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訓練
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2人で朝食を済ませると、エルンスト殿下はステファン殿下の執務室に向かう。一方で私はやる事がない。
相談役というのはあくまでも相談されて初めてお仕事が始まるから。
相談役への就任はしたものの、ブリトーニャ様は今のところ私に仕事を回すおつもりはない。
それでも何かできる事があれば…とクラリーチェ様のお手伝いをさせて貰う事にした。
「というか、ブリトーニャにもあんまり仕事はないのよ。」
書類に目を通しながらクラリーチェ様は言う。
カトリーナ様やステファン殿下はまだあまりブリトーニャ様へ仕事を回さないおつもりのようだ。
「ねえ、レイチェル。これ見てくれる?あなたならどうする?」
「これ…ですか?」
見せられたのは、お城の食糧購入費の増額の許可を求めるものだった。
昨年より2割増か。
「人は…増えてますよね。」
私とブリトーニャ様、それに使える人員が増えている。
「そうね。2割は妥当だと思う?」
「…思いません。」
たかだか十数人増えただけ、増えた人数は1割にも満たない。
「そうね、2割は多いわよね。カトリーナ様も迷ったんだと思うわ。じゃあ、あなたの仕事は?」
「昨年との比較…2割という数字がなぜ出てきたか…でしょうか?」
「じゃあ、早速取り掛かって頂戴。」
「はい!」
…どこで確認すれば良いのかな?
厨房の金庫番か…財務部の…。
「財務部の…、」
「財務部のダーランド補佐官辺りが知ってそうよ。」
「ありがとうございます、では行ってきます。」
こんな調子で一日を過ごしていく。
クラリーチェ様はどんなことでも今後のためにと、一旦は私に考えさせた。
カトリーナ様ならきっとこう考えている、クラリーチェ様はこう考えた、と教えてくれる。
あなたはどうしてこの結論を出したの?と聞かれ、ちゃんと答えられないとダメだった。
その上で、私の意見を汲み上げてくれることもあれば、ご自身の意見を通される事もあった。
この頃のクラリーチェさまの口癖は、「政務の事はおいおいで良いのよ。そのうちにきちんと出来るようになるから。」だった。
相談役というのはあくまでも相談されて初めてお仕事が始まるから。
相談役への就任はしたものの、ブリトーニャ様は今のところ私に仕事を回すおつもりはない。
それでも何かできる事があれば…とクラリーチェ様のお手伝いをさせて貰う事にした。
「というか、ブリトーニャにもあんまり仕事はないのよ。」
書類に目を通しながらクラリーチェ様は言う。
カトリーナ様やステファン殿下はまだあまりブリトーニャ様へ仕事を回さないおつもりのようだ。
「ねえ、レイチェル。これ見てくれる?あなたならどうする?」
「これ…ですか?」
見せられたのは、お城の食糧購入費の増額の許可を求めるものだった。
昨年より2割増か。
「人は…増えてますよね。」
私とブリトーニャ様、それに使える人員が増えている。
「そうね。2割は妥当だと思う?」
「…思いません。」
たかだか十数人増えただけ、増えた人数は1割にも満たない。
「そうね、2割は多いわよね。カトリーナ様も迷ったんだと思うわ。じゃあ、あなたの仕事は?」
「昨年との比較…2割という数字がなぜ出てきたか…でしょうか?」
「じゃあ、早速取り掛かって頂戴。」
「はい!」
…どこで確認すれば良いのかな?
厨房の金庫番か…財務部の…。
「財務部の…、」
「財務部のダーランド補佐官辺りが知ってそうよ。」
「ありがとうございます、では行ってきます。」
こんな調子で一日を過ごしていく。
クラリーチェ様はどんなことでも今後のためにと、一旦は私に考えさせた。
カトリーナ様ならきっとこう考えている、クラリーチェ様はこう考えた、と教えてくれる。
あなたはどうしてこの結論を出したの?と聞かれ、ちゃんと答えられないとダメだった。
その上で、私の意見を汲み上げてくれることもあれば、ご自身の意見を通される事もあった。
この頃のクラリーチェさまの口癖は、「政務の事はおいおいで良いのよ。そのうちにきちんと出来るようになるから。」だった。
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