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10「俺の可愛いルセット」*
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王子はゆっくりと顔を近づけてきた。僕は目を閉じて受け入れる体勢をとる。
そして、唇を重ねられた。
「んっ……」
最初は軽く触れるだけだったが、次第に深くなっていく。お互いを求め合うように舌を絡め合った。
「んっ……ぷはぁ……」
長い口づけの後、名残惜しむように糸を引いた唾液がプツンときれた。顔が熱くなる。心臓がドキドキして苦しい。
「愛してるよ。俺の可愛いルセット……」
王子はそう言うと、僕のお尻に手を伸ばした。割れ目に沿って指を動かされ、王子を受け入れる穴を探し当てられる。
「あっ……!あ、あの、王子、本当に……ここに……?」
「ああ、そうだよ」
彼はそう言いながら、ポケットから瓶のようなものを取り出した。中にはどろりとしたものが入っている。
「あの、それは……?」
「これはね……」
彼は蓋を開けると、中の液体を手に垂らし始めた。そしてそれを僕のお尻の方へ持っていく。
「ひゃんっ!?」
冷たい感覚に驚いている間に、穴の中に何かが入り込んでくる。それは、王子の指だった。
「な、何してるんですか!?」
「大丈夫だよ、痛くないだろう?」
痛みは全くないが異物感が半端ない。それでも彼は構わず指を進めてくる。
「あうっ……」
1本目が根元まで入り、しばらくすると2本に増えた。バラバラに動かされたり、内壁をなぞるように撫でられたりするうちに、だんだん慣れてきて快感を感じるようになってくる。
「んっ……ふっ……」
「どうした?声が漏れてるぞ?」
「んんっ……なんでも……ありません……」
3本目が入ったところで、ようやく引き抜かれた。
「ふふっ、すっかり柔らかくなったな」
「うう……」
指だけでこんなに感じてしまうなんて、恥ずかし過ぎる。こんな状態で王子のモノを受け入れたら、どうなってしまうのだろうか……。
「じゃあ、挿れるよ……」
王子は自分のモノに先程の液体をかけ、僕の秘部に押し当てる。ついに結ばれる時が来たのだ。緊張で心臓が爆発しそうになる。
「ルセット、行くよ」
ひどく優しく、熱を帯びた声に身体が疼いた。僕の秘部が彼を求めてしまい、ヒクヒクと亀頭に吸い付く。
「ひっ、あっ……」
亀頭がぐっと差し込まれた。指とは比べ物にならない質量に息が詰まり、力が入ってしまう。すると、それ以上押し進める事が出来ないと判断されたのか、一度引き抜かれた。
「ひあぁっ!」
入り口を擦られる感触に身体がゾクッとし、つい変な声を出してしまう。王子は一瞬ポカンとしてから、獲物を見つけた動物のような表情に変わった。やばい、と思った時には遅く、亀頭だけを挿れたり出したり繰り返される。
「あっ!?あっ、はぁっ、それダメぇ……っ!」
「これがイイんだね」
チュプチュプと入り口に与えられ続ける快感に蕩けそうになった。
「んっ……あんっ……」
「可愛いね……」
「あっ……やぁっ……あぁ……」
意識が飛びそうになった瞬間、ズブッと奥まで挿入される。
「ひあああぁ……っ!?」
全身を貫かれたような衝撃に、目の前が真っ白になった。絶頂感が沸き起こり、射精していないのに達したような快感に包まれる。内壁がビクビクし、王子のモノをぎゅうぎゅうと締め付けていた。
「く……っ、ルセット、少し緩めてくれ……」
「そんなの、無理です……っ」
僕の内壁は王子のモノを愛撫しているかのように蠢き続けている。王子は動きを止め、眉間に皺を寄せていた。王子のモノが僕の中で脈打っているのが伝わってくる。
僕の絶頂感が収まると、王子は深く息を吐いた。
「はぁ……挿れただけでイクところだったよ……」
「えっ!?が、我慢しないで良かったのに……」
「すぐにイったらもったいないだろ……」
拗ねたようにそう言う彼は目の周りが赤くなり、かなり興奮しているようだった。扇情的な表情に、胸の鼓動が高鳴る。王子のモノが僕の中にある事を思い出し、身体が震えた。あの立派なモノが、僕の体内をみっちりと埋めている。
今、2人は1つになっているのだ。
身体中が溶けるような幸福感に満たされていく。僕は自分を貫いている男の顔をしみじみと見つめた。普段の彼からは想像できない程、うっとりと溶けてしまいそうな表情をしている。王子も僕を抱いて幸せを感じているんだろうか。嬉しい、と思うと同時に身体がゾクゾクし、結合部が疼き始めた。
「ルセット……」
それに気づいたのか、王子は僕に深く口付けをする。
「ん……んむ……」
舌が絡み合う感触に酔いしれていると、ゆっくりと腰を動かされた。中を熱く固いモノで擦られるたび、頭がチカチカするほどの快感に襲われる。僕の内壁は、王子のモノを離すまいと動きに合わせて吸い付いた。
「んっ……ふぅっ……んんっ」
口付けている唇も舌も、離れる事が出来ないかのように吸い付き合う。上も下も、身体中でお互いの熱を感じあっていた。
そして、唇を重ねられた。
「んっ……」
最初は軽く触れるだけだったが、次第に深くなっていく。お互いを求め合うように舌を絡め合った。
「んっ……ぷはぁ……」
長い口づけの後、名残惜しむように糸を引いた唾液がプツンときれた。顔が熱くなる。心臓がドキドキして苦しい。
「愛してるよ。俺の可愛いルセット……」
王子はそう言うと、僕のお尻に手を伸ばした。割れ目に沿って指を動かされ、王子を受け入れる穴を探し当てられる。
「あっ……!あ、あの、王子、本当に……ここに……?」
「ああ、そうだよ」
彼はそう言いながら、ポケットから瓶のようなものを取り出した。中にはどろりとしたものが入っている。
「あの、それは……?」
「これはね……」
彼は蓋を開けると、中の液体を手に垂らし始めた。そしてそれを僕のお尻の方へ持っていく。
「ひゃんっ!?」
冷たい感覚に驚いている間に、穴の中に何かが入り込んでくる。それは、王子の指だった。
「な、何してるんですか!?」
「大丈夫だよ、痛くないだろう?」
痛みは全くないが異物感が半端ない。それでも彼は構わず指を進めてくる。
「あうっ……」
1本目が根元まで入り、しばらくすると2本に増えた。バラバラに動かされたり、内壁をなぞるように撫でられたりするうちに、だんだん慣れてきて快感を感じるようになってくる。
「んっ……ふっ……」
「どうした?声が漏れてるぞ?」
「んんっ……なんでも……ありません……」
3本目が入ったところで、ようやく引き抜かれた。
「ふふっ、すっかり柔らかくなったな」
「うう……」
指だけでこんなに感じてしまうなんて、恥ずかし過ぎる。こんな状態で王子のモノを受け入れたら、どうなってしまうのだろうか……。
「じゃあ、挿れるよ……」
王子は自分のモノに先程の液体をかけ、僕の秘部に押し当てる。ついに結ばれる時が来たのだ。緊張で心臓が爆発しそうになる。
「ルセット、行くよ」
ひどく優しく、熱を帯びた声に身体が疼いた。僕の秘部が彼を求めてしまい、ヒクヒクと亀頭に吸い付く。
「ひっ、あっ……」
亀頭がぐっと差し込まれた。指とは比べ物にならない質量に息が詰まり、力が入ってしまう。すると、それ以上押し進める事が出来ないと判断されたのか、一度引き抜かれた。
「ひあぁっ!」
入り口を擦られる感触に身体がゾクッとし、つい変な声を出してしまう。王子は一瞬ポカンとしてから、獲物を見つけた動物のような表情に変わった。やばい、と思った時には遅く、亀頭だけを挿れたり出したり繰り返される。
「あっ!?あっ、はぁっ、それダメぇ……っ!」
「これがイイんだね」
チュプチュプと入り口に与えられ続ける快感に蕩けそうになった。
「んっ……あんっ……」
「可愛いね……」
「あっ……やぁっ……あぁ……」
意識が飛びそうになった瞬間、ズブッと奥まで挿入される。
「ひあああぁ……っ!?」
全身を貫かれたような衝撃に、目の前が真っ白になった。絶頂感が沸き起こり、射精していないのに達したような快感に包まれる。内壁がビクビクし、王子のモノをぎゅうぎゅうと締め付けていた。
「く……っ、ルセット、少し緩めてくれ……」
「そんなの、無理です……っ」
僕の内壁は王子のモノを愛撫しているかのように蠢き続けている。王子は動きを止め、眉間に皺を寄せていた。王子のモノが僕の中で脈打っているのが伝わってくる。
僕の絶頂感が収まると、王子は深く息を吐いた。
「はぁ……挿れただけでイクところだったよ……」
「えっ!?が、我慢しないで良かったのに……」
「すぐにイったらもったいないだろ……」
拗ねたようにそう言う彼は目の周りが赤くなり、かなり興奮しているようだった。扇情的な表情に、胸の鼓動が高鳴る。王子のモノが僕の中にある事を思い出し、身体が震えた。あの立派なモノが、僕の体内をみっちりと埋めている。
今、2人は1つになっているのだ。
身体中が溶けるような幸福感に満たされていく。僕は自分を貫いている男の顔をしみじみと見つめた。普段の彼からは想像できない程、うっとりと溶けてしまいそうな表情をしている。王子も僕を抱いて幸せを感じているんだろうか。嬉しい、と思うと同時に身体がゾクゾクし、結合部が疼き始めた。
「ルセット……」
それに気づいたのか、王子は僕に深く口付けをする。
「ん……んむ……」
舌が絡み合う感触に酔いしれていると、ゆっくりと腰を動かされた。中を熱く固いモノで擦られるたび、頭がチカチカするほどの快感に襲われる。僕の内壁は、王子のモノを離すまいと動きに合わせて吸い付いた。
「んっ……ふぅっ……んんっ」
口付けている唇も舌も、離れる事が出来ないかのように吸い付き合う。上も下も、身体中でお互いの熱を感じあっていた。
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