元勇者はのんびりとしたもふもふライフを送りたい!〜魔王倒したら手の平返ししてきた方々?特に仕返しはしませんが助ける気もないですよ〜     

おいどんべい

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第2章

ディンガー公爵と

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ついた場所はノービット公爵家の館から少し離れた所だ。
ここからは、ちゃんと真面目なモードに変わらないといけないな。
相手は公爵で、平民である僕は普通ならば会う事なんて叶わないお方だ。
少しでもご無礼をしてしまったら僕の首は———言わなくても分かるよな。
来ている服についていたシープとクンタの毛を払うと僕はノービット公爵家の館へ向かった。
両腕の服にはそれぞれクルトとリリィがくっついている。

クルトとリリィを両端に連れながら門の所へと向かう。
すると、門番は一度とても驚いた表情をすると僕に剣をいつでも向けられる体制に変わった。

「勇者様…いや、ロン様。一体どのような用事で?」
「この2人が迷子になっていたのを保護させていただいたのでこの2人を帰しに来ました」

門番は僕の話を聞いた後に、チラッとクルトとリリィをみた。
その視線に気づいた2人は、コクコクと何回も頭を縦に振った。
門番は何度か僕と2人を見比べると体制を戻した。

「ご用件をお聞き致しました。案内を呼ぶので少々お待ちください」
「はい」

そういうと、門番は魔道具を使って他の人と通信を初めた。
いやぁ魔王討伐の旅に出ている間にだ~いぶこの国は発展してしまったようだ。
まぁいい事なんだけどね。
少し待っていると、すぐに館から案内の方がやってきた。

「お待ちいたしました。ご案内致します」

僕たちは案内の方の言う通りついていった。
応接室のような部屋の前に行くと中へ案内された。
クルトとリリィを隣り合わせで座らせると僕はソファの端に座った。
クルトとリリィは緊張しているようだ。
しばらくすると、扉をコンコンと叩く音が聞こえてきた。
扉が開くと、ノービット公爵家の当主、ディンガー公爵が入ってきた。
でもその姿は僕の知っている健康そうでイキイキとしたものではなく、不健康でどこか弱々しくなっていた。
ディンガー公爵はクルトとリリィを見ると、一瞬目を見開き向いにあるソファに座った。
そして深い深いお辞儀をした。

「ロン様、この度はクルト…と…リリィ…を保護していただきありがとうございます。そして、クルト、リリィ…本当に済まなかった…。今まで、辛かったろう…。本当に…すまない…」

ディンガー公爵は昔あった時と同じようにとても丁寧に接してくださった。
でも、やはりどこか弱々しい…。
僕がディンガー公爵の姿に驚いていると、クルトが口を開いた。

「父上、質問があります。母上は今、どこにいるのでしょうか」

質問するクルトの姿は、公爵家の長男というものであった。
ディンガー公爵はその問いを聞いて暗い表情をすると答えた。

「サーティスは…天に…いる…」

その言葉には後悔が詰まっていた
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