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9 お土産ですか!
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「おかえりなさいませお爺さ・・・ま?」
ひょっこりと俺の後ろから顔を出すエミリアを見ながら疑問形になる我が愛しの孫リリィ。まあ、そりゃそうだよねぇ。
「ただいまリリィ。この子は第5王女のエミリア様。今日から一緒に住むことになったんだよ」
「・・・こんにちは(ちらっ)」
「・・・こんにちは」
少しだけむっとしながら俺の服の袖を握って挨拶をするリリィ。あれ?これってヤキモチかな?なんとも可愛い孫にほのぼのしつつも俺はリリィを抱き上げてから腰の悲鳴を無視して言った。
「この子もお前と似たような事情でね。仲良くしてくれると嬉しいよ」
「・・・わかりました。でも、お爺さまの孫は私だけですよね?」
「うん。それはもちろん」
そんな会話をしているとちょんちょんと袖を引っ張られた。エミリアが何やら物欲しそうな目でこちらを見ていたが・・・え?まさか抱きあげろと?2人まとめて?
でもリリィを下ろすわけにはいかないし・・・仕方ない。ふんすっ!
気合いを入れてエミリアを抱き上げ・・・ふぉぉぉ!腰が!腰が死ぬるぅ!まあ、そんな悲鳴を感じさせない好々爺スマイルを浮かべて2人を抱き上げる。エミリアは何故か俺にご機嫌で抱きついてきたと思ったら何かを迷ったように顔を赤くしたりしてて、リリィはそれを見てから何かを察したように悩んでいたけど・・・腰が死にかけの俺には気づくことは出来そうになかった。
「・・・それで王女様をお預かりしたと?」
珍しく不機嫌なアルベルトに事情を説明するが・・・でも、こればかりは仕方ないだろう。
「まあ、今更”忌み子”の王女様を預かっても私は構いませんが・・・せめて事前に教えておいてください」
「すまない。さっき急に決まってな」
「はぁ・・・まあ、幸い我が家の使用人は王女様が”忌み子”だろうと気にはしないでしょうが・・・厄介事なのはご理解されてますよね?」
「・・・わかってる。だが、子供の未来を作るのも大人の責務だろ?」
頑として曲がるつもりはないのでそう言うとアルベルトはため息をついてから言った。
「わかりましたよグロ様」
「すまないな、アルベルト。あとグロと呼ぶな」
何度注意しても曲げる気のないアルベルトはふと、思い出したように聞いてきた。
「そういえばその王女様は今はどちらに?」
「別室でリリィが相手をしている。何やら話があるとか言ってたが・・・」
我が可愛い孫がエミリアに何かをするとは思えないので、ちゃんとした理由がありそうだが・・・まあ、乙女心は複雑なのだろう。
「では・・・エミリア様はお爺さまのことが好きかもしれないんですね?」
同時刻。別室にてリリィはエミリアの取り調べをしていた。まあ、取り調べというよりも、エミリアから自分の祖父が気になる存在だと聞いていただけだが・・・
「その・・・でも、グローリー様とは歳の差もあるし、よく分からなくて・・・」
「お爺さまはカッコイイですから。お気持ちはわかります」
リリィも好みのタイプは?と聞かれたらおそらくグローリーの名前を出すだろう。でも、リリアナにとってグローリーはどこまでいっても大好きな祖父というポジションは変わらないのだ。
「あの・・・リリアナさんて・・・」
「リリィで構いません」
「じゃあ、私もエミリアって呼んで欲しい・・・」
「わかりました。ではエミリア。私はお爺さまがあなたを選んだなら何も言いません。でも・・・私の愛するお爺さまを傷つけたり、不幸にしたら絶対許しませんから」
その瞳に一瞬写った黒い影にエミリアは少しだけ怯んでから頷いて言った。
「その・・・私なんかを選んでくれるとは思えないけど・・・でも、それでも私はグローリー様のお側にいたいって思う・・・」
「わかりました。とりあえずこの話はここまでで・・・我が家にようこそエミリア」
「・・・うん。よろしくリリィ」
そうしてこの日からリリィとエミリアは家族というか、家族に近い親友になるのだった。
ひょっこりと俺の後ろから顔を出すエミリアを見ながら疑問形になる我が愛しの孫リリィ。まあ、そりゃそうだよねぇ。
「ただいまリリィ。この子は第5王女のエミリア様。今日から一緒に住むことになったんだよ」
「・・・こんにちは(ちらっ)」
「・・・こんにちは」
少しだけむっとしながら俺の服の袖を握って挨拶をするリリィ。あれ?これってヤキモチかな?なんとも可愛い孫にほのぼのしつつも俺はリリィを抱き上げてから腰の悲鳴を無視して言った。
「この子もお前と似たような事情でね。仲良くしてくれると嬉しいよ」
「・・・わかりました。でも、お爺さまの孫は私だけですよね?」
「うん。それはもちろん」
そんな会話をしているとちょんちょんと袖を引っ張られた。エミリアが何やら物欲しそうな目でこちらを見ていたが・・・え?まさか抱きあげろと?2人まとめて?
でもリリィを下ろすわけにはいかないし・・・仕方ない。ふんすっ!
気合いを入れてエミリアを抱き上げ・・・ふぉぉぉ!腰が!腰が死ぬるぅ!まあ、そんな悲鳴を感じさせない好々爺スマイルを浮かべて2人を抱き上げる。エミリアは何故か俺にご機嫌で抱きついてきたと思ったら何かを迷ったように顔を赤くしたりしてて、リリィはそれを見てから何かを察したように悩んでいたけど・・・腰が死にかけの俺には気づくことは出来そうになかった。
「・・・それで王女様をお預かりしたと?」
珍しく不機嫌なアルベルトに事情を説明するが・・・でも、こればかりは仕方ないだろう。
「まあ、今更”忌み子”の王女様を預かっても私は構いませんが・・・せめて事前に教えておいてください」
「すまない。さっき急に決まってな」
「はぁ・・・まあ、幸い我が家の使用人は王女様が”忌み子”だろうと気にはしないでしょうが・・・厄介事なのはご理解されてますよね?」
「・・・わかってる。だが、子供の未来を作るのも大人の責務だろ?」
頑として曲がるつもりはないのでそう言うとアルベルトはため息をついてから言った。
「わかりましたよグロ様」
「すまないな、アルベルト。あとグロと呼ぶな」
何度注意しても曲げる気のないアルベルトはふと、思い出したように聞いてきた。
「そういえばその王女様は今はどちらに?」
「別室でリリィが相手をしている。何やら話があるとか言ってたが・・・」
我が可愛い孫がエミリアに何かをするとは思えないので、ちゃんとした理由がありそうだが・・・まあ、乙女心は複雑なのだろう。
「では・・・エミリア様はお爺さまのことが好きかもしれないんですね?」
同時刻。別室にてリリィはエミリアの取り調べをしていた。まあ、取り調べというよりも、エミリアから自分の祖父が気になる存在だと聞いていただけだが・・・
「その・・・でも、グローリー様とは歳の差もあるし、よく分からなくて・・・」
「お爺さまはカッコイイですから。お気持ちはわかります」
リリィも好みのタイプは?と聞かれたらおそらくグローリーの名前を出すだろう。でも、リリアナにとってグローリーはどこまでいっても大好きな祖父というポジションは変わらないのだ。
「あの・・・リリアナさんて・・・」
「リリィで構いません」
「じゃあ、私もエミリアって呼んで欲しい・・・」
「わかりました。ではエミリア。私はお爺さまがあなたを選んだなら何も言いません。でも・・・私の愛するお爺さまを傷つけたり、不幸にしたら絶対許しませんから」
その瞳に一瞬写った黒い影にエミリアは少しだけ怯んでから頷いて言った。
「その・・・私なんかを選んでくれるとは思えないけど・・・でも、それでも私はグローリー様のお側にいたいって思う・・・」
「わかりました。とりあえずこの話はここまでで・・・我が家にようこそエミリア」
「・・・うん。よろしくリリィ」
そうしてこの日からリリィとエミリアは家族というか、家族に近い親友になるのだった。
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