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7.魔王にイかされるなんて聞いてないっ!

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大きな扉の前で立ち止まる。
「うっ……ここが魔王の間か。緊張するな……」
ゴクリ……
意を決して中に入ると、そこには巨大な玉座に座り、こちらを見つめる魔族がいた。
「よく来たな、我が花嫁よ」
ニヤリと笑いながら近づいてくる。
「お前が魔王か……!」
「いかにも。我は魔王。この世界を支配する者だ」
魔王と名乗る男は、身長2mはある筋骨隆々の大男だ。角と小さな牙があり、肌の色は紫色で、瞳孔が縦長になっている。
それ以外は人間に近い姿だが、圧倒的な威圧感を放っていた。
「ふんっ、誰が花嫁だって!?ふざけるなよ!」
「ククッ……強気な態度だ。ますます気に入ったぞ」
魔王がパチンと指を鳴らす。すると、俺の手足に鎖が巻きついた。
「ぐっ……」
そのまま引きずられるように連れて行かれ、部屋の中央にあるベッドの上に放られた。
「ううっ……痛っ……」
「クックック……さあ、始めようか」
魔王が覆いかぶさってくる。
「や……やめっ!」
「ククッ……安心しろ、優しくしてやる」
魔王は俺の首元に顔を埋め、舐めた。
「ひゃっ……!」
「いい反応をするではないか。初心なのか?それとも、もう経験済みか?」
経験済みどころでは済まないくらいヤられてます。なんて言えるわけがない。
「ふっ……どうだろうな?」
余裕たっぷりに笑ってみせる。
「ほう、なかなか肝の座った奴だ。益々気に入ったぞ。しかし、これから先、何度耐えられるかな?」
魔王はニヤリと笑うと、服に手をかけてきた。
ビリビリッ!
「あっ……!」
一瞬で裸にされてしまった。
「ほお、これは……?」
魔王が俺の腹に触れる。
「んっ……♡」
「……淫紋だな?」
「ああ……そうだ」
「淫紋持ちとは珍しい。しかもかなり強力なものだ。ククッ……まさか勇者が淫紋持ちだとはな」
淫紋のことを知っていたのか……。しかし、これが魔力を奪うということはバレていないようだ。
「じっくり楽しませて貰おう。くっくっく……グフフフフフ!」
魔王が舌なめずりする。
「ひっ……」
思わず後ずさるが、すぐに追い詰められてしまった。
「逃さんぞ」
「あっ……♡んっ……♡」
魔王の手が俺の体を撫で回す。その度に甘い声が出てしまう。
「ふむ、感度も良いようだな」
「あっ♡あんっ♡」
胸の突起を摘まれると、体が跳ね上がった。
「ここが良いのだな」
魔王は俺の乳首をコリコリと弄り始めた。
「あっ……!だめぇ……♡」
「ダメではないだろう?体は正直に反応しているぞ?」
魔王の言う通り、俺のものは勃ち上がっていた。
「さて……そろそろいただこうか……」
魔王の顔が俺の股間に近づく。
パクッ!
「ああぁーっ♡」
熱い口内に包まれた瞬間、全身に電流が流れたような快感に襲われる。
ジュポッ!レロォ……チュパッ!
「あぅっ……!んっ……!はげしっ……!」
激しく吸われ、甘噛みされ、舐められ、しゃぶられ、噛まれ、あらゆる方法で責め立てられる。
「らめっ……イクっ……イっちゃうっ……!」
ドピュルルルーッ!!! 俺は呆気なく果ててしまった。
「ハァ……ハァ……♡」
「美味であったぞ、我が花嫁よ」
てっきりいきなり突っ込まれるのだろうと思っていたから油断した。まさか俺だけ先にイかされてしまうなんて。
「まだまだ終わりではないぞ。我も気持ち良くさせてくれ」
魔王がズボンを脱ぎ捨てる。
ボロンッ……!
「ヒッ……」
魔王のモノはとんでもなく巨大だった。とてもじゃないが口に含めそうにない。
「さあ、我が花嫁よ。我に奉仕するのだ」
「わ、わかった……」
手足の鎖はいつの間にかはずされていた。
恐る恐る巨大なものに近づき、それを握り込む。そして、ゆっくりと上下にしごき始めた。
シュッシュッ……シコシコ……
「ふむ……なかなか上手いな」
魔王が少し顔を歪める。感じているようだ。
「もっと強く握れ……」
言われた通りに力を込めてみる。
ギュッ……!
「ぐおっ……」
魔王がさらに苦しそうな表情になる。
「すまん、痛かったか?」
慌てて手を離そうとすると、手首を掴まれた。
「いや、そのまま続けろ」
「あ、ああ……」
再び手を動かす。今度はさっきよりも強めに。
ゴシゴシッ……グニィッ……!
「ぐおおぉっ!!」
魔王が大きく仰け反った。同時に、大量の精液が飛び散る。
ビュルルルルーッ!!!
「ひゃっ!?」
顔や体に魔王の精液がかかってしまった。生暖かいものが頬を流れる。
身体の表面にかけられただけで、強烈な魔力を感じた。これを体内に注がれたらどうなってしまうのだろう……。
「ふぅ……。なかなか良かったぞ」
魔王は満足げな笑みを浮かべた。
「褒美だ、こっちにもくれてやる」
魔王は巨大なモノを俺の尻に押し当てた。
「ひっ……!」
いくらなんでもそれは入らない。
「む、無理だ!」
「安心しろ、すぐ慣れる」
ズブッ……メリメリッ……!
「あ゛っ……!」
魔王の極太のそれが入ってくる。
ミチッ……ギチッ……! あまりの質量に悲鳴を上げるが、尻の穴はそれを受け入れようと必死に吸い付いているのを感じる。一体俺の身体はどうなっているのか。
「む?これは……」
魔王が何かに気づいているようだが、そんなこと気にしてられない。
「あっ……くるしっ……」
魔王のモノがかなり奥まで入ってきているのが分かる。苦しいが、不思議と痛みはない。むしろ快感さえ感じる。
「ほう、この穴は名器ではないか。これほどのものを今まで隠していたとは……」
「ひっ……♡」
魔王のモノで中を掻き回されると、変な声が出てしまう。
「ククッ……気に入ったぞ。これからたっぷり可愛がってやろう」
容赦なく奥まで突き刺され、腰を動かし始めた。
「おごっ……!あっ……!」
魔王が俺の中に入っている。その事実だけでも頭がおかしくなりそうだというのに、ピストン運動が始まった。
パンッ!パチュパチュンッ……!
「うっ……♡あぁっ……!」
激しい抽挿に、口からは喘ぎ声しか出ない。
「良い声で鳴くじゃないか。もっと聞かせろ」
魔王はさらに動きを早めた。
ドチュッドチュッ!ジュプジュポッ……!!
「あぅっ……!あぁっ♡」
ピストンされる度に、甘い痺れが全身に走る。こんな感覚は初めてだ。
パンッ!パチンッ!
「あっ♡あっ♡」
腰を打ち付けられるたびに意識が飛びそうになる。
「どうだ?気持ち良いだろう?」
「あっ♡あんっ♡すごっ……いいっ……♡」
あまりの快楽に思考が停止してしまう。俺はただひたすら喘いでいた。
「くっくっく……可愛い奴め」
「あぅっ……!イッちゃ……!イクっ……♡」
「好きなだけイけばよい」
魔王が激しくピストンしてくる。
「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡」
絶頂が近い……。
「イクっ……♡イクっ……♡イクイクイクっ……♡」
「くっ……そろそろ出すぞ!」
ドビュビューッ!!ドクンドクンッ……!
「んあぁーっ♡」
熱い液体が大量に流れ込み、激しい快感に俺も絶頂に達してしまった。
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