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1st season 第四章
077 猊下のおしごと
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「第一回、ロックハウス家、教皇ってどうするの会議~、はい、拍手!」
ぱちぱちぱちぱち
「今回はオブザーバーとして、クルスタット様とヴァルダークさんが参加しています、はい、拍手!」
ぱちぱちぱちぱち
「・・・アンタ、これ好きよね」
「様式美?」
「おほんっ、まず先立って宜しいでしょうか?」
「はい、クルスタット様」
「まずはその、『クルスタット様』というのをやめて頂きたい。今やロックハウス猊下は教皇というお立場、そのまま『クルスタット』と呼び捨て下さい」
「えぇと、それはちょっと・・・ほら、ホルジス様だって『クルスタットさん』って呼んでましたし」
「では、せめて『クルスタット卿』と。今後猊下が『様』をつけていいのは神界の方々だけです。ケジメですから、お願いいたします」
「はぁ・・・そうですね、ではクルスタット卿と呼ばせて頂きます。ヴァルダークさんはヴァルダークさんなんで楽ですね」
「で、カ・・・猊下、どうすんだ?」
「それをこれから話し合うわけですよ。まず決めることは『宗派の名称』『活動目的』『教義』『運営方法』あたりですかね?」
「ホルジス教じゃないの?」
「それはあんまり良くないかな。ホルジス様だけを信仰するような偏った教義は神界にも人界にも要らない軋轢を生むでしょ?それにホルジス様も立場的に困ると思うし・・・っていうかアベル隊のみんな?大丈夫?ついてこれてる?」
「・・・無理・・・かな?」
「我らは聞いてるだけで精一杯だ。すまぬが主殿達で進めていってくれ」
「で、名称なんだけど、なんかいいの無い?」
「そうね、ホルジス様が『真理を明かそう』っておっしゃったのが発端なんだから『真理教』?」
「・・・それは前世記憶的に危険が危ないので却下」
「なんでよっ!」
「方向性はあってる。言葉をかえて考えてみて?」
「うーん、じゃ『真言教』?」
「かえって離れた。しかもソレも別の世界にあるしっ!クルスタット・・・卿とヴァルダークさんも考えてくださいよ」
「無茶言うな」
「私もこういうのは苦手でしてな」
「真理を明かすから『真明教』、神様に感謝するから『神謝教』、理に感謝するから『理謝教』、神の理だから『神理教』、好きなの選びなさいっ!」
「おー、やっぱおまえこういうの得意な。この4つから選ぼう。俺的には『神理教』がグッと来たな」
「じゃ、それで。みんないい?」
(((((コクコクコクコク)))))
「決まりな。次は、活動目的だけど、これはアレだ『神の理を広めて、神々に感謝する人を増やす』って事でいいよな?世界の安定にはそれが必要って事だし」
「良いと思いますな」
(((((コクコクコクコク)))))
「で、教義ですが、これは神殿の床に刻んだ言葉『今日も変わらず大地が有り、見上げればそこに空がある。我らはそれに感謝する』が原典です。まずはコレを広めましょう」
「広めると言ってもその方法は?」
「そこは『運営』の話になりますね。教義としてはこの原典の解説として、今日のホルジス様のお話をそのまま伝えましょう」
「わかったわ」
(((((コクコクコクコク)))))
「さて、最後の運営ですが・・・これはちょっと簡単には決まらないですよね。まず組織としては『神理協会』であり、トップは教皇の俺。あとは神殿がひとつあるだけで、全て白紙です」
「猊下、国にしないのですか?」
「えっ?」
「いえ、聖教を基として聖教国があるわけですから、神から直接神託を受けた猊下こそ、『神理教国』を興すべきでは?」
「えーと、それも一つの手ですが、目的を優先するなら悪手です」
「理由を伺っても?」
「国にしちゃったら、まず聖教国と戦争しなきゃいけません。他の国とも戦争になる可能性が高いです。だからしません。そもそも『聖教』と対立する必要も無いですし」
「そこ、よくわかんないわ?」
「聖教も神理教も崇める神は同じじゃん?向こうの教義に一文加えて貰えれば何も問題なくなるじゃん?」
「だってあっちは寄付してお願いしなさいって、それでお金儲けしてるのよ?」
「別にいんじゃね?俺達にとって大事なのは『原典』。ちゃんと神に感謝した上で、おまけでお願いしても問題無いじゃん?お金だって払いたければ払えばいいし?ホルジス様が『やめさせて』って言ったらそりゃなんか考えるべきだけど、現時点で俺達の目的ってそこじゃないじゃん?その辺りはクリアにしとかないと、ミイラ取りがミイラになる」
「一理・・・あるわね」
「うん、むしろ積極的に『聖教で崇められてる神様のお仕事はこんなです~、有り難いですね~』って広めたほうが効果的じゃん?」
「・・・なんか納得行かないけど正論ね」
「と、いうわけで、神理教会はまずこの13名で運営していきます。その中で今みたいな疑問や課題をクリアにしていって、全員が同じ認識を確立した段階で、拡大なりなんなりを考えたいと思います。いいですか?」
「ああ、いいと思う」
「敬服いたしました」
(((((コクコクコクコク)))))
「で、ようやっとさっき出た布教方法の話になるけど、まずは絵本を作りたいと思います」
「絵本?」
「そう。神に感謝して平和に暮らす世界と、神への感謝を忘れて崩壊してしまう世界のお話」
「猊下、本を回し読みする程度ではあまりに時間がかかるのでは?」
「あ、死ぬほど沢山作ります。そうですね・・・一人一冊は無理でも、まずはエルダーサの全ての家に一冊ずつ配りましょう」
「1万冊・・・ですか?」
「はい、秘策があります。『印刷』と言って、一冊書けば、無限に同じ本を量産する技法があるのです。良い機会ですから文字の教育にも使えるようなものを作りましょう」
「印刷・・・ですか?」
「はい、この世界にはまだありませんが、前世の世界の技術です」
「前世?」
「あ、クルスタット様・・・卿にはまだお話した事ありませんでしたね。俺には前世の記憶があるのです。ホルジス様との縁もその辺りがきっかけで・・・今度ゆっくりお話しますね・・・そして、なんだかやる事がどんどん増えていくので、ロックハウス家でも分業化を考えよう。まず軍事の指揮は俺が主でアベルが副、これは変わらない」
「はっ」
「建築はリシェルで、移動がライザ、服飾がエマで、ミランが・・・風呂?うーん、ミランはもっと出来るな。そして今後スージーは責任重大だ。予算計画の責任者に任命します」
「? あーし?」
「おう。ついにスージーの算術ギフトが火を噴く時がやってきたぞ?」
「・・・計算出来ても考え方とかわっかんないよ?」
「そこは教える。よろしくな?」
「がんばるっ!ちょっち嬉しいっ!」
「はい、そして街にいる時は仕事のないライザが自動的に絵本の責任者に決まりました。拍手~!」
ぱちぱちぱちぱち?
「いやっ!主っ!それは無茶だろ?おれっち字書けないし!」
「うんうん。良い機会だね、覚えよう。アリス、副責任者に任命します。ライザに字も教えてあげてね?」
「はいっ!お兄・・・げーか?」
「ははは、アリスは『お兄ちゃん』のままでいいよ」
「よしっ、とりあえず、なんとかなったな?俺は帰るぞ?」
「いやいや、ヴァルダークさんにもちゃんと仕事ありますよ?金属魔法使い捕まえて下さい」
「いや、ここドワーフ居ないし、そんな奴居ないって」
「まじすか?」
「まじすよ?」
「んー・・・どうしよう、ナルドさんとこ行くか~って、なんで帰ろうとしてるんですか?なんか用事あるんですか?」
「いや、そのアレだ。ちょっとな?野暮用?」
「はい、軍事担当確保っ!挙動不審な被疑者の取り調べを命じる!」
「なっ!カイン、てめー、邪魔すんなよ!リサと約束あんだよっ!」
「ほほぅ、それは聞き捨てなりませんな?」
「あっ、あたしわかっちゃった。ギルマスやったっしょ?リサさんとヤったっしょ!」
「・・・黙秘する」
「なんでおまえ知ってんの?」
「スタンピードの時?少し話したのよ、LV50超えがどんだけ淫獣かって・・・アベルさん、解放してあげて・・・ヴァルダークさん、壊しちゃだめよ~(ニヤニヤ」
「余計なお世話だっ!」
「あー、ヴァルダークさんが色ボケたのでそろそろ閉会にしますが、最後にもう一つ。聖教国との対応、これだけはしっかり頭に入れといて欲しい」
「如何様に?」
「対立はしませんが、向こうのやり方は一切受け入れません。でもこっちからすり寄ってでも、教義に原典を含めて貰います。具体的には、寄付してでも絵本配布に一役買ってもらいます。そういう付き合い方になっていくので、みんな覚えておいてね」
「御意」
「はい、ではかいさ~ん。ライザはアリスとお話し考えといてねー」
ぱちぱちぱちぱち
「今回はオブザーバーとして、クルスタット様とヴァルダークさんが参加しています、はい、拍手!」
ぱちぱちぱちぱち
「・・・アンタ、これ好きよね」
「様式美?」
「おほんっ、まず先立って宜しいでしょうか?」
「はい、クルスタット様」
「まずはその、『クルスタット様』というのをやめて頂きたい。今やロックハウス猊下は教皇というお立場、そのまま『クルスタット』と呼び捨て下さい」
「えぇと、それはちょっと・・・ほら、ホルジス様だって『クルスタットさん』って呼んでましたし」
「では、せめて『クルスタット卿』と。今後猊下が『様』をつけていいのは神界の方々だけです。ケジメですから、お願いいたします」
「はぁ・・・そうですね、ではクルスタット卿と呼ばせて頂きます。ヴァルダークさんはヴァルダークさんなんで楽ですね」
「で、カ・・・猊下、どうすんだ?」
「それをこれから話し合うわけですよ。まず決めることは『宗派の名称』『活動目的』『教義』『運営方法』あたりですかね?」
「ホルジス教じゃないの?」
「それはあんまり良くないかな。ホルジス様だけを信仰するような偏った教義は神界にも人界にも要らない軋轢を生むでしょ?それにホルジス様も立場的に困ると思うし・・・っていうかアベル隊のみんな?大丈夫?ついてこれてる?」
「・・・無理・・・かな?」
「我らは聞いてるだけで精一杯だ。すまぬが主殿達で進めていってくれ」
「で、名称なんだけど、なんかいいの無い?」
「そうね、ホルジス様が『真理を明かそう』っておっしゃったのが発端なんだから『真理教』?」
「・・・それは前世記憶的に危険が危ないので却下」
「なんでよっ!」
「方向性はあってる。言葉をかえて考えてみて?」
「うーん、じゃ『真言教』?」
「かえって離れた。しかもソレも別の世界にあるしっ!クルスタット・・・卿とヴァルダークさんも考えてくださいよ」
「無茶言うな」
「私もこういうのは苦手でしてな」
「真理を明かすから『真明教』、神様に感謝するから『神謝教』、理に感謝するから『理謝教』、神の理だから『神理教』、好きなの選びなさいっ!」
「おー、やっぱおまえこういうの得意な。この4つから選ぼう。俺的には『神理教』がグッと来たな」
「じゃ、それで。みんないい?」
(((((コクコクコクコク)))))
「決まりな。次は、活動目的だけど、これはアレだ『神の理を広めて、神々に感謝する人を増やす』って事でいいよな?世界の安定にはそれが必要って事だし」
「良いと思いますな」
(((((コクコクコクコク)))))
「で、教義ですが、これは神殿の床に刻んだ言葉『今日も変わらず大地が有り、見上げればそこに空がある。我らはそれに感謝する』が原典です。まずはコレを広めましょう」
「広めると言ってもその方法は?」
「そこは『運営』の話になりますね。教義としてはこの原典の解説として、今日のホルジス様のお話をそのまま伝えましょう」
「わかったわ」
(((((コクコクコクコク)))))
「さて、最後の運営ですが・・・これはちょっと簡単には決まらないですよね。まず組織としては『神理協会』であり、トップは教皇の俺。あとは神殿がひとつあるだけで、全て白紙です」
「猊下、国にしないのですか?」
「えっ?」
「いえ、聖教を基として聖教国があるわけですから、神から直接神託を受けた猊下こそ、『神理教国』を興すべきでは?」
「えーと、それも一つの手ですが、目的を優先するなら悪手です」
「理由を伺っても?」
「国にしちゃったら、まず聖教国と戦争しなきゃいけません。他の国とも戦争になる可能性が高いです。だからしません。そもそも『聖教』と対立する必要も無いですし」
「そこ、よくわかんないわ?」
「聖教も神理教も崇める神は同じじゃん?向こうの教義に一文加えて貰えれば何も問題なくなるじゃん?」
「だってあっちは寄付してお願いしなさいって、それでお金儲けしてるのよ?」
「別にいんじゃね?俺達にとって大事なのは『原典』。ちゃんと神に感謝した上で、おまけでお願いしても問題無いじゃん?お金だって払いたければ払えばいいし?ホルジス様が『やめさせて』って言ったらそりゃなんか考えるべきだけど、現時点で俺達の目的ってそこじゃないじゃん?その辺りはクリアにしとかないと、ミイラ取りがミイラになる」
「一理・・・あるわね」
「うん、むしろ積極的に『聖教で崇められてる神様のお仕事はこんなです~、有り難いですね~』って広めたほうが効果的じゃん?」
「・・・なんか納得行かないけど正論ね」
「と、いうわけで、神理教会はまずこの13名で運営していきます。その中で今みたいな疑問や課題をクリアにしていって、全員が同じ認識を確立した段階で、拡大なりなんなりを考えたいと思います。いいですか?」
「ああ、いいと思う」
「敬服いたしました」
(((((コクコクコクコク)))))
「で、ようやっとさっき出た布教方法の話になるけど、まずは絵本を作りたいと思います」
「絵本?」
「そう。神に感謝して平和に暮らす世界と、神への感謝を忘れて崩壊してしまう世界のお話」
「猊下、本を回し読みする程度ではあまりに時間がかかるのでは?」
「あ、死ぬほど沢山作ります。そうですね・・・一人一冊は無理でも、まずはエルダーサの全ての家に一冊ずつ配りましょう」
「1万冊・・・ですか?」
「はい、秘策があります。『印刷』と言って、一冊書けば、無限に同じ本を量産する技法があるのです。良い機会ですから文字の教育にも使えるようなものを作りましょう」
「印刷・・・ですか?」
「はい、この世界にはまだありませんが、前世の世界の技術です」
「前世?」
「あ、クルスタット様・・・卿にはまだお話した事ありませんでしたね。俺には前世の記憶があるのです。ホルジス様との縁もその辺りがきっかけで・・・今度ゆっくりお話しますね・・・そして、なんだかやる事がどんどん増えていくので、ロックハウス家でも分業化を考えよう。まず軍事の指揮は俺が主でアベルが副、これは変わらない」
「はっ」
「建築はリシェルで、移動がライザ、服飾がエマで、ミランが・・・風呂?うーん、ミランはもっと出来るな。そして今後スージーは責任重大だ。予算計画の責任者に任命します」
「? あーし?」
「おう。ついにスージーの算術ギフトが火を噴く時がやってきたぞ?」
「・・・計算出来ても考え方とかわっかんないよ?」
「そこは教える。よろしくな?」
「がんばるっ!ちょっち嬉しいっ!」
「はい、そして街にいる時は仕事のないライザが自動的に絵本の責任者に決まりました。拍手~!」
ぱちぱちぱちぱち?
「いやっ!主っ!それは無茶だろ?おれっち字書けないし!」
「うんうん。良い機会だね、覚えよう。アリス、副責任者に任命します。ライザに字も教えてあげてね?」
「はいっ!お兄・・・げーか?」
「ははは、アリスは『お兄ちゃん』のままでいいよ」
「よしっ、とりあえず、なんとかなったな?俺は帰るぞ?」
「いやいや、ヴァルダークさんにもちゃんと仕事ありますよ?金属魔法使い捕まえて下さい」
「いや、ここドワーフ居ないし、そんな奴居ないって」
「まじすか?」
「まじすよ?」
「んー・・・どうしよう、ナルドさんとこ行くか~って、なんで帰ろうとしてるんですか?なんか用事あるんですか?」
「いや、そのアレだ。ちょっとな?野暮用?」
「はい、軍事担当確保っ!挙動不審な被疑者の取り調べを命じる!」
「なっ!カイン、てめー、邪魔すんなよ!リサと約束あんだよっ!」
「ほほぅ、それは聞き捨てなりませんな?」
「あっ、あたしわかっちゃった。ギルマスやったっしょ?リサさんとヤったっしょ!」
「・・・黙秘する」
「なんでおまえ知ってんの?」
「スタンピードの時?少し話したのよ、LV50超えがどんだけ淫獣かって・・・アベルさん、解放してあげて・・・ヴァルダークさん、壊しちゃだめよ~(ニヤニヤ」
「余計なお世話だっ!」
「あー、ヴァルダークさんが色ボケたのでそろそろ閉会にしますが、最後にもう一つ。聖教国との対応、これだけはしっかり頭に入れといて欲しい」
「如何様に?」
「対立はしませんが、向こうのやり方は一切受け入れません。でもこっちからすり寄ってでも、教義に原典を含めて貰います。具体的には、寄付してでも絵本配布に一役買ってもらいます。そういう付き合い方になっていくので、みんな覚えておいてね」
「御意」
「はい、ではかいさ~ん。ライザはアリスとお話し考えといてねー」
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