元勇者はのんびりとしたもふもふライフを送りたい!〜魔王倒したら手の平返ししてきた方々?特に仕返しはしませんが助ける気もないですよ〜     

おいどんべい

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第2章

その思いは

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自分の中でどう伝えるか決めた僕はぴーん!と手を挙げた。
突然の行動にディンガー公爵たちは驚いたが僕に向かって発言を許してくださった。

「第三者である私の発言を許してくださり誠にありがとうございます」
「そんなにかしこまらなくても結構ですよ。ロン様。どうぞ、普段通りにお話し下さい」

…。
こういう時って普段通りに戻した方が良いのかな?
なかなか貴族と面と向かってしっかり話す事なんてないし…。
でも…うん…敬語は苦手だから戻す事にするか!

「じゃあお言葉に甘えて戻させていただきます。では、早速なのですが…どうしてディンガー公爵は自身をそんなに卑下するのですか?話を聞いていると、私なんか…私なんか…とところどころにすぐ自身を卑下する言葉ばかり出てきます。もしかしたらディンガー公爵のいう通りサーティス夫人に生きてほしいという思いがディンガー公爵には大きかったのかもしれないし、口喧嘩なんてする必要もないのにしていたかも知れません。ですが、そこまで卑下する事でしょうか?」

僕は…事あるごとに自身の事を悪くいうディンガー公爵にはあまりいい思いを持てなかった。
自分を卑下しすぎる人はあまりよく思えない。
僕は思った事を言うとディンガー公爵は信じられないとでも言いそうな顔だった。

「卑下…だなんて…。私は彼女を!クルトとリリィを!止める事が出来なかった!みんなにも強くあたってしまった!これは卑下なんかじゃない。事実だ!そして、私の反省だ!」

ディンガー公爵は声を荒げた。
それに対して僕は僕なりの考えをまた述べた。

「確かにディンガー公爵は夫人をクルトとリリィを止めることができませんでした。ディンガー公爵が出ていくのを止める事が出来ていたなら事実は変わっていたかも知れません。ですが、起きてしまった事に対して自身を悪く言うのは一体なんの意味があるのでしょうか?正直にいいますと、ディンガー公爵は反省の意味を履き違えてるように思います。反省というのは自身そのものの事を悪くいうものではありません。行ってしまった行動や言動に対してどうであったか振り返るものです。決して自分を悪くいうものではありません」

僕は自分なりにきっぱり言った。
これにどう反応するかはディンガー公爵次第だ。

「だが…私は…取り返しのつかない事をした…」
「そうかも知れませんね」
「なっ!」

ディンガー公爵の言った事に対して僕はあえて肯定した言葉を投げかけてみた。
いや~なんて性格の悪い事をしているんだ?僕は。
まぁそれは置いとこうか。
ディンガー公爵の顔を少しずつ真っ赤に染まっていく。

「平民…風情が…!私を悪くいうだと…?」

あ…今…平民風情って言った。
僕の中で何かが切れた。


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