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第二部/3組目・英雄の子孫と獣人兄弟
後日談
しおりを挟むーー数日後。
ブラスレッタの街・冒険者ギルドにて。
「ソレイユ!リュンヌ!まだ終わらないのか?僕を待たせるなよ」
冒険者達で賑わうギルド内に響くのは少年…エリックのイラついた声。
以前と変わらず獣人の従者2人をこき使うその姿を、名も無き中堅冒険者達(AとB)が遠目に観察していた。
「お。こないだの坊ちゃん貴族じゃん。…またここに居るって事は…例のダンジョンの攻略は諦めたみたいだな」
「あの年齢で高レベルの天才魔法使いって噂は聞いてたから期待してたんだけどな…」
ーージャラッ
と、そんな話をしながら中堅冒険者BはAに数枚の銅貨を手渡す。
どうやらエリック一行がダンジョン攻略に成功するかどうか賭けをしていたようだ。
「へへっ、まいど。……それにしても、あの坊ちゃん貴族に付き合うあの二人も大変そうだよな」
銅貨を受け取りつつ、2人の話はエリックの従者…ソレイユとリュンヌに話題が変わる。
再び視線を向けると双子はギルドの依頼書ボードを見上げるエリックの左右を守るような配置で立っていた。
「……あの二人もそこそこの実力者な筈なのに、ワガママ貴族のお守りなんてなぁ」
「それを差し引いてあまりあるぐらい大層な給金貰ってるんじゃねぇか?…ま、俺ならどれだけ金積まれてもあんなガキのお守りなんざ………」
と、話の途中で冒険者Aが酒の入ったジョッキを持ち上げた瞬間、その顔が一瞬強ばる。
…遠くから一方的に観察していたはずのソレイユとリュンヌが2人に視線を向けていたからだ。
(……わ、笑ってる…?)
ソレイユとリュンヌは中堅冒険者達に向けてほんの一瞬薄ら笑いを見せると、それ以外特に反応なくそのまま背を向けてしまった。
「…おい、どうした?」
「あ、い、いや……その、それよりこないだの依頼なんだが…」
2人の笑みに末恐ろしいものを感じたのか冒険者Aは無理矢理話題を変える。
相方の異変にBは小首を傾げたが、特に気にすることも無くそのまま会話の流れに乗るのであった。
………………
…………………………
「っ、たく。全部聞こえてるって……」
「獣人の耳を甘く見てるよね」
中堅冒険者達から視線を背けたソレイユとリュンヌ。
互いに顔を見合わせてクスクスと笑うと、今度は壁際…ギルドの依頼書ボードを見上げるように『命令された』エリックへと目を向ける。
「…エリックさま。次に受けられる依頼は決められましたか?」
ニィ、と口角を上げながら『主人』の顔を覗き込むソレイユ。
するとそこには………
「はぁ…はぁっ…♡っ、そ、それいゆぅ…」
ローブの前をたくし上げ、硬くなった性器を曝け出すエリックの姿があった。
「ふふっ、俺たちがここから少しでも離れれば…その露出で勃起する変態ちんぽ、誰かに見られちまうかもなぁ」
「っや、いやだっ…」
「嫌?『命令』はあくまで露出だけなのに…勝手に興奮してるのはそっちだろう?」
従者とは思えない口振りでエリックを罵るソレイユ。
それに同調するようにリュンヌも失笑し、外野に見えない角度でエリックの下腹部をそろりと撫でた。
「ふにゃ、ぁ…♡りゅ、リュンヌ……」
「……ではエリックさま。1度宿に戻りましょうか」
「…あ、あぁ…そう、だな…♡」
たくしあげたローブを下ろし、エリックは双子にエスコートされるようにしてギルドを後にする。
『人目のある所では出来るだけいつも通りに振る舞うこと』
……周囲から怪しまれないように命令されていたエリックは、誰にも助けを求めることが出来ないまま双子の玩具になっていた。
ーーバタンッ ガチャ
十数分後。
ようやく宿に帰りついた一行は部屋に戻ると直ぐに扉の鍵を閉める。
その瞬間エリックは部屋の床に崩れ落ち、息を荒らげて2人の顔を見上げた。
「はぁ…はぁ…♡」
「さて…外から帰ってきたら、まず何をするんだった?」
「っ…ご…ご主人様の…汗蒸れちんぽを♡僕の…く、くちで…綺麗に、します…♡」
四つん這いでよろよろと歩み寄るエリック。
まずはソレイユの股座に顔を寄せ、匂いを嗅いでから口でズボンと下着を下ろす。
「んんっ…♡(この、獣臭と雄の匂い…♡あたまが、ふわふわする…♡♡)」
「ほら、早くしろよクソガキ」
「ふぁい…♡」
エリックは亀頭にキスをしてから萎えたそれをゆっくりと口に含む。
口内に広がる特有の匂いや味はエリックを条件反射的に発情させ、次第にその奉仕も激しさを増す。
「んぶ♡ちゅ♡れろぉ♡♡」
じゅる……
じゅぷっ♡ じゅぷっ♡
「っ、初っ端から飛ばしてきたな…そんなにザーメン欲しいのか?」
「ふぁい♡♡ごしゅじんしゃまの、ざーめん♡ぼくの…クソガキの生意気なくちまんこに、ぴゅっぴゅしてくだひゃい♡♡♡」
竿に頬擦りしながらのオネダリにソレイユは思わず口角を上げ、エリックの頭を掴んで強引にイマラチオを強要する。
「んぶぅう♡♡♡」
「だったらお望み通り出してやるよ!ほら!喉奥締めろ!」
「ん♡んぐ♡♡(だして♡♡あついの、びゅーってきてぇ♡♡)」
「くっ…ほら、飲み込め!!」
ーーびゅくびゅくっ!
「んむぅぅう♡♡♡」
そしてエリックの喉奥に放たれた白濁。
こってりとしたそれはゆっくりと喉を降りていき、その腹の中に収まった。
「はぁ…はぁ…♡つ、つぎ…それいゆ…」
「俺は先に体を洗ってくるよ。…だからそれまでの間、ベッドの上でオナニーしながらハメ乞いしてな」
『命令だから』と言われればエリックの頭は勝手に頷き、ふらふらした足取りで寝室へと向かう。
それを見送ったソレイユとリュンヌはクスクスとほくそ笑むと、体を綺麗にするべく2人でバスルームへと向かった。
………そして、それからたっぷり2時間後。
「おっ♡んほぉ♡♡は、やく♡はやくっ♡ケツハメ♡おちんぽハメハメしてぇ♡♡♡」
命令通りベッドの上で自慰を続けていたエリック。
散々焦らされたその体はほんのりと赤く染まり、尻穴は挿入を求めるようにヒクヒクと震えていた。
「随分キマッてるな。まるで中毒だ」
「あぁ。…男欲しさにあんなに尻を振って、到底お貴族様とは思えないな」
そんなエリックを寝室の入口から見つめるソレイユとリュンヌ。
しばし淫らな腰振りを眺めていた2人だが、エリックがようやくその視線に気付いた事でやっと足を踏み出す。
「ほら、ちゃんとオナってたか?」
「し、してまひたぁ♡♡いっぱいケツ穴ほじって、おちんぽシコシコしてましたぁ♡♡♡」
恥ずかしげもなく足をM字に開き、エリックはその赤く熟れた尻穴を晒す。
リュンヌがそっと指を差し入れれば、そこはうねうねと指を飲み込もうとした。
「ふふっ、もう『服従の鎖』が無くなっても元の生活には戻れないだろうね」
「んぁ♡ご、ごしゅじんさま♡ちゃんとオナニーできたから、おちんぽ♡獣人ちんぽくらひゃい♡♡」
リュンヌの言葉も聞かず、ヘコヘコと誘うように腰を揺らすエリック。
そんな『奴隷』の姿に双子はやれやれとため息をつくと、バスローブを脱ぎその頬に硬くなった性器を押し付けた。
「あっ……♡」
「ほら、待てが出来たご褒美だ」
「今夜もたっぷり可愛がってあげるからね」
左右両サイドから雄臭い性器を押し付けられ、エリックはふにゃりと淫らな笑みを浮かべる。
「どうか…このクソガキ奴隷を…ご主人様達の獣ちんぽで、いっぱい躾てください…♡」
……かくして英雄の子孫は淫欲に堕ち、名誉よりも快楽を求めて乱れ狂うのであった。
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