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第一部/3組目・親子の冒険者
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しおりを挟むーーー5部屋目ーーー
警戒態勢を怠らぬよう次の部屋へと飛んだアレク。
しかし部屋には魔物もギミックも見当たらず、ひとまず大剣を下ろした。
「…まだ油断は出来ないが、ひとまず魔物は居ないみたいだな」
周囲の警戒を怠らないようにしながらも、アレクはその場に荷物を置く。
「よし、しばらくここで休息を……ブレア?」
「……はぁ…はぁ…」
「!ブレア!どうした!?」
ふと振り向けば、そこにはその場にしゃがみこむ娘の姿。
アレクは慌ててその傍に駆け寄るが、ブレアは顔を赤くして息を荒らげていた。
「おとう、さん…」
「具合が悪いのか?何処か痛い場所はあるか?」
「っ…あ、あそこが…その…」
「ん?」
具体的な不調の程度を聞こうとするアレクだが、何故かブレアの言葉はあやふやで的を得ない。
娘の異常にアレクは詳しく聞こうと体を密着させたが……
ーーゴリッ
「っ、あ…♡」
「ん…?」
不意に熱く硬い感触を感じ、アレクは眉間に皺を寄せる。
(何だ今の…?杖、にしてはやけに熱かったが……)
咄嗟に体を離し、その謎の感触の発生源であるブレアを見れば……そこには、異様に膨れたローブがあった。
「…ぶ、ブレア…それは…?」
「はぁ…はぁ…お、おとう、さん……」
とろんと蕩けた瞳で父を見つめ、ブレアは突然立ち上がる。
そして恥ずかしげもなくテントを張ったローブを捲ると……
ーームワッ…!
「ひっ…!」
鼻が曲がるほど濃い匂いを放ちながら顔を出したのは、完全に勃起した男性器。
しかもそれは人のものとは思えない程に大きく、男としてそれなりに大きなモノを持つアレクの自信も容易く砕くほど立派なものだった。
「お父さん…これ、どうしよう…熱くて、硬いままで…全然収まらないの…」
「お、落ち着けブレア…ま、まずは原因を……」
とは言うものの、これは明らかに通常のダンジョンでは考えられない状態異常。
年頃の娘がローブをたくしあげ、白い下着から飛び出た巨大な男性器を晒す姿にアレクは困惑する他ない。
(…っ、よ、よりにもよって可愛い娘にあんなはしたないものが…!…ん?あれは…)
目の前の光景から目を逸らそうとしていたアレクだが、不意に光を視界の端に捉える。
よくよく見ると、ブレアの下腹部には妖しく輝く紋様…『淫紋』が浮き出ていた。
(まさか…呪いなのか?どうやって…いや、いつの間に?)
ブレアの下腹部に浮かび上がる淫紋は♂のマークとハートマークを織り交ぜたような卑猥もので、この現象の原因である事は簡単に推察出来る。
(しかし…呪いだと分かったところで解除する術がない…)
呪いの解呪は高位聖職者の専売特許。
しかし当のブレアはまだそこまでの高みに至っておらず、それどころか呪いの効果により理性を失いかけている。
「おとうさん…これ…おちんちん、あついの…♡ねぇ…たすけて…」
「っ…」
蕩けた瞳で救いを求めるブレア。
そんな娘に、アレクは複雑そうな表情で手を伸ばした。
……ぎゅっ
「んぁあっ♡♡」
「…こういう時はな、こうやって…っ…し、扱くんだ」
声を震わせながらも娘の男性器を扱くアレク。
そこに邪な意図はなく、純粋に『娘を少しでも楽にしてやりたい』という労りの想いからだった。
ーーしゅっ しゅっ
「あ♡ふぁあ…♡おとうさんの手、きもち、いい…♡…っん♡な、なにか…でちゃう♡おくから、あついのがぁ♡」
「あぁ…いいぞ。そのまま、遠慮なく…っ!」
「で、でる♡でちゃう♡ふゃ♡あ♡んぁあぁあ♡♡♡」
びゅくびゅくっ!!
扱き始めて数分。
早くもブレアは甲高い悲鳴をあげながら勢いよく射精した。
…女では到底味わえない雄の悦びに、ブレアはうっとりと目を細めながらその場に座り込む。
「す、ごぉ…♡おちんちん…気持ちよかったぁ♡……でも…」
『足りない』と目で訴える。
その視線の通り、ブレアの男性器は萎えるどころか更にいきり立ち、父であるアレクの太ももに押し付けられていた。
「ねぇ、お父さん♡もっと…もっとして♡」
「っ…やり方は、教えただろう?だから1人で……」
「むぅ……『拘束』」
ーーバチィッ!
「んなっ…!」
頬を膨らませたブレアは何を思ったのか突然魔法でアレクの両手に拘束魔法をかけた。
不意打ちとも言えるその行動に、アレクは為す術もなく両手を魔力の縄で縛られてしまう。
「ぶ、ブレア!一体何を……!」
「お父さんが手伝ってくれないから…だから、私1人でするね♡」
すっかり理性を失ったブレア。
父を押し倒すと、その巨大すぎる男性器をビキニアーマーの紐がくい込む股間へと押し付ける。
「ひっ…!」
「あはっ…♡これ、さっきのお父さんのおちんちんより大きいね♡」
「な、なにを…」
1つ前の部屋…巨大スライムに取り込まれた時のことを思い出し顔を赤くするが、あくまでもシラを切る。
しかしブレアはクスクスと笑うと、アレクのビキニアーマー…その下半身を隠す小さな鎧部分に手をかけた。
「わたし、ずっと見てたんだよ。お父さん、エッチなことされてたんだよね?」
「そ、れは……ひっ♡」
ビキニアーマーの隙間へ、強引に男性器をねじ込まれるアレク。
自分のものが、娘の巨大すぎるモノに押され、擦られ、思わず甘い声が上がる。
「やっ…♡ぶ、ブレア…やめなさ…っ」
「ねぇ、どんなことされてたの?こうやって、おちんちんいじめられてたの?それとも…おっぱいも可愛がられてたの?」
兜合わせのように2人の亀頭が擦れ合い淫らな水音を響かせる。
その度にアレクの思考は蝕まれていき、段々とブレアのペースに呑まれていった。
ーーにちゃっ くちゅっ
「ひ♡あ、ぁあっ♡♡」
「うふふ♡おとうさん、女の子みたい…♡ほら、ここも…」
くりっ
「おひぃいっ!?♡♡」
ビキニアーマーの下に手を滑らせ、不意打ちのように掴んだのはアレクの乳首。
先程巨大スライムに散々弄られたそこは硬く勃起したままで、敏感な2箇所を容赦なく攻め立てられるアレクは情けないメス声を漏らしていた。
「や♡やめ♡やめへぇ♡♡」
「だぁめ♡お父さんも気持ちいいんでしょ?…腰、ヘコヘコ揺れてるよ♡」
「ち、が♡ちが、うぅ♡♡」
否定するように首を横に振るアレク。
しかしその顔は快感にとろけ、明らかに娘からの愛撫に喜んでいた。
そんな父親の顔にぺろりと舌なめずりをするブレア。
捕食者の目で父を見下ろしながら更に腰を強く早く動かす。
ーーにちゃっ!ぐちゅっ!
「あっ♡んぁああ♡♡や♡ぶれ、あ♡♡やめ♡やめ、ぇえ♡♡」
「っ…出る…♡お父さん…!」
さらに強くぶつかり合う2人の男性器。
淫らな水音と2人の荒い吐息が部屋に響き合い、そして……
「い、くっ…♡イク♡イクイクイクぅぅう♡♡♡♡」
「あ♡でる♡でちゃうぅ♡♡♡」
ーーびゅくびゅくっ! びゅーっ!!
2人の嬌声が重なり、勢いよく大量の白濁が放たれる。
その大部分はアレクの体を白く染め、部屋中に雄の匂いが満ち溢れた。
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