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24 ヒーロータイム!
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「思ったより多いなぁ・・・」
ようやく現地に着いて地下に入るまでにかれこれ数十人は相手にしてきたと思う。こんな老人にマジになって襲ってくる神経が分からないけど・・・返り討ちにしてる俺が言えるセリフではないか。
予想してたより地下は広くて、この前の件といい何故地下にこんなに力を入れるのか頭が痛くなってくる。まあ、人目はいいだろうけど地震とかあったらご愁傷さまだよねぇ。
「誰だ!」
室内に入ると警戒しながら剣を構えるのが数名。そして奥に侍女に扮してた盗賊の女とルクス様本人がそこにはいた。縛られて口も封じられながらもなんとかもがいているので、案外根性があると思いながら俺は言った。
「ただのジジイだよ。そっちの子を返して貰いにきた」
「・・・そうか、貴様が賢者だな」
「さてね」
「返して欲しければ力づくできな。もっとも」
パチンと指を鳴らすと奥からデカいのが出てきた。あれは・・・肉体改造してる人間かな?所々にドーピングの形跡がある。
「こいつに勝てたらの話だけどね」
もう勝った気でいる。まあ、大方多少の魔法対策がしてあるのだろうけど・・・それなら、こっちにも考えがある。
「なら、折角だし魔法の実験をさせて貰うとしよう」
そう言い切る前にその巨人は俺に拳を叩きつけてきた。派手な音と土煙がして全員が確実に俺を仕留めたと思っていたのだろう・・・煙が止んでからの光景にその場の皆が驚愕していた。
「ふむ・・・やっぱり若いと体も軽くていい」
片手で巨人の拳を受け止めながら俺は最近開発した新しい魔法の成果に感心する。シワシワの手が見事なビフォーアフターで若くてハリのあるお肌になっていた。
いや、正確には全身くまなく若返りの魔法を使ったのだ。鏡はないけど髪も真っ白くなる前の状態になってるし、な・ん・と・腰が軽い!素晴らしきかな若い肉体!でも、なんか腰痛がないと相棒がいなくて寂しい気分に・・・うん、別にならないな。
「な、なんで・・・」
「そい」
ブン!っとそのまま受け止めてる拳を掴んでルクス様に当たらないように壁に叩きつけると、巨人はそのまま動かなくなった。あれ?やり過ぎたかな?手加減が難しい。
「お、お前!お前は誰だ!」
「誰って・・・ただのジジイだよ」
「だったらその姿はなんだ!どうして賢者のくせに魔法なしでドルクを倒せた!?」
質問が多いなぁ・・・まあ、気持ちは分かるけど。
「これも魔法だよ。若返りのね」
「ならどうやってドルクをーーー」
「私はね、なるべく体の負担を減らすためによく身体強化の魔法を使ってるんだ」
正確には腰だけどもね。
「体が若くなれば、その分のリソースが攻撃に回せる。だからーーー」
相手から見れば本当に消えるように一瞬で移動して残りのメンバーを昏倒させてから驚くその盗賊に俺は言った。
「ーーーこんな風に身体能力も上がるんだよ」
「ば、化け物・・・」
「さてと・・・じゃあ、お休みの時間だよ」
シュゥゥという、煙が体から出て徐々に体が元の重さに戻っていく。そしておかえり腰痛。会いたかったーーーわけねぇだろ!ちくしょう!めちゃくちゃ体重いおーと思いつつ俺は呟く。
「まだ、5分が限界か。改良の余地ありだな」
そうして元に戻ってから、俺はルクス様の拘束を解くと聞いた。
「大丈夫ですか?」
「・・・大丈夫」
パッと見怪我も無さそうだし大丈夫そうだけど・・・ルクス様は何かを堪えるような顔をしていた。そう、泣き出すのを堪えてるようなーーーそんな顔を見て俺は不敬かもだけど思わず頭を撫でながら言っていた。
「我慢することないと思いますよ」
その言葉にルクス様は驚いたようた表情を浮かべてから首を横に振って言った。
「・・・ダメだよ。だって僕は父上みたいな王様にならなきゃいけないんだ。泣くなんて許されない・・・」
「確かにそうかもしれませんね。でも、王様だって人です。泣く時はあります。そして、泣いていい相手の前では我慢しなくていいんですよ」
そうして撫でながら微笑むとルクス様はポツリポツリと涙を流して言った。
「・・・怖かった・・・僕、殺されると思った・・・」
「大丈夫です。だから帰りましょう」
「・・・うん」
泣いてるルクス様を抱き上げ・・・ぐお!こ、腰が・・・さっきの魔法の反動が思ったより脆くなってるぅ!
これも改良の余地ありだなぁと思いながら俺はルクス様を連れ帰るのだった。ところで腰痛が俺を歓迎してるような気がしたのは気のせいだよね?なんか相棒みたいで本気で嫌だ。
ようやく現地に着いて地下に入るまでにかれこれ数十人は相手にしてきたと思う。こんな老人にマジになって襲ってくる神経が分からないけど・・・返り討ちにしてる俺が言えるセリフではないか。
予想してたより地下は広くて、この前の件といい何故地下にこんなに力を入れるのか頭が痛くなってくる。まあ、人目はいいだろうけど地震とかあったらご愁傷さまだよねぇ。
「誰だ!」
室内に入ると警戒しながら剣を構えるのが数名。そして奥に侍女に扮してた盗賊の女とルクス様本人がそこにはいた。縛られて口も封じられながらもなんとかもがいているので、案外根性があると思いながら俺は言った。
「ただのジジイだよ。そっちの子を返して貰いにきた」
「・・・そうか、貴様が賢者だな」
「さてね」
「返して欲しければ力づくできな。もっとも」
パチンと指を鳴らすと奥からデカいのが出てきた。あれは・・・肉体改造してる人間かな?所々にドーピングの形跡がある。
「こいつに勝てたらの話だけどね」
もう勝った気でいる。まあ、大方多少の魔法対策がしてあるのだろうけど・・・それなら、こっちにも考えがある。
「なら、折角だし魔法の実験をさせて貰うとしよう」
そう言い切る前にその巨人は俺に拳を叩きつけてきた。派手な音と土煙がして全員が確実に俺を仕留めたと思っていたのだろう・・・煙が止んでからの光景にその場の皆が驚愕していた。
「ふむ・・・やっぱり若いと体も軽くていい」
片手で巨人の拳を受け止めながら俺は最近開発した新しい魔法の成果に感心する。シワシワの手が見事なビフォーアフターで若くてハリのあるお肌になっていた。
いや、正確には全身くまなく若返りの魔法を使ったのだ。鏡はないけど髪も真っ白くなる前の状態になってるし、な・ん・と・腰が軽い!素晴らしきかな若い肉体!でも、なんか腰痛がないと相棒がいなくて寂しい気分に・・・うん、別にならないな。
「な、なんで・・・」
「そい」
ブン!っとそのまま受け止めてる拳を掴んでルクス様に当たらないように壁に叩きつけると、巨人はそのまま動かなくなった。あれ?やり過ぎたかな?手加減が難しい。
「お、お前!お前は誰だ!」
「誰って・・・ただのジジイだよ」
「だったらその姿はなんだ!どうして賢者のくせに魔法なしでドルクを倒せた!?」
質問が多いなぁ・・・まあ、気持ちは分かるけど。
「これも魔法だよ。若返りのね」
「ならどうやってドルクをーーー」
「私はね、なるべく体の負担を減らすためによく身体強化の魔法を使ってるんだ」
正確には腰だけどもね。
「体が若くなれば、その分のリソースが攻撃に回せる。だからーーー」
相手から見れば本当に消えるように一瞬で移動して残りのメンバーを昏倒させてから驚くその盗賊に俺は言った。
「ーーーこんな風に身体能力も上がるんだよ」
「ば、化け物・・・」
「さてと・・・じゃあ、お休みの時間だよ」
シュゥゥという、煙が体から出て徐々に体が元の重さに戻っていく。そしておかえり腰痛。会いたかったーーーわけねぇだろ!ちくしょう!めちゃくちゃ体重いおーと思いつつ俺は呟く。
「まだ、5分が限界か。改良の余地ありだな」
そうして元に戻ってから、俺はルクス様の拘束を解くと聞いた。
「大丈夫ですか?」
「・・・大丈夫」
パッと見怪我も無さそうだし大丈夫そうだけど・・・ルクス様は何かを堪えるような顔をしていた。そう、泣き出すのを堪えてるようなーーーそんな顔を見て俺は不敬かもだけど思わず頭を撫でながら言っていた。
「我慢することないと思いますよ」
その言葉にルクス様は驚いたようた表情を浮かべてから首を横に振って言った。
「・・・ダメだよ。だって僕は父上みたいな王様にならなきゃいけないんだ。泣くなんて許されない・・・」
「確かにそうかもしれませんね。でも、王様だって人です。泣く時はあります。そして、泣いていい相手の前では我慢しなくていいんですよ」
そうして撫でながら微笑むとルクス様はポツリポツリと涙を流して言った。
「・・・怖かった・・・僕、殺されると思った・・・」
「大丈夫です。だから帰りましょう」
「・・・うん」
泣いてるルクス様を抱き上げ・・・ぐお!こ、腰が・・・さっきの魔法の反動が思ったより脆くなってるぅ!
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