元勇者はのんびりとしたもふもふライフを送りたい!〜魔王倒したら手の平返ししてきた方々?特に仕返しはしませんが助ける気もないですよ〜     

おいどんべい

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第1章

ライバル…?

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自分に向かって放たれた魔法をかわす。

「まさか避けるとはお見事だよ、ロン」
「ドミテル…」
「さっきの話だが、私たちはお前を軍に入れるためにやってきた。理由は聞かなくても分かるだろう?」
「まぁな。でもよ、攻撃はして来なくても良いんじゃないか?」
「何を言う。君の意識がある限り大人しくはついて来なかろう」
「まぁな」

この国の為になんて死んでも戦いたくないからな。

「ならば意識不明の状態にして無理矢理にでも連れて行こうってことになってよ」
「ふぅん、そうか」
「でも安心してくれ。怪我は全て治す。君は大事な戦力だからな」

ドミテルはまた魔法を放とうとしている。
今回は周りの護衛も一緒になっている。
拘束したのに魔法は放てるのか。
こういう状況の時、普通ならば魔法も放てないようにするのが良いのかも知れない。
だが、それではあいつらに諦めがつかなくなる。
こんな事を考えている間に気づけば相手は魔法を放ってきていた。

「悪いな、ロン」

ドミテルは勝ちを悟ったかのような表情をしていた。
それは周りの護衛も同じだ。
でも、こんな魔法を喰らう気なんて全くない。
僕はすぐに魔法を交わし相手の足元に雷を落とす。

「うわっ⁈」
「あっぶねぇ!」

相手は現状が理解できずおどおどとしていた。
ドミテルを除いて。
ドミテルは雷をしっかりと見た後大きな音で拍手を始めた。

「流石だ…。流石だよロン。昔のライバルとして実に素晴らしいと思う」
「はっ?ライバル?」
「おやおや、ロンにとってはライバルじゃなかったのか」
「まぁな」
「非常に悲しく思うよ、ロン。きっと今の私では君とって敵ではないだろう」
「ん?まぁ」
「だから私はものに頼ることにするよ」
「?」

ドミテルは意味のわからない事をたくさん言った後、口を開けて口の中をよ~く見せてきた。
口の中には何やら黒いカプセルが入っていた。
ドミテルは僕はそのカプセルを見たのをしっかり確認すると、そのカプセルを思いっきり噛んだ。
すると、瞬く間にドミテルが黒いモヤの中に包まれていく。

「ギルマス!どうしたんですか⁈ギルマス!」
「ギルマス!大丈夫ですか⁈」

どうやら護衛も聞いていないらしい。
何も聞かされていない護衛達がちょっとだけ可哀想に思えたので足の氷だけ溶かしておいた。
なお、拘束は継続中だ。
しばらくすると、黒いモヤは晴れていく。
すると、黒いモヤの発端となった人物がだんだんと見えてきた。
だが…自分の知っている姿とは遠く離れていた…。

「ドミテル…その姿は…」
「さぁロン!素晴らしいショーを始めようじゃないか!」

そこには悪魔のような者がいた…。



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