162 / 200
第5章 ダンジョンに行こう
162 荷物を運んでくれる人がリーダーの方が良い
しおりを挟む
貴族様は納得してもらえたが、勇者君はまだ納得出来てないようだ。
だが、ここで時間が来た。ギルド職員が入ってきたのだ。
「話し合いもある程度は出来たんじゃないでしょうか?
では決まったパーティーがあれば申請してください」
こう言われたので、勇者君を無視して3人で職員の所に行く。
貴族様の方も一緒に行ったので、先にやってもらおう。
手続きは見てたけど簡単だった。
紙に、名前と住所・パーティー名・リーダーの名前・ダンジョンに入る日数、を書くだけ。
特に貴族様のパーティーは貴族様の言いなりなので、さらさらと書かれていく。
そして俺たちの番になった。
名前や住所は個人で書いていく。
「リーダーは誰がやります?」
「君で良いだろう」
「賛成~」
「俺ですか?!」
何で俺なのだろう?
何か理由があるのか?
「理由を聞きたそうだな。簡単だよ。荷物を運んでくれる人がリーダーの方が良い」
「えっ?! その理由が分からないんですけど?!」
「そうか? 運べる容量一杯になったら帰るという指示が出せるじゃないか。
食料の残りも把握しているだろ? いわば生命線を握っている。そんな人間がリーダーをするのは当然だ」
「戦闘能力が重要じゃないんですか?」
「勿論それも重要だが、それは全員に言える事だろ?
怪我の治療が出来る者とかの命に関わる人がリーダーになった方が良い。
言ってはアレだが、脳筋がリーダーだと無謀な事をしがちだからな」
あ~、これは脳筋がリーダーで苦労した事があるっぽい。
でも言っている事は理解出来る。
荷物持ちは重要だ。回収した物や水食料を運ぶ人を重要視しない方がヤバい。
最近の流行りで追放物のイラストを頼まれた事があるが、それは無能だと言って荷物持ちを追放してた。
それを読んだ時に「このパーティーは今後自分達で荷物を運ぶんですか?」と聞いたんだよ。イラストを書くのに必要だからね。
そしたら「そんな事は考えて無いようです」と編集者から返答された。
そこ、重要だろ。戦闘職が荷物運んでて敵と遭遇したら、いちいち荷物を降ろしてから戦闘するの?
その間、敵が待ってくれると思ってるのか?
そういう部分を教えてくれないとイラストが書けないと言ったら、絵師を変えると言われたわ。
俺も無茶なスケジュールだったからそうしてくださいって言ったけど。
確かその作品はまだ続刊出してたな。あんな設定ガバガバな作品でも売れるんだと驚いたわ。
密林の評価を操作してるという噂もあったような……。おっとこれ以上は危険な話だ。
「まぁ理解しました。
では俺がリーダーって事で。でも進退は相談して決めますよ?」
「ああ構わない。名前だけだよ」
「次はダンジョンで過ごす日数を書くみたいですけど」
「それこそ君の領分だろう? 何日分の食料と水を運べるのか。それが重要だ」
う~ん、そう言われてもなぁ。
アイテムボックス化してるリュックがあるから1ヶ月くらいは入れる。
時間経過はあるから腐るけど、腐りにくい物や常温保存の物を持っていけば良い。ジャガイモみたいな。
問題は水だろう。
瓶に入れててもどれだけ持つのか分からないんだよ。
この世界では水が腐るのか?とか知らないしなぁ。
水については、後で具現化で作成するか。これは作っても無駄にはならないだろう。
「じゃあ10日くらいはどうでしょう?」
「10日も行けるのか?!」
「マジで?!」
「大丈夫だと思います」
「……ではそれで」
10日でも長いようだ。
片道5日だけどね。
ま、帰りたくなったら引き返せば良いんだし、長めに書いた方が良いだろう。
「パーティー名は?」
「適当に書いておいてくれ」
「何でもいいぜ~」
何でも良い、が一番困るんだけど。
…………考えるのが面倒になったので、ホムラにしておいた。
ホムラがリーダーみたいになったけど、文句は言わないでね。そっちが委任したんだからね。
あっ、ちなみに勇者君はどこにも加入出来なかったので、今回は入る事は出来ない。
次回の募集で頑張ってくれ。
変な事を言わなきゃ、どこかに参加出来ると思うよ。
俺は関わらないぞ。万が一に同郷だとしてもね。
どこの世界でも、自分を理解出来てない人・無茶言う人と関わらないようにするのが生き抜くコツだ。
だが、ここで時間が来た。ギルド職員が入ってきたのだ。
「話し合いもある程度は出来たんじゃないでしょうか?
では決まったパーティーがあれば申請してください」
こう言われたので、勇者君を無視して3人で職員の所に行く。
貴族様の方も一緒に行ったので、先にやってもらおう。
手続きは見てたけど簡単だった。
紙に、名前と住所・パーティー名・リーダーの名前・ダンジョンに入る日数、を書くだけ。
特に貴族様のパーティーは貴族様の言いなりなので、さらさらと書かれていく。
そして俺たちの番になった。
名前や住所は個人で書いていく。
「リーダーは誰がやります?」
「君で良いだろう」
「賛成~」
「俺ですか?!」
何で俺なのだろう?
何か理由があるのか?
「理由を聞きたそうだな。簡単だよ。荷物を運んでくれる人がリーダーの方が良い」
「えっ?! その理由が分からないんですけど?!」
「そうか? 運べる容量一杯になったら帰るという指示が出せるじゃないか。
食料の残りも把握しているだろ? いわば生命線を握っている。そんな人間がリーダーをするのは当然だ」
「戦闘能力が重要じゃないんですか?」
「勿論それも重要だが、それは全員に言える事だろ?
怪我の治療が出来る者とかの命に関わる人がリーダーになった方が良い。
言ってはアレだが、脳筋がリーダーだと無謀な事をしがちだからな」
あ~、これは脳筋がリーダーで苦労した事があるっぽい。
でも言っている事は理解出来る。
荷物持ちは重要だ。回収した物や水食料を運ぶ人を重要視しない方がヤバい。
最近の流行りで追放物のイラストを頼まれた事があるが、それは無能だと言って荷物持ちを追放してた。
それを読んだ時に「このパーティーは今後自分達で荷物を運ぶんですか?」と聞いたんだよ。イラストを書くのに必要だからね。
そしたら「そんな事は考えて無いようです」と編集者から返答された。
そこ、重要だろ。戦闘職が荷物運んでて敵と遭遇したら、いちいち荷物を降ろしてから戦闘するの?
その間、敵が待ってくれると思ってるのか?
そういう部分を教えてくれないとイラストが書けないと言ったら、絵師を変えると言われたわ。
俺も無茶なスケジュールだったからそうしてくださいって言ったけど。
確かその作品はまだ続刊出してたな。あんな設定ガバガバな作品でも売れるんだと驚いたわ。
密林の評価を操作してるという噂もあったような……。おっとこれ以上は危険な話だ。
「まぁ理解しました。
では俺がリーダーって事で。でも進退は相談して決めますよ?」
「ああ構わない。名前だけだよ」
「次はダンジョンで過ごす日数を書くみたいですけど」
「それこそ君の領分だろう? 何日分の食料と水を運べるのか。それが重要だ」
う~ん、そう言われてもなぁ。
アイテムボックス化してるリュックがあるから1ヶ月くらいは入れる。
時間経過はあるから腐るけど、腐りにくい物や常温保存の物を持っていけば良い。ジャガイモみたいな。
問題は水だろう。
瓶に入れててもどれだけ持つのか分からないんだよ。
この世界では水が腐るのか?とか知らないしなぁ。
水については、後で具現化で作成するか。これは作っても無駄にはならないだろう。
「じゃあ10日くらいはどうでしょう?」
「10日も行けるのか?!」
「マジで?!」
「大丈夫だと思います」
「……ではそれで」
10日でも長いようだ。
片道5日だけどね。
ま、帰りたくなったら引き返せば良いんだし、長めに書いた方が良いだろう。
「パーティー名は?」
「適当に書いておいてくれ」
「何でもいいぜ~」
何でも良い、が一番困るんだけど。
…………考えるのが面倒になったので、ホムラにしておいた。
ホムラがリーダーみたいになったけど、文句は言わないでね。そっちが委任したんだからね。
あっ、ちなみに勇者君はどこにも加入出来なかったので、今回は入る事は出来ない。
次回の募集で頑張ってくれ。
変な事を言わなきゃ、どこかに参加出来ると思うよ。
俺は関わらないぞ。万が一に同郷だとしてもね。
どこの世界でも、自分を理解出来てない人・無茶言う人と関わらないようにするのが生き抜くコツだ。
57
あなたにおすすめの小説
修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
クラスで異世界召喚する前にスキルの検証に30年貰ってもいいですか?
ばふぉりん
ファンタジー
中学三年のある朝、突然教室が光だし、光が収まるとそこには女神様が!
「貴方達は異世界へと勇者召喚されましたが、そのままでは忍びないのでなんとか召喚に割り込みをかけあちらの世界にあった身体へ変換させると共にスキルを与えます。更に何か願いを叶えてあげましょう。これも召喚を止められなかった詫びとします」
「それでは女神様、どんなスキルかわからないまま行くのは不安なので検証期間を30年頂いてもよろしいですか?」
これはスキルを使いこなせないまま召喚された者と、使いこなし過ぎた者の異世界物語である。
<前作ラストで書いた(本当に描きたかったこと)をやってみようと思ったセルフスピンオフです!うまく行くかどうかはホント不安でしかありませんが、表現方法とか教えて頂けると幸いです>
注)本作品は横書きで書いており、顔文字も所々で顔を出してきますので、横読み?推奨です。
(読者様から縦書きだと顔文字が!という指摘を頂きましたので、注意書をと。ただ、表現たとして顔文字を出しているで、顔を出してた時には一通り読み終わった後で横書きで見て頂けると嬉しいです)
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~
海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。
地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。
俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。
だけど悔しくはない。
何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。
そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。
ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。
アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。
フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。
※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています
【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜
月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。
※この作品は、カクヨムでも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる