異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様

文字の大きさ
80 / 200
第3章 快適生活へ向けて頑張ろう!

080 ケツ痛そうじゃん?

しおりを挟む
「……判りました。それで良いです」
「セレフィ!!」
「クルナ! 落ち着いて! ギルドの決定に反論出来る程の証拠があるの?!」
「そ、それは……でも!」
「判ってる! 判ってるけど、しょうがないじゃない!」
「ここは一時撤退。冒険でもそう。不利な時は撤退も視野に入れる。いつもの事」

クルナを女達が宥めている。
それを見てると、俺が悪役に見えてくるから不思議だ。
鬱陶しいので、帰りましょう。

「じゃあ帰ります。ベルドさんはどうしますか?」
「俺も帰る」
「彼らと一緒じゃなくて良いんですか?」
「アレを回収するから時間がかかるだろ。俺は帰って報告書を書かなきゃならん」
「じゃあ一緒に帰りますか」
「待て! どうやって帰る気だ?!」
「……乗って?」

ベルドさんが青ざめる。
あぁ、また咥えられると思っているのだろう。

「大丈夫ですよ。ベルドさんにも乗ってもらいますから」
「の、乗る?」

そう、ベルドさんにはサイに乗ってもらう。

「ゆっくり移動してくれよ? ……ところでお前は何をやってるんだ?」

俺はサイに乗ったゴリラに抱きかかえてもらっている。
何でこうするかって?
多分揺れるじゃん? 絶対防御あるけど、ケツ痛そうじゃん?
後、ちゃんと乗っていられるか分からないじゃん?
ゴリラならサイに乗り慣れてるはず。ゲームでも乗ってたし。

「気にしないで。はい、出発!」
「うおおおおぉぉぉぉぉ!!」

ベルドさんの叫び声と共に、俺達は帝都に戻った。



動物達には帝都に入る前に自宅に向かってもらった。
俺はベルドさんと一緒に帝都に入り、冒険者ギルドに向かう。

そこで、入手した物を全て売り払う。
代金は口座に入金してもらう事にして、家に帰る。

家の前で、宰相さんが待っていた。



「伯爵の件ですが、収束しました」
「早いですね!」
「渡されたノートを精査した所、色々な事が判明したのですぐに処罰出来ましたよ」
「皇帝の手の者とか言ってませんでしたか? なのにすぐ処罰出来たんです?」
「ええ。ノートには皇帝との企みまで書いてありましたからね。
 それを耳打ちした所、すぐに許可が出ましたよ」

あ~、自分の悪事までバレそうになったから、トカゲの尻尾切りをしたのか。
そこまで読んで行動する宰相さん、マジ有能。

「それから、奥さんや子供は何も知らなかったようですので、実家の方に引き取らせました。
 実家には事情を話してあるので、逆恨みするような事は無いでしょう」
「あっ、それは良かったです」

そういう子供が逆恨みするって話はよくあるからね。

「働いていた従業員の中で関わっていた者は全員投獄しました」
「ん? その言い方だと、従業員全員が関わってた訳では無いんですね?」
「そうです。メイド等は何も知りませんでしたね」

あ~、突然仕事が無くなった感じですね。
会社がいきなり倒産したようなもんだ。
俺も経験あるわ。仕事受けて納品した後、倒産されて1円も入金が無かった。あれは辛い。

「あっ、そうだ。じゃあ俺がその人達を雇いますよ」
「……えっ?!」
「だって見て下さいよ、この家。家のつもりだったのに屋敷になってるでしょ?
 元々人を雇うつもりでしたから、丁度良いかなって」
「それは構いませんが……中には恨んでいる者も居るかもしれませんよ?」
「そこは面接するので大丈夫です」
「こちらで調べる事も出来ますけど?」
「なんとかしますって。安心してください」
「キョウヤさんの『安心してください』は安心出来ませんけど……」
「じゃあ、1人だけ、信用出来る人を回して下さい。その人と一緒に面接します」
「判りました。いつ始めます?」
「明日からでも」
「あ、明日?! 明後日ではダメですか?」
「では明後日で」

やったぜ、従業員ゲットだぜ!
丸い赤白ボールが必要かな? なんてね。
しおりを挟む
感想 37

あなたにおすすめの小説

修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜

長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。 コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。 ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。 実際の所、そこは異世界だった。 勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。 奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。 特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。 実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。 主人公 高校2年     高遠 奏    呼び名 カナデっち。奏。 クラスメイトのギャル   水木 紗耶香  呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。  主人公の幼馴染      片桐 浩太   呼び名 コウタ コータ君 (なろうでも別名義で公開) タイトル微妙に変更しました。

転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜

家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。 そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?! しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...? ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...? 不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。 拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。 小説家になろう様でも公開しております。

転生先ではゆっくりと生きたい

ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。 事故で死んだ明彦が出会ったのは…… 転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた 小説家になろうでも連載中です。 なろうの方が話数が多いです。 https://ncode.syosetu.com/n8964gh/

クラスで異世界召喚する前にスキルの検証に30年貰ってもいいですか?

ばふぉりん
ファンタジー
 中学三年のある朝、突然教室が光だし、光が収まるとそこには女神様が!  「貴方達は異世界へと勇者召喚されましたが、そのままでは忍びないのでなんとか召喚に割り込みをかけあちらの世界にあった身体へ変換させると共にスキルを与えます。更に何か願いを叶えてあげましょう。これも召喚を止められなかった詫びとします」  「それでは女神様、どんなスキルかわからないまま行くのは不安なので検証期間を30年頂いてもよろしいですか?」  これはスキルを使いこなせないまま召喚された者と、使いこなし過ぎた者の異世界物語である。  <前作ラストで書いた(本当に描きたかったこと)をやってみようと思ったセルフスピンオフです!うまく行くかどうかはホント不安でしかありませんが、表現方法とか教えて頂けると幸いです> 注)本作品は横書きで書いており、顔文字も所々で顔を出してきますので、横読み?推奨です。 (読者様から縦書きだと顔文字が!という指摘を頂きましたので、注意書をと。ただ、表現たとして顔文字を出しているで、顔を出してた時には一通り読み終わった後で横書きで見て頂けると嬉しいです)

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。

ひさまま
ファンタジー
 前世で搾取されまくりだった私。  魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。  とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。  これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。  取り敢えず、明日は退職届けを出そう。  目指せ、快適異世界生活。  ぽちぽち更新します。  作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。  脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。

外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~

海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。 地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。 俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。 だけど悔しくはない。 何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。 そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。 ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。 アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。 フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。 ※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています

【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜

月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。 ※この作品は、カクヨムでも掲載しています。

処理中です...