47 / 61
初体験を覗きたい(5)
しおりを挟む
体育の授業で行われたマット運動で、中学時代に体操をやっていた有村さんが実演をすることになった。
真夏の体育館は換気をしていても暑苦しく、準備体操を終えたばかりの有村さんは身軽な半袖シャツとハーフパンツの体操着でもしっとりと汗ばんでいた。
透ける下着と揺れる胸に男子のほとんどが視線を剥がせなかった。
女子から向けられる軽蔑の眼差しに気付いた紳士は、なんとか邪な視線を隠そうとしたが、目を背ければ体育教師に叱られるので、二律背反に苦しむ羽目になった。
ぼっちの僕は気に留められない存在であり、孤独の時間で培った観察力で誰からも死角になる位置を見付けると、有村さんの姿を堂々と見詰め続けた。
前転、後転と簡単な技から始まり、ブレのない倒立から側転、柔らかい関節は伸びやかに開脚、無駄のない動きでマットの端まで移動、振り返り勢いを付けて前方倒立回転。
一連の技は美しく思わず目が奪われた。
その後も、それぞれに自分に合った難易度の技を練習する中で、有村さんの練習風景を眺めると、荒谷や遠藤さんに跳ね起きのお手本を披露していた。
「佐藤くんっ」
有村さんの呼び声に体育館の情景が遠のいていく。
座っているのはマットではなくベッドに戻っていた。
眼前に広がる光景に喉が鳴る。
柔軟な身体は苦もなく頭の横まで膝を折り曲げられて、授業で見せていた跳ね起きの腰を丸めた状態のまま固定されたような体勢――まんぐり返しによって、有村さんの大事な部分が丸見えになっていた。
何度か目にしてきたが、それは遠目からの覗き見だったり一瞬の光景だったりと、まともに観察はできなかった。それが今では惜しげもなく晒されている。
恥丘に逆三角形を描く陰毛は、愛液に濡れて淫靡な輝きを帯びていた。
視線を下にずらせば大陰唇が興奮に赤く腫れぼったくなっていた。
「……そんなにじっと見ないで」
「すごくえっちで綺麗だよ」
「うぅぅ、言わないでぇ……恥ずかしいからぁ」
有村さんの手が秘部を覆い隠す。
手の平で隠し切れない会陰を愛液が伝っていく。
愛液の流れを視線で辿っていくと、外気に晒されたお尻の穴がひくひくと震えていた。
「開いて見せて」
前に頼んだ時は勘違いして意図せずクパァを拝めたが今回はどうだろうか。
性欲に支配された頭でもエロを求める限りは狡賢さを働かせる。道具を使う知能を手に入れながらも、人類が節操なく増え続ける理由が分かるというものだ。
「うぅぅ、佐藤くん、前にもお願いしてきたよね」
「……そうだったかな」
「そうだよ、これ……そんなに好きなの?」
「嫌いな男子は居ないと思う」
秘部を覆い隠していた手の人差し指と中指を立てて、ぷくりと膨れた大陰唇を押し広げる。捲れ上がった秘裂の内側から鮮やかなピンクの小陰唇が花開く。更にその奥には、たっぷりと蜜を分泌させる赤い蜜壺が覗いていた。
ぱっくりと開かれた秘部は、色欲に呑まれた淫乱と清らかな処女性を同時に湛えていた。
「ああ、あああっ……奥まで、佐藤くんに覗かれてるっ……」
僕は顔を近付けて、そっと恥丘に口付けした。
「はうっ……んっ、ふぅんっ……」
陰毛が頬をさわさわと撫でるのがむず痒い。
有村さんの手が離れて閉じられた秘裂を舌先でちょろちょろと舐めていき、先程のクパァで見せてもらった光景を頼りに膣口を探り当てる。
「あぅ、ああうっ……ん、んんっ……ひゃぁっ、そこはっ!」
スリットの隙間から蜜壺に舌を差し込んだ。
膣奥から溢れた秘蜜は、酸味と苦味の合わさった汗に似た味がした。ただ有村さんのおま◯こを味わっているという事実と合わさり極上の興奮に変わる。
もう理性を抑え切れなかった。
秘部に顔を押し当てむしゃぶりついた。
「ああんッ! あっあん、ああっ、あっ、はぁはぁ……んあーあっ!」
舐めて、舐め上げて、舌先を出し入れして唾液と愛液を掻き混ぜ合わせる。
秘肉にキスをして舐め上げて、本能に導かれるまま女性器を味わい尽くしていく。
「れろれろ、れーろ……くちゅ、ちゅぷう、ちゅる……ちゅぅちゅぅっ」
「激しいっ、そんなに、舐めたらぁっ、ああっ! 気持ち良くて、変になっちゃうぅ、んぁあっ!」
どんな美食もベッドの上の有村さんには敵わないだろう。
あらゆる体液が媚薬に代わり、嬌声と吐息が興奮を急き立てる。
淫らに泡立つ秘部の中から興奮に膨らんだ陰核が包皮から顔を出した。
「はぁはぁ、気持ち良いよぉ……頭がふわふわする……」
有村さんは恍惚と頬を緩める。
傷付けないようにたっぷりと唾液で濡らした唇で勃起したクリトリスに触れた。
「あんッ!! あ、ああ……痺れるぅっ」
お尻がぶるりと大きく揺れ動いた。
強過ぎる刺激は余韻を残して唇が離れた後、有村さんは小刻みに震え続けていた。
「ここが気持ちいいんだね」
「ああ、だめ、だめぇっ、おかしくなるぅ」
自分の指を咥え込んで唾液に浸した。更に愛液を絡めてそっと陰核を撫でる。
指の腹でくりくりと転がして刺激を与え続けた。
「気持ち、良いっ……佐藤くんっ、佐藤くぅんっ! ああーっ、だめ、だめだめぇ……イッちゃうからぁ、もうだめぇぇっ!」
「いいよ、イッて、一杯気持ち良くなって!」
「はぁはぁっ、だめ、とめて、ああんっ……一緒が良いっ、佐藤くんと一緒にイきたいのっ」
ガツンと脳天に衝撃をくらった。
興奮を更なる興奮が蹴り飛ばしていた。
ぴくぴくと引きつった秘部から顔を上げると、有村さんの顔に視線を向ける。
「いっしょに気持ち良くなろう?」
魅力的な誘いに抗えなかった。
足で支えて持ち上げていた下半身をベッドに横たえる。
有村さんに覆い被さって、鼻先がくっつくぐらいの距離で見詰め合った。
「佐藤くん……あのね、前に一回……その、帰り道でたくさん触って気持ち良くしてくれて……今日はわたしがお風呂で佐藤くんにお返しできて……だからね、初めてのエッチで、次は一緒がいいなって……だめかな?」
今日だけで何度も愛おしさの上限を更新させてくる。
僕は抑え切れない想いに有村さんを抱き締めてキスを――しようとして躊躇った。
「しないの?」
「……有村さんのたくさん舐めたから、イヤがるかなと思って」
「んーん、佐藤くんとちゅうしたいっ」
有村さんが瞼を閉じて唇を突き出す。
「んっ……んちゅ……ちゅぴちゅぱ……んむっ、ん、んっ、あふぅ」
クンニで興奮冷めやらぬ中で、お互いに息も絶え絶えのまま深いキスをする。
息苦しさすらも心地良い。もしかしたらこういうのが行き過ぎると、首絞めとかハードプレイになるのかもしれない。ベッドの上では何もかも興奮に変わってしまい、性癖が多種多様になるのも頷ける。童貞卒業が近付いて、ようやくエロスの深淵に覗けた気がした。
「さとーくん」
有村さんの手が僕の頭を抱き寄せた。
火照った身体が重なって汗ばんだ肌が吸い付き合う。まるでお互いに離れたくないと全身でしがみついているようだった。
「おねがいっ」
耳元で囁く言葉に脳が痺れる。
一言一言が時間を引き飛ばされたようにゆっくりと聞こえた。
「さとーくんのちょうだいっ」
真夏の体育館は換気をしていても暑苦しく、準備体操を終えたばかりの有村さんは身軽な半袖シャツとハーフパンツの体操着でもしっとりと汗ばんでいた。
透ける下着と揺れる胸に男子のほとんどが視線を剥がせなかった。
女子から向けられる軽蔑の眼差しに気付いた紳士は、なんとか邪な視線を隠そうとしたが、目を背ければ体育教師に叱られるので、二律背反に苦しむ羽目になった。
ぼっちの僕は気に留められない存在であり、孤独の時間で培った観察力で誰からも死角になる位置を見付けると、有村さんの姿を堂々と見詰め続けた。
前転、後転と簡単な技から始まり、ブレのない倒立から側転、柔らかい関節は伸びやかに開脚、無駄のない動きでマットの端まで移動、振り返り勢いを付けて前方倒立回転。
一連の技は美しく思わず目が奪われた。
その後も、それぞれに自分に合った難易度の技を練習する中で、有村さんの練習風景を眺めると、荒谷や遠藤さんに跳ね起きのお手本を披露していた。
「佐藤くんっ」
有村さんの呼び声に体育館の情景が遠のいていく。
座っているのはマットではなくベッドに戻っていた。
眼前に広がる光景に喉が鳴る。
柔軟な身体は苦もなく頭の横まで膝を折り曲げられて、授業で見せていた跳ね起きの腰を丸めた状態のまま固定されたような体勢――まんぐり返しによって、有村さんの大事な部分が丸見えになっていた。
何度か目にしてきたが、それは遠目からの覗き見だったり一瞬の光景だったりと、まともに観察はできなかった。それが今では惜しげもなく晒されている。
恥丘に逆三角形を描く陰毛は、愛液に濡れて淫靡な輝きを帯びていた。
視線を下にずらせば大陰唇が興奮に赤く腫れぼったくなっていた。
「……そんなにじっと見ないで」
「すごくえっちで綺麗だよ」
「うぅぅ、言わないでぇ……恥ずかしいからぁ」
有村さんの手が秘部を覆い隠す。
手の平で隠し切れない会陰を愛液が伝っていく。
愛液の流れを視線で辿っていくと、外気に晒されたお尻の穴がひくひくと震えていた。
「開いて見せて」
前に頼んだ時は勘違いして意図せずクパァを拝めたが今回はどうだろうか。
性欲に支配された頭でもエロを求める限りは狡賢さを働かせる。道具を使う知能を手に入れながらも、人類が節操なく増え続ける理由が分かるというものだ。
「うぅぅ、佐藤くん、前にもお願いしてきたよね」
「……そうだったかな」
「そうだよ、これ……そんなに好きなの?」
「嫌いな男子は居ないと思う」
秘部を覆い隠していた手の人差し指と中指を立てて、ぷくりと膨れた大陰唇を押し広げる。捲れ上がった秘裂の内側から鮮やかなピンクの小陰唇が花開く。更にその奥には、たっぷりと蜜を分泌させる赤い蜜壺が覗いていた。
ぱっくりと開かれた秘部は、色欲に呑まれた淫乱と清らかな処女性を同時に湛えていた。
「ああ、あああっ……奥まで、佐藤くんに覗かれてるっ……」
僕は顔を近付けて、そっと恥丘に口付けした。
「はうっ……んっ、ふぅんっ……」
陰毛が頬をさわさわと撫でるのがむず痒い。
有村さんの手が離れて閉じられた秘裂を舌先でちょろちょろと舐めていき、先程のクパァで見せてもらった光景を頼りに膣口を探り当てる。
「あぅ、ああうっ……ん、んんっ……ひゃぁっ、そこはっ!」
スリットの隙間から蜜壺に舌を差し込んだ。
膣奥から溢れた秘蜜は、酸味と苦味の合わさった汗に似た味がした。ただ有村さんのおま◯こを味わっているという事実と合わさり極上の興奮に変わる。
もう理性を抑え切れなかった。
秘部に顔を押し当てむしゃぶりついた。
「ああんッ! あっあん、ああっ、あっ、はぁはぁ……んあーあっ!」
舐めて、舐め上げて、舌先を出し入れして唾液と愛液を掻き混ぜ合わせる。
秘肉にキスをして舐め上げて、本能に導かれるまま女性器を味わい尽くしていく。
「れろれろ、れーろ……くちゅ、ちゅぷう、ちゅる……ちゅぅちゅぅっ」
「激しいっ、そんなに、舐めたらぁっ、ああっ! 気持ち良くて、変になっちゃうぅ、んぁあっ!」
どんな美食もベッドの上の有村さんには敵わないだろう。
あらゆる体液が媚薬に代わり、嬌声と吐息が興奮を急き立てる。
淫らに泡立つ秘部の中から興奮に膨らんだ陰核が包皮から顔を出した。
「はぁはぁ、気持ち良いよぉ……頭がふわふわする……」
有村さんは恍惚と頬を緩める。
傷付けないようにたっぷりと唾液で濡らした唇で勃起したクリトリスに触れた。
「あんッ!! あ、ああ……痺れるぅっ」
お尻がぶるりと大きく揺れ動いた。
強過ぎる刺激は余韻を残して唇が離れた後、有村さんは小刻みに震え続けていた。
「ここが気持ちいいんだね」
「ああ、だめ、だめぇっ、おかしくなるぅ」
自分の指を咥え込んで唾液に浸した。更に愛液を絡めてそっと陰核を撫でる。
指の腹でくりくりと転がして刺激を与え続けた。
「気持ち、良いっ……佐藤くんっ、佐藤くぅんっ! ああーっ、だめ、だめだめぇ……イッちゃうからぁ、もうだめぇぇっ!」
「いいよ、イッて、一杯気持ち良くなって!」
「はぁはぁっ、だめ、とめて、ああんっ……一緒が良いっ、佐藤くんと一緒にイきたいのっ」
ガツンと脳天に衝撃をくらった。
興奮を更なる興奮が蹴り飛ばしていた。
ぴくぴくと引きつった秘部から顔を上げると、有村さんの顔に視線を向ける。
「いっしょに気持ち良くなろう?」
魅力的な誘いに抗えなかった。
足で支えて持ち上げていた下半身をベッドに横たえる。
有村さんに覆い被さって、鼻先がくっつくぐらいの距離で見詰め合った。
「佐藤くん……あのね、前に一回……その、帰り道でたくさん触って気持ち良くしてくれて……今日はわたしがお風呂で佐藤くんにお返しできて……だからね、初めてのエッチで、次は一緒がいいなって……だめかな?」
今日だけで何度も愛おしさの上限を更新させてくる。
僕は抑え切れない想いに有村さんを抱き締めてキスを――しようとして躊躇った。
「しないの?」
「……有村さんのたくさん舐めたから、イヤがるかなと思って」
「んーん、佐藤くんとちゅうしたいっ」
有村さんが瞼を閉じて唇を突き出す。
「んっ……んちゅ……ちゅぴちゅぱ……んむっ、ん、んっ、あふぅ」
クンニで興奮冷めやらぬ中で、お互いに息も絶え絶えのまま深いキスをする。
息苦しさすらも心地良い。もしかしたらこういうのが行き過ぎると、首絞めとかハードプレイになるのかもしれない。ベッドの上では何もかも興奮に変わってしまい、性癖が多種多様になるのも頷ける。童貞卒業が近付いて、ようやくエロスの深淵に覗けた気がした。
「さとーくん」
有村さんの手が僕の頭を抱き寄せた。
火照った身体が重なって汗ばんだ肌が吸い付き合う。まるでお互いに離れたくないと全身でしがみついているようだった。
「おねがいっ」
耳元で囁く言葉に脳が痺れる。
一言一言が時間を引き飛ばされたようにゆっくりと聞こえた。
「さとーくんのちょうだいっ」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
27
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる