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初仕事っ!?
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しおりを挟む「とりあえず今日は徹についてていいよ。移動の時だけお願い」
「わかった。じゃああとでまたくるね」
「あっ、もし部屋戻ったら俺のシーツだけ変えといてほしいな。」
昨日変えたばっかだろ、と徹さんがジト目で睨んでいるのを感じて慌てて悠斗に声だけかけて車に引き返した。
徹さんが戻ってきてからは無言で車を発進させたけど、小さな声で徹さんがつぶやいた。
「それで?AV女優は諦めたわけじゃないんだ?」
「・・・はい」
「具体的にはどんなプランなわけ?女優になるまでの道のりというかさ」
飲んでいた飲み物をこぼしそうになった。
なぜならプランも何も事務所に入れば男の人とたくさん経験をしてデビューが出来るもんだと思っていたからだ。
「えっと・・・たくさんエッチをする・・とか?」
「お前、アホじゃねーの?ほら、早く降りろよ」
幸運とタイミングがいろいろ重なって悠斗とセックスを2回もしたわけだけれど、
悠斗がAV女優にしてくれるわけでもないのは分かっている。それに私は重要な問題を抱えているのだった。
「はぁぁ??経験が2人しかない?!」
「ちょっ・・声が大きいですよ!!」
「なんで目指したんだよ女優・・・そんな簡単なもんじゃねぇだろ。」
「だから最初に言ったじゃないですか、いつもお世話になってて、キラキラしてて・・・」
はぁぁぁと長い溜息が横からこぼれた。悠斗に頼まれていたシーツの交換があるからと、悠斗の部屋に入ろうとすると、なぜだか徹さんまでついてきた。
「徹さん?ここ悠斗の部屋ですよ?」
「誰が寝ぼけてるってか。知ってるよそれくらい。」
「シーツだけパッと変えないと人の家だし・・・って、うわぁ!!」
白いシーツを変えようとバサッと持ち上げたところで何者かに襲われた。というか絶対徹さん。
「徹さん!ちょっ・・前が見えない!・・女の子にラリアットって!あいたた・・」
「うるさい黙れ。」
徹さんにラリアットをされてベッドにシーツごと・・要は大げさに押し倒されている状況で。
白いシーツから顔を出すと、そっぽを向いた徹さん。
「あの・・・重い・・」
「重くねーよ。お前とそんな変わんないだろ。」
「なっ・・・!!!」
それはおっぱいの重みで!!なんて言おうと思ったのに飲み込んだ。
それと同時に、今朝悠斗とセックスしたときの・・その・・匂いが鼻についた。
「お前、悠斗と何回シたんだよ。」
「・・・・」
「まぁシたとしても昨日と今日で1回ずつか。」
分かってるなら聞かないでくださいよ!なんて言おうと思ったけどそれも飲み込んだ。
それよりもシーツごしに徹さんの熱を感じて、下半身をもじもじさせた。
恐る恐る徹さんを見ると、眉間にしわを寄せて辛そうな顔を見せたがそれは一瞬のことだった。
「お前、抱いてやるから、脱げ」
「ひゃっ・・!とっ、徹さん!?」
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