもので、仕方ないと意識を浮上させたのだが、、目の前の光景は夢かと疑うほどに甘美な光景だった。
「いいから退いてください!」
「あ、ああ」
なぜ斎がベッドに倒れているのか、そしてなぜ自分が彼に覆いかぶさっているか、といまいち事情を飲み込めていない勇樹だったが、斎に胸を軽く押されて、とりあえずはそこから退く選択をした。
「えっと、とりあえず……斎、無事か?」
「重かったですけど、特に被害はありません」
ほらね、と腕を広げて傷はないだろう?と主張する斎に、勇樹は「そうか」と短く答えて目をそらす。
『被害』はない、にそのはだけた胸元は入っていないのだろう。
勇樹にとって斎は殴る蹴るなどの暴行を与えるような存在ではないが、けれど違う意味での暴行と取られても仕方のないような行為を加えてしまいそうな相手ではある。
これだけ近くにいて、いつもは理性がブレーキを力強く踏みつけているが、それでもアルコールを大量に摂取するとその力は弱まってしまうこともあるのだ。
…………だからといっても、勇樹にも付き合いというものがあって、幼い頃から両親伝いで知り合いの役者さん達に飲みに行かないかと声をかけられれば断ることも出来ない。
酒に強い勇樹に美味いからと大量の酒を飲ませたのも、彼らが勇樹に好意を持ってくれているからだということも承知の上で、だからこそこんなに、斎に声をかけられるまでの記憶を飛ばしてしまえたのだ。
勇樹が覚えているのは、彼らと別れてタクシーに乗って、ホテルの名前を告げたまで。
チラリと視界に入った時計の針は深夜2時を指していた。そして現在、ベッドサイドの備え付けのデジタル時計は3時を少し過ぎたあたりの数字を表示していた。
飲んだ場所が少しホテルから離れていたにしてもタクシーなら30分とかからずに到着できる。
タクシーを降りてからどうやってこの部屋に帰ってきたか、想像もつかない勇樹には空白の時間が30分ほど存在する。
……まだ何もしていないと、手を出してはいないと信じたい勇樹だったが、酔って意識を飛ばしてしまうような自分を完全に信用することなどできなかった。
勇樹は服の乱れを整える斎を確認してから、冷蔵庫へと足を運ぶ。
備え付けのミネラルウォーターを口に含むと少しだけ、頭の中が明るくなったような気がした。
そしてもう一度、斎を見据えて尋ねる。
「本当に、何もなかったか?」――と。
すると斎は悲しそうに目を細めてから「本当に何もありませんよ……と告げた。
そして「心配なら脱いで見せましょうか?」とも言った。
「……いや、いい」
斎のその表情に引っかかった勇樹であったが、それ以上にここまで脈がないらしいことに悲しみが一気に押し寄せたのだ。
斎はオメガではないし、女性でもない。彼からしてみればアルファの、それも男なんて恋愛対象にもなりはしないのだろう。そのことに今さらながら胸をえぐられるのはきっと酒のせいなのだろう――とまだたっぷりと残っているペットボトルの水の量を半分ほどに減らした。
けれど勇樹は斎を諦めようとは思わなかった。
今はまだ、その時ではないだけだと己を鼓舞して、何事もなかったかのように、いや事実として何もなかったのだからそれが正しい行動なのだが、今まで通りに振舞うことにした。
「斎、今日の初っぱなの予定は何?」
「今日は午後からABC局でバラエティ番組の撮影が入っています」
「ああ、今度のドラマの宣伝だっけ?」
「はい」
「……ってことは、しばらく寝てても大丈夫だよね?」
「はい。時間になったら起こしますので」
「そっか、よろしく」
再び斎と同じベッドに入って、撫でてもらえることを期待して彼の膝の上へと寝転がる。
ビクッと少しだけ斎の身体が揺れた気がしたが、すぐに勇樹の意図を察したらしく「おやすみなさい」と彼の髪をすくようにして頭を撫でた。
愛おしさに溺れるようにして眠る勇樹は本当に何もなくてよかったと、意識が混濁状態のうちになし崩しにならなかったことに満足した。
だから彼は知らないのだ――本当はベッドの上で何があったのかを。
実は勇樹の恐れていたことが半分ほど実行されていた。
遡ること1時間。
すっかり酔いの回った勇樹がそちらに向かったと、彼が飲んでいた相手から斎の元に連絡が入った。
挨拶の時に渡していた名刺から携帯番号を見つけたのだろう。
わざわざ連絡して来てくれた相手にお礼を告げると、彼もまた酒に浮かれたような明るい声で気にするなと答えた。
そして「恋人のこと、心配だろう?」――とも。
斎と勇樹は恋人ではない。
だが斎は何度か寝言で勇樹が『いつき』を求めていることを知っていた。
その『いつき』が自分であればいいなんて思ったこともある。
けれどこの電話で、その『いつき』が自分ではないことを、恋人の『いつき』なのだと脳内のピースをはめた。
斎はあくまで橋間勇樹のマネージャーである。プライベートで彼が誰と付き合っていようが、スキャンダルで撮られて問題になりさえしなければ関係のないことなのだ。
「私は橋間勇樹のマネージャーですよ」
恋人ではないのだと遠回しに指摘してから、お礼で締めくくると電話を切った。
それから斎は教えてもらった店からどのくらいでタクシーが着くかを予想して、ホテルの入り口付近で勇樹を待った。
聞くところによると彼は1人でタクシーに乗ったらしく、男女関係で週刊誌に撮られることはないだろうとは思ったが、泥酔した姿が撮られても厄介だと思ったのだ。
あくまでそれはマネージャーとしての仕事の一環であると己に言い聞かせて、タクシーから降りた勇樹を部屋まで手を引いて連れて行った。
……そしてベッドへと寝かせようとした時に、勇樹は斎に覆いかぶさってきたのだ。
『いつき』――とその名を呼びながら、斎のシャツの前に手をかけた。
斎は『いつき』の代わりになってなるものかと抵抗した。
後で彼が後悔をしないように、自分でもよくこんな力があったと驚くほどの力で、アルファである勇樹がこれ以上間違いを犯さないように止めて、そして何度も彼の名を呼んだ。
格闘すること10分。
愛と酒に蕩けたような表情で微笑まれ、口元にキスをひとつ落とされた時、もう無理だと、どうせなら己の欲に溺れてみるのもいいかもしれないと斎の中の悪魔が囁いた。
もう一度だけ彼の名を呼んで応えてくれなかったら、その時は…………そう決心して「勇樹さん」と呼んだ。
――斎の賭けは成功でもあり、失敗でもあった。
何事もなかったのだと信じて眠る勇樹は、春になると誰をも魅了する桜の花のように美しかった。
眠った勇樹の髪をすくうたびに、その艶やかな髪は指の間を通り抜けていく。
まるで彼のようだと思いながら、斎は愛おしい名前を耳元で小さく呟くのだった。
「ぅん……? って斎、なんでこんなところにいるの!?」
酒に浮かれていた勇樹だが、耳心地のいいその声が何度となく耳元で叫ぶもので、仕方ないと意識を浮上させたのだが、、目の前の光景は夢かと疑うほどに甘美な光景だった。
「いいから退いてください!」
「あ、ああ」
なぜ斎がベッドに倒れているのか、そしてなぜ自分が彼に覆いかぶさっているか、といまいち事情を飲み込めていない勇樹だったが、斎に胸を軽く押されて、とりあえずはそこから退く選択をした。
「えっと、とりあえず……斎、無事か?」
「重かったですけど、特に被害はありません」
ほらね、と腕を広げて傷はないだろう?と主張する斎に、勇樹は「そうか」と短く答えて目をそらす。
『被害』はない、にそのはだけた胸元は入っていないのだろう。
勇樹にとって斎は殴る蹴るなどの暴行を与えるような存在ではないが、けれど違う意味での暴行と取られても仕方のないような行為を加えてしまいそうな相手ではある。
これだけ近くにいて、いつもは理性がブレーキを力強く踏みつけているが、それでもアルコールを大量に摂取するとその力は弱まってしまうこともあるのだ。
…………だからといっても、勇樹にも付き合いというものがあって、幼い頃から両親伝いで知り合いの役者さん達に飲みに行かないかと声をかけられれば断ることも出来ない。
酒に強い勇樹に美味いからと大量の酒を飲ませたのも、彼らが勇樹に好意を持ってくれているからだということも承知の上で、だからこそこんなに、斎に声をかけられるまでの記憶を飛ばしてしまえたのだ。
勇樹が覚えているのは、彼らと別れてタクシーに乗って、ホテルの名前を告げたまで。
チラリと視界に入った時計の針は深夜2時を指していた。そして現在、ベッドサイドの備え付けのデジタル時計は3時を少し過ぎたあたりの数字を表示していた。
飲んだ場所が少しホテルから離れていたにしてもタクシーなら30分とかからずに到着できる。
タクシーを降りてからどうやってこの部屋に帰ってきたか、想像もつかない勇樹には空白の時間が30分ほど存在する。
……まだ何もしていないと、手を出してはいないと信じたい勇樹だったが、酔って意識を飛ばしてしまうような自分を完全に信用することなどできなかった。
勇樹は服の乱れを整える斎を確認してから、冷蔵庫へと足を運ぶ。
備え付けのミネラルウォーターを口に含むと少しだけ、頭の中が明るくなったような気がした。
そしてもう一度、斎を見据えて尋ねる。
「本当に、何もなかったか?」――と。
すると斎は悲しそうに目を細めてから「本当に何もありませんよ……と告げた。
そして「心配なら脱いで見せましょうか?」とも言った。
「……いや、いい」
斎のその表情に引っかかった勇樹であったが、それ以上にここまで脈がないらしいことに悲しみが一気に押し寄せたのだ。
斎はオメガではないし、女性でもない。彼からしてみればアルファの、それも男なんて恋愛対象にもなりはしないのだろう。そのことに今さらながら胸をえぐられるのはきっと酒のせいなのだろう――とまだたっぷりと残っているペットボトルの水の量を半分ほどに減らした。
けれど勇樹は斎を諦めようとは思わなかった。
今はまだ、その時ではないだけだと己を鼓舞して、何事もなかったかのように、いや事実として何もなかったのだからそれが正しい行動なのだが、今まで通りに振舞うことにした。
「斎、今日の初っぱなの予定は何?」
「今日は午後からABC局でバラエティ番組の撮影が入っています」
「ああ、今度のドラマの宣伝だっけ?」
「はい」
「……ってことは、しばらく寝てても大丈夫だよね?」
「はい。時間になったら起こしますので」
「そっか、よろしく」
再び斎と同じベッドに入って、撫でてもらえることを期待して彼の膝の上へと寝転がる。
ビクッと少しだけ斎の身体が揺れた気がしたが、すぐに勇樹の意図を察したらしく「おやすみなさい」と彼の髪をすくようにして頭を撫でた。
愛おしさに溺れるようにして眠る勇樹は本当に何もなくてよかったと、意識が混濁状態のうちになし崩しにならなかったことに満足した。
だから彼は知らないのだ――本当はベッドの上で何があったのかを。
実は勇樹の恐れていたことが半分ほど実行されていた。
遡ること1時間。
すっかり酔いの回った勇樹がそちらに向かったと、彼が飲んでいた相手から斎の元に連絡が入った。
挨拶の時に渡していた名刺から携帯番号を見つけたのだろう。
わざわざ連絡して来てくれた相手にお礼を告げると、彼もまた酒に浮かれたような明るい声で気にするなと答えた。
そして「恋人のこと、心配だろう?」――とも。
斎と勇樹は恋人ではない。
だが斎は何度か寝言で勇樹が『いつき』を求めていることを知っていた。
その『いつき』が自分であればいいなんて思ったこともある。
けれどこの電話で、その『いつき』が自分ではないことを、恋人の『いつき』なのだと脳内のピースをはめた。
斎はあくまで橋間勇樹のマネージャーである。プライベートで彼が誰と付き合っていようが、スキャンダルで撮られて問題になりさえしなければ関係のないことなのだ。
「私は橋間勇樹のマネージャーですよ」
恋人ではないのだと遠回しに指摘してから、お礼で締めくくると電話を切った。
それから斎は教えてもらった店からどのくらいでタクシーが着くかを予想して、ホテルの入り口付近で勇樹を待った。
聞くところによると彼は1人でタクシーに乗ったらしく、男女関係で週刊誌に撮られることはないだろうとは思ったが、泥酔した姿が撮られても厄介だと思ったのだ。
あくまでそれはマネージャーとしての仕事の一環であると己に言い聞かせて、タクシーから降りた勇樹を部屋まで手を引いて連れて行った。
……そしてベッドへと寝かせようとした時に、勇樹は斎に覆いかぶさってきたのだ。
『いつき』――とその名を呼びながら、斎のシャツの前に手をかけた。
斎は『いつき』の代わりになってなるものかと抵抗した。
後で彼が後悔をしないように、自分でもよくこんな力があったと驚くほどの力で、アルファである勇樹がこれ以上間違いを犯さないように止めて、そして何度も彼の名を呼んだ。
格闘すること10分。
愛と酒に蕩けたような表情で微笑まれ、口元にキスをひとつ落とされた時、もう無理だと、どうせなら己の欲に溺れてみるのもいいかもしれないと斎の中の悪魔が囁いた。
もう一度だけ彼の名を呼んで応えてくれなかったら、その時は…………そう決心して「勇樹さん」と呼んだ。
――斎の賭けは成功でもあり、失敗でもあった。
何事もなかったのだと信じて眠る勇樹は、春になると誰をも魅了する桜の花のように美しかった。
眠った勇樹の髪をすくうたびに、その艶やかな髪は指の間を通り抜けていく。
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