異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様

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第5章 ダンジョンに行こう

168 いわゆるドロップ品って感じかな?

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1層はほぼ素通りで終了。
2層に降りる所に到着した。
階段だとばかり思ってたんだけど、勾配のキツイ下り坂だった。

そこを降りると他の冒険者の姿が。
襲撃されるのか?と思ったが、そうではないらしく、セムターさんに止められた。

「ほとんどの層が、降りた所がセーフゾーンになってるんだよ。
 だから皆休憩してんだよ。ここなら水もあるしな」
「給水出来るんですか?」
「そうだよ。ほら、あそこに並んでるだろ?」

確かに壁に向かって列が出来てる。
よく見ると、壁からチョロチョロと水が出ているのが分かる。水量少なっ!

「あれって拡張出来ないんですか?」
「誰でもそう思うよね~。
 2層のなら良いだろうって事で挑戦した人が居たらしいけど、出る量は変わらなかったらしいよ」
「現状の硬貨程の大きさに壊すのにも時間がかかったらしい」
「時間をかければ壊せるんですね」
「いや、壊せるのはセーフゾーンだけだそうだ。
 そういう研究をしている人達が居るが、他の場所は未だに壊せてないらしい」

スーズさんも会話に入ってきた。
ダンジョンの構造って不思議だな。
まぁ簡単に穴を開けられたら、ショートカットとかされるから禁止なんだろう。

「そいつらって結構迷惑なんだよな~」
「研究されてる人達が迷惑ですか?」
「そ。2層のセーフゾーンが壊せるなら3層もイケる!とか言って実行したんだよ。
 その結果、3層のセーフゾーンは安全じゃなくなったんだよ!」
「どれだけ壊したんですか……」
「広げられたら便利って事で、かなり壊したらしいぜ。
 水も出なくなったし、モンスターも入ってくるし、最悪な事に3層のモンスターが2層にまで上がってくるようになった」
「ひ、ヒドい……」

休める場所というだけでなく、モンスターの階層超えも防いでいたのか。
研究の為とはいえ、安全な場所を無くすとは。
謎を解き明かしてくれるのは助かるけど、不便になるのは困るなぁ。

「だからここの場所は出口に近いけど、結構重要なんだよ。3層には無いんだから」
「なるほど。人が多い訳ですね」
「そういう事」
「どうします? 立ち寄ります?」
「いや、このまま進もう。荷は持ってもらっているし、疲れていないだろう?」

一応聞いてみたけど、やはり進むようだ。

「ところで、ルートって分かってるんですか?」
「降りるルートか? それなら判明しているし、地図も持っている」
「そうなんですね」
「まぁ、帰る時にしか使わないがな」
「えっ? そうなんですか?」
「我々の目的は、金と魔法紙。下層を目指す事ではない。なので、各階層をくまなく周る方が効率的だ」

確かに!
なんとなく下に向かうモノだと思ってたわ。

「まぁ下層の方が良い物が見つかるらしいが、危険度も増えるからな」
「どの辺を目標にされてます?」
「5層くらいまでで良いと思う」
「セムターさんは?」
「イケるなら6層くらいまで行きたいけどね~」
「何かあるんですか?」
「6層になると、モンスターが物を持っているようになるんだよ」
「物を持ってる?」
「そ。例えばスライムが体内に宝石を持ってたりするんだ」

へ~。いわゆるドロップ品って感じかな?
そうなると6層までは進みたいかな?

「じゃあ6層くらいを目指しましょうか」
「我々は良いが、君は大丈夫か?」
「動物も呼べますし、俺自体の防御は頑強なので。食料も持ってきましたし、問題無いですね」
「ではそれを目標にしよう」
「賛~成~。よっしゃ、儲けるぞ~」

目標も決定したし、頑張りましょうかね。
あっ、一番の心配事があった。
俺の体力だ。歩き続けても大丈夫かな? サイでも出して乗るか?
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