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第5章 ダンジョンに行こう
163 気づいて欲しそうだから無視しよう
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明日からダンジョンに入ると決定し、2人と別れて冒険者ギルドを後にした。
……勇者君が後をつけてくるんだけど。
うん、気づいて欲しそうだから無視しよう。
俺のやる事。
それは明日の準備だ。
簡単に言えば食料品の買い出し。
この街では領収書(のような物)がもらえるそうなので、それを提示して後で精算出来るんだってさ。
ダンジョンのある街っぽいシステムだね。
偽造も出来るらしいけど、そんな事までして金を得ようとは思わない。
金に執着してないと公言してるので、信用してくれるらしい。良かったです。
肉や野菜、調味料なんかを色々買っていく。
リュックに入れても誰も不思議に思わないようだ。
やはりダンジョンから収納出来る袋とかが出土(?)するのだろう。
助かります。そして、入手出来るならしたいな。
帝都に持って帰れば高額で売れそう。売らずに使うけど。
快適な生活がメインなのだ。金に困った時に売れば良いだろう。困らないと思うけどね。
でも分からないからね。
ある日突然具現化出来なくなる可能性もある。
そうなったら金を稼ぐ方法が無くなるので、貯蓄は大事。
高額で売れる物を持っておくのも良い方法だろう。
そう言えば結婚指輪とかも、元々は死別した時に財産として残す為と聞いた事があるような無いような。
まぁ、宝石はかさばらないし、簡単に値崩れもしないので、財産としては良いよね。
さて、買い物も終わったので外に出て野宿だが。
どこまで勇者君は付いて来るのかな?
泊めてあげないよ?
と言うか、相手なんかしてあげないよ?
俺の行動を見て、異世界人というか同郷と判断したいのかもしれないけど、ボロを出すような事はしない。
ってか、普通に生活してたらバレる事なんか無いと思うけどな。
せいぜい持っているスケジュール帳とかを見られたらアレかもしれないけど。
こんな所で出す訳ないじゃないか。
って事で、外に出て檻を出し、その中にテントを設置。
中に入り、外から見られない状態で動物を具現化。
ゴリラには檻の外を、サルには檻の中を警戒してもらう。
これで勇者君が勝手に入ってくる事も無いだろう。
ついでにフクロウも具現化する。
これは勇者君対策。
檻から飛び立ち、ダンジョンの街をぐるりと一周してから戻ってきて、勇者君を監視する。
飛んでいったフクロウが、ぐるりと回って背後から見張ってるとは思うまい。
夜目も効くので夜でも安心です。
こっちに近づいてくるようなら、ゴリラに警告してくるように頼んでおいた。
じゃあやらなければならない事をしようか。
何をするのかって?
そりゃ水の確保でしょ。
ダンジョン内で入手出来る場所はあるらしいけど、自身で持っていられるなら立ち寄らなくても良い。
そんな場所は混み合うだろうし。
俺が作ろうと思ってるのは水の湧く水筒。
なんかの動物の内蔵で作られた水を入れる袋も売っていたが、それはイヤだったので買わなかった。
代わりに竹のような木材で作られた水筒を買ってきた。
見た感じ2Lくらい入りそうなやつ。
これに細工をしようと思う。
そしていつものお悩みタイム突入。
結局条件を決める作業が一番大変!
利が90%で損が10%くらいだと、承認されないんだよなぁ。
書いては消え、書いては消えの繰り返し。
苦労して完成したのがコチラ!
「魔法瓶」…保温機能は無い。飲み水が2秒に1滴づつ貯まる。8時間で2Lが満タンになる。
名前は魔法瓶だけど、瓶じゃないし、保温機能も無いよ。
単純計算で、2L=14400滴。2000mL÷14400=0.14mL。1滴の量だ。
これが多いのか少ないのか。考えた事も無かったわ。
計算合ってるよね?!
……勇者君が後をつけてくるんだけど。
うん、気づいて欲しそうだから無視しよう。
俺のやる事。
それは明日の準備だ。
簡単に言えば食料品の買い出し。
この街では領収書(のような物)がもらえるそうなので、それを提示して後で精算出来るんだってさ。
ダンジョンのある街っぽいシステムだね。
偽造も出来るらしいけど、そんな事までして金を得ようとは思わない。
金に執着してないと公言してるので、信用してくれるらしい。良かったです。
肉や野菜、調味料なんかを色々買っていく。
リュックに入れても誰も不思議に思わないようだ。
やはりダンジョンから収納出来る袋とかが出土(?)するのだろう。
助かります。そして、入手出来るならしたいな。
帝都に持って帰れば高額で売れそう。売らずに使うけど。
快適な生活がメインなのだ。金に困った時に売れば良いだろう。困らないと思うけどね。
でも分からないからね。
ある日突然具現化出来なくなる可能性もある。
そうなったら金を稼ぐ方法が無くなるので、貯蓄は大事。
高額で売れる物を持っておくのも良い方法だろう。
そう言えば結婚指輪とかも、元々は死別した時に財産として残す為と聞いた事があるような無いような。
まぁ、宝石はかさばらないし、簡単に値崩れもしないので、財産としては良いよね。
さて、買い物も終わったので外に出て野宿だが。
どこまで勇者君は付いて来るのかな?
泊めてあげないよ?
と言うか、相手なんかしてあげないよ?
俺の行動を見て、異世界人というか同郷と判断したいのかもしれないけど、ボロを出すような事はしない。
ってか、普通に生活してたらバレる事なんか無いと思うけどな。
せいぜい持っているスケジュール帳とかを見られたらアレかもしれないけど。
こんな所で出す訳ないじゃないか。
って事で、外に出て檻を出し、その中にテントを設置。
中に入り、外から見られない状態で動物を具現化。
ゴリラには檻の外を、サルには檻の中を警戒してもらう。
これで勇者君が勝手に入ってくる事も無いだろう。
ついでにフクロウも具現化する。
これは勇者君対策。
檻から飛び立ち、ダンジョンの街をぐるりと一周してから戻ってきて、勇者君を監視する。
飛んでいったフクロウが、ぐるりと回って背後から見張ってるとは思うまい。
夜目も効くので夜でも安心です。
こっちに近づいてくるようなら、ゴリラに警告してくるように頼んでおいた。
じゃあやらなければならない事をしようか。
何をするのかって?
そりゃ水の確保でしょ。
ダンジョン内で入手出来る場所はあるらしいけど、自身で持っていられるなら立ち寄らなくても良い。
そんな場所は混み合うだろうし。
俺が作ろうと思ってるのは水の湧く水筒。
なんかの動物の内蔵で作られた水を入れる袋も売っていたが、それはイヤだったので買わなかった。
代わりに竹のような木材で作られた水筒を買ってきた。
見た感じ2Lくらい入りそうなやつ。
これに細工をしようと思う。
そしていつものお悩みタイム突入。
結局条件を決める作業が一番大変!
利が90%で損が10%くらいだと、承認されないんだよなぁ。
書いては消え、書いては消えの繰り返し。
苦労して完成したのがコチラ!
「魔法瓶」…保温機能は無い。飲み水が2秒に1滴づつ貯まる。8時間で2Lが満タンになる。
名前は魔法瓶だけど、瓶じゃないし、保温機能も無いよ。
単純計算で、2L=14400滴。2000mL÷14400=0.14mL。1滴の量だ。
これが多いのか少ないのか。考えた事も無かったわ。
計算合ってるよね?!
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