異世界転生した俺は最強の魔導騎士になる

ひとつめ帽子

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第3章 少年期中編

第33話 リンデント公爵の屋敷

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 ジーナスの中央に位置するリンデント公爵の屋敷は他のどの建物より高く、大きい。
敷地も含めれば広いジーナスの約一割を占める。
周りは高い柵と壁に囲まれ、至る所に衛兵が立って警備している。
俺はその中庭に入る門に向かう。
そこには鋭い顔つきの門番が二人、槍を持って立っていた。

「何の用だ、少年」

 ギロリ、と睨んで俺に言い放つ門番。

「シン・オルディールという者です。
リンデント公爵に謁見する為に来ました」

 それを聞いて顔を見合わせる二人の門番。

「シン・オルディールだと?
そのような者を通すようには言われていない」

 おい、話が違ぇぞ。

「本当ですか?
確認して欲しいのですが」
 
 そう俺が言うが、門番は首を振る。

「我々はここを離れるわけにはいかない。
また出直すのだな、少年」

 うぉーい、俺をお呼びじゃねぇのか!?
そんなやり取りをしていると、庭の中から執事らしき男が走ってやってくる。

 そして門を挟んで門番と何やら話し合っていた。
そして門番は冷や汗をかきながら引きつった顔で頭を下げる。

「申し訳ありません!
どうぞ、中にっ!」

 そう言って門を開く門番。
迎えてくれたのは年配の執事の男だった。
猛ダッシュしたせいで少し息が上がっている。
それでも、あれだけの距離をダッシュして平然としてるとはなかなか体力ある人だ。

「門番が失礼いたしました。
何分、オルディール様との面談の件は今朝方決まった事でして。
伝達が行き届いていなかったようです。
申し訳ありません」

 執事は深々と頭を下げる。

「いえ、気にしません。
それより、僕と話がしたいと伺いました。
僕もまた話しを聞きたいですし」

「はい。主人はお待ちしております。
どうぞ、こちらに」

 そう言って執事が先導していく。
広く、綺麗に手入れされた芝生の庭を通り、巨大な玄関扉を開け、屋敷の中に入る。
屋敷の中は大理石の床と壁で出来ており、豪華な飾り付けがされていた。
広い屋敷の中を通り、大きな階段を登り、客間へと案内される。
客間の中には大きなテーブルと豪華なソファがあり、そこに渋い髭の壮年のおじさんが座っていた。
ベリーショートの黒髪はサイドを刈り上げ、厳しい目つきをしている。
しかし、俺の姿を見ると顔を輝かせ、立ち上がった。

「君が“運び屋”のシン・オルディール君かい?」

 うわぁ、領主であるリンデント公爵にまでその通り名が知れ渡ってんのか。
恥ずかしいからやめてくれ……。

「はい。その呼び方は気恥ずかしいので、あまり好きではありませんが……」

 ジャンカルロは微笑み、手を差し出してくる。

「いいや、通り名で呼ばれる程に実力があるとも言える。
誇りに思って良い」

 俺は頬を掻きながらその握手に応じる。

「リゼットさんから概要は聞きました。
盗賊の討伐隊に参加して欲しい、と」

「その通りだ。
しかし、本当にまだ幼いのだな。
リゼットが君の実力は保証すると言っていたが、私にはまだ信頼に足る力があるのか、判断しかねる所だ」

 そう言って深々とソファに腰を下ろすジャンカルロ。

「本来、君のような子供を危険な場所に行かせるような頼みをする訳にはいかない。
そこで、君のステータスだけでも見せてもらえまいか?」

 そう言ってテーブルに薄紫の水晶玉を置いた。
その水晶玉は直径十センチほどはある大きな水晶玉だ。

「これは……鑑定石、ですか」

 俺はマジマジとその水晶玉、もとい鑑定石を見つめる。

「その通りだ。
かなり高価な物だから、あまり見かける事は無いだろう?」

「えぇ、初めて見ました。
僕は鑑定眼があるので無縁でしたし」

 そう言うとジャンカルロは驚く。

「鑑定眼まで会得してるとは……すごいな。
それで、君のステータスを見させてもらって構わないかな?」

「ええ、構いません。どうぞ」

 俺は即答する。
見られて困るモノも無い。
するとジャンカルロは頷き、口を開く。

「“万物の理を識る智慧の神よ。
我に彼の者の力を、その存在を示したまえ。
ステータス鑑定”」

 えっ!そんな長い詠唱いるんだ。
そういや俺も含め、鑑定してきた奴らって皆詠唱してなかったから、どんな事言うのか知らなかったわ。

 そして、どうやら水晶玉に俺のステータスが表示されたようで、それを食い入るように眺めるジャンカルロ。
その瞳はどんどん大きく見開かられる。

「これは……っ!?
信じられんっ!」

 次いで俺を見つめてくる。
俺は思わず苦笑い。

「凄まじいな。
長年鍛えた魔法使いですら、ここまで自身を高めた者は限られるだろう」

 鑑定石をテーブルに置き、俺を真っ直ぐ見つめるジャンカルロ。

「改めて、お願いしたい。
“運び屋”こと、類稀な才能を持つ少年の魔道士、シン・オルディールよ。
どうかその力を貸してはもらえないか!?」

 そう懇願するジャンカルロ。

「勿論、お受けします。
その為に、僕はここに来ました」

 その返答にジャンカルロは胸をなで下ろしていた。
かなり切羽詰まってんのかな。

「その盗賊について、教えてもらえますか?
盗賊程度であれば、傭兵の方々だけでも対処出来そうでもあるのですが。
精鋭を集めているという事は、それだけ厄介な奴がいると?」

 俺が尋ねるとジャンカルロは頷いた。

「どうやら、捕まえた盗賊によると盗賊の首領が最近取って代わったらしい。
それ以降、奴等の動きにも変化が出てきた。
闇雲に商人を襲うのではなく、護衛の少ない村に限定し、集団で襲いかかる。」

「なぜ、村の護衛が少ないとわかるのでしょう?」

「その村に仲間を忍び込ませ、様子を見て情報を持ち帰っているんだろうな。
なんにせよ、新しく変わった盗賊の首領が厄介でな」

 苦虫を噛んだような顔でそう言うジャンカルロ。

「どんな奴なんですか?」

「元傭兵団の凄腕でな。
頭もそこそこキレるし、戦闘力は傭兵団の中でも随一だったらしい。
しかし気性が荒く、暴力沙汰ばかり起こすから団長のフレデリックが叩き出したのだ。
その後、奴は盗賊の頭目を打ち取り、すげ変わったと聞く。
それから盗賊共の動きが目に見えて変わってきたそうだ」

 なまじ優秀な奴が頭になった事で、ただのゴロツキ共が計画的に人々を襲うようになった訳か。
確かに魔物よりタチが悪い。

 ジャンカルロは一枚の羊皮紙をテーブルに広げる。
そこにはモノトーンの肖像画が描かれており、上には大きく“賞金首”と大文字で書かれている。
俺はその羊皮紙を手に取り、その人物像を目に焼き付ける。

 ボサボサの長い髪を後ろで束ね、片目に眼帯をしている。
その眼帯からはみ出る程大きな傷跡がある。
あくまで絵なのだが、そこからでも卑しさを感じる顔付きだった。

「名はギルバート・スクリヴン。
風貌はそこらのゴロツキと変わらないが、元々は位の低い貴族だそうだ。
奴は幼い頃に虐待を受けたそうでな。
片目を失ってるのはその時のものだそうだ。
真相は不明だが、ギルバートは両親を殺したのでは、とも言われている。
証拠がなかった上に、君とさほど変わらない頃の話だったから、罪にも問われなかった」

「……過去に何があったにせよ、やってる事は許されない。
そいつの戦闘技術は高いんでよね?」

 俺の鋭い言葉に目を丸くするジャンカルロ。
魔物のように人間を襲い、身を守る術もない村人達を傷付けるなんて。
まして、村そのものを蹂躙するなど、許されるものか。

「……奴の戦闘技術は高い。
貴族出身であるが故に魔法を学ぶ機会があったようで、多少魔法を扱えるらしい。
そして何より、波打つ大剣、フランベルジュの扱いに長けている。
剣士としての実力は他の傭兵達を寄せ付けないほどだという」

 魔法も使える上に凄腕の剣士、か。
所謂魔法剣士って奴か?

「居場所は特定の出来ているのですか?」

「特定はまだできていない。
だが、入ってきた情報では盗賊のアジトと思わしき砦が四つある」

 四つか……多いな。

「そこを手分けして攻める為、人手がいると?」

 俺が先読みして尋ねるとジャンカルロは頷く。

「理解が早くて助かる。
一日でも早く盗賊の脅威から人々を守らねばならん。
そこで、傭兵団率いる精鋭が二つの砦に攻め込むそうだ。
残り二つ、そこに向かう人材がいる。
ただ徒党を組んだ盗賊ならば精鋭を集める必要は無いが、どこにギルバートが潜んでいるかがわからない」

「だから砦に攻め込む討伐隊は全て精鋭にしておきたい、と。
……砦の場所はどこですか?」

 俺が尋ねると、ジャンカルロが地図を持ってきてテーブルに広げる。

「ここが我々の今いるレイクサイド・ジーナス。
そこから北西に行くと一番近い砦がある。
もう一つ、ジーナスから東に進んだ山岳地帯に砦がもう一つ。
この二つを傭兵団が攻め込む。
残りの二つは南西の森を抜け、川沿いに一つ。
最後は最も遠いのだが、西に進み、アルディス山脈のふもとの谷に一つあるそうだ」

 ジャンカルロは一つ一つに砦を模した駒を置いていく。

「あくまでもその周辺にある、という大雑把な位置情報だ。
ひょっとすると、場所がズレてることも考えられる。
付近を探す時間も考えて、今日中には傭兵団の討伐隊は発つそうだ」

 そりゃあそうだろうな。
GPSがついてる訳じゃないだろうし、正確な位置情報はわからないだろう。

「襲われた村は場所はどの辺りですか?」

 それを尋ねるとジャンカルロの顔色が曇る。

「それが、バラバラなのだ。
我々も関連性があれば、ギルバートの所在を絞れると思ったのだがね。
最初は北東の山間にあるタルコット村。
次は西にある森の外れのクーロス村。
その次はクーロスの村より更に先に進んだ場所にあるサントルト村。
そして昨日襲われたのが南東に位置する川沿いの村、フブロンだ」

 確かに、バラバラ。
しかし、何故こんなにもバラついた所を襲う?
物を奪うのが目的なら、運ぶ手間もあるはずだ。
砦はそれぞれかなり離れてる。
つまり、襲った村から一番手近な砦へと運んでる?
それらを一人で指揮しているなんて出来るのか?

「そのギルバートって奴が頭なのは間違いないのでしょうか?」

 俺は口に手をやって考えながらそう尋ねる。

「捕まえた盗賊はそう証言していたよ。
厳しい尋問をしたから、恐らくは正しい情報と見ているがね」

 厳しい尋問、ね。
拷問の間違いじゃなかろうか?
まぁ、盗賊に同情は出来ないが。

「もしもギルバートが頭目となっているのなら、優秀な手先がいるのでは?
ソイツらが、それぞれの砦の盗賊を指揮して村を襲わせているとか。
たった一人で多くの、そして遠くの盗賊をまとめるのは流石に不可能でしょう」

「ふむ、確かに、な」

 ジャンカルロは自分の顎髭を触りつつ考え込む。

「最悪のケースはこの四つの砦にはギルバートはいない、というケースです。
四つの砦は囮で、罠を仕掛けて討伐隊を返り討ちにするつもりかも……。
狡猾な奴なら、その可能性は十分あるかと」

「確かに……。
しかし、砦に盗賊達が出入りしている目撃証言は多数ある。
盗賊がいるのは間違いないのなら、やはり潰すべきだろう」

 確かに、それもそうだ。
とは言え、盗賊の頭であるギルバートは討ち取らねばまた犠牲者が出かねない。

「……もっとも遠い西の砦を請け負います。
僕ならこの距離も半日で移動できます」

 それを聞いて目を見開くジャンカルロ。

「この距離を半日!?
馬を走らせても一日半はかかる距離だぞ?」

 俺はその問いかけに対し、無言で力強い眼差しを送ると、ジャンカルロは頷いた。

「……わかった。
出来るというのなら、それを信じよう。
しかし、あと一つ、砦を攻める人材がいる」

 その通りだ……。
俺は行って帰ってくるだけで一日はかかる。
そうなれば、もうブラッドムーンの夜は目前だ。
アネッサを一人にする訳にはいかない。
今日明日までは討伐に手を貸せても、明後日からはアネッサの傍にいてやりたい。

「やはり、リゼットを説得するしか……」

 そうジャンカルロが呟いた時だった。
入ってきた扉の奥、つまり廊下からトンチンカンな歌が聞こえてくる。

「呼ばれて飛び出てニャンニャカニャンッ」

 なんだ?

「困った人を助けずにはいられニャい!
東に西に、北にみニャみに駆け回る!」

 だんだんとその声は近付いてくる。

「人呼んで、“魔槍使い”の冒険者、タマリウスってニャァオイラの事さ!」

 ドバァンッ!と勢いよく扉が開かれた。

「助けを呼ぶ声を聞きつけて参上したニャ!
リンデント公爵の旦ニャ!
タマリウスが来たからにはもう安心ニャんだニャッ!」

 そう言って胸を張っているのは、二本足で立つ猫。
そいつは長靴を履き、服を着て羽根つき帽子を被った三毛猫だった。
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