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23 ローリエの誕生日
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本日はローリエの誕生日。なのだが、サーシャは生憎と体調がすぐれないので、お部屋で休んでもらっている。本当なら側にいてあげたいが・・・ローリエを祝ってからでも遅くはないだろう。
それに、あまり頻繁に出入りしてサーシャの負担になると困るので、自重する。
うっかり狼さんスイッチが入って、歯止めがきかなくなってむフフな展開で、流産にでもなったら大変なので、抑える。静まれ俺の衝動・・・!そんなどこぞの中二病を抑える痛い人のように邪な気持ちを抑えて、俺はローリエに内緒で準備を進めていた本日のイベントのためにローリエの授業が終わるのを待っていた。
「おとうさま?」
廊下でしばらくローリエを待っていると、部屋から出てきたローリエが不思議そうな顔をしてこちらを見ていたので俺は笑顔で手招きした。
「おいでローリエ」
「うん!」
素直に俺の前にきたので、とりあえず頭を撫でてみる。
「えへへ・・・」
気持ち良さそうに目を細めるローリエ。子猫のような愛らしさに思わずニヤケそうになる表情を抑えて俺は言った。
「今日の授業は終わったのかい?」
「うん!おとうさまおしごとは?」
「ローリエに用事があるから早めに終わらせてきたよ。ついてきてくれるかい?」
「うん!」
こんなに素直に返事をされると、微笑ましいが・・・いつか誰かに騙されないか心配になるけど、まあ、ローリエは年齢のわりに意外としっかりとしているし大丈夫だろう。
いつかこんな天使のような娘を嫁に出さないといけないと思うとかなり父親として複雑にはなるが・・・娘が幸せなら、そんな些細な俺の気持ちは閉まっておける。
ローリエと仲良く手を繋いで廊下を歩く。すれ違う使用人が微笑ましそうにみているが・・・ついこの前までの荒んだ我が家とは別の雰囲気になんとなく嬉しくなりながらローリエを用意していた部屋へと案内する。
「ここだよ」
「おとうさま?このへやにようじなの?」
「うん。開けられるかい?」
そう言うと、ローリエは小さな体で少し重めの扉をあけてーーー顔を輝かせた。
室内は、各所に飾り付けをしており、大きな垂れ幕には『ローリエ5才の誕生日おめでとう!』とローリエでも読めるように書いてある。
「おとうさま・・・これは?」
「見ての通りローリエの誕生日を祝うために準備した部屋だよ。本当ならサーシャ・・・お母様も一緒になって、ローリエをお祝いしたいけど、今は気分が悪いだろうか、後で行こう」
「たんじょうび?」
首を傾げるローリエ。まあ、去年までやってなかったし、あっても覚えてない可能性が高いからな・・・俺は笑顔でローリエに簡単に説明した。
「誕生日っていうのは、お祝いされる人に産まれてきてくれたことに感謝・・・ありがとうをする日だよ。今日はローリエが産まれた日だから、それをお祝いするんだ」
「おいわい・・・わたしがうまれておとうさまとおかあさまはうれしいの?」
「当たり前だよ。ローリエが私とサーシャの娘として産まれてきてくれたことに感謝しているよ。ローリエが私達の娘で良かったってね」
ポンポンと頭を撫でてそう言ってあげると、ローリエは嬉しそうに表情を緩めた。
可愛い娘の反応に親としてもっと愛でたくはなるが・・・ずっと扉の前で立っているわけにもいかないので、ローリエの手をひいて中に入った。
中にはローリエと仲の良い侍女と、乳母が私服でおり、ローリエは不思議そうな表情を浮かべていた。まあ、普段は仕事着だから、その反応はもっともだな。
「来年からはローリエのお友達・・・セレナ様とかも呼んで盛大にやるつもりだけど、今年はローリエと仲良しの人だけの小さいパーティーにしたんだよ」
「みーやも、れれもふくがちがう・・・」
「二人とも今日は私服に着替えてもらったんだよ。ローリエのお祝いをするためにね」
そう言ってから俺はローリエの侍女であるミーヤと、乳母のレレに視線を向けるとーーー二人はローリエに視線をあわせると、笑顔で言った。
「このような形でお嬢様のお祝いをさせていただけるなんて光栄です!おめでとうございますお嬢様!」
「お嬢様も大きくなりましたね・・・おめでとうございます」
元気に言ったのは侍女のミーヤ。静かに感慨深そうにそう言ったのは乳母のレレだ。
二人からの言葉にローリエはしばらく唖然としてから・・・笑顔で言った。
「ありがとう!」
その天使の笑みに二人もやられたようで表情が一気に緩くなった。やはり家の娘の笑顔の前にはどんな人間も無力だね。流石ローリエ!
それに、あまり頻繁に出入りしてサーシャの負担になると困るので、自重する。
うっかり狼さんスイッチが入って、歯止めがきかなくなってむフフな展開で、流産にでもなったら大変なので、抑える。静まれ俺の衝動・・・!そんなどこぞの中二病を抑える痛い人のように邪な気持ちを抑えて、俺はローリエに内緒で準備を進めていた本日のイベントのためにローリエの授業が終わるのを待っていた。
「おとうさま?」
廊下でしばらくローリエを待っていると、部屋から出てきたローリエが不思議そうな顔をしてこちらを見ていたので俺は笑顔で手招きした。
「おいでローリエ」
「うん!」
素直に俺の前にきたので、とりあえず頭を撫でてみる。
「えへへ・・・」
気持ち良さそうに目を細めるローリエ。子猫のような愛らしさに思わずニヤケそうになる表情を抑えて俺は言った。
「今日の授業は終わったのかい?」
「うん!おとうさまおしごとは?」
「ローリエに用事があるから早めに終わらせてきたよ。ついてきてくれるかい?」
「うん!」
こんなに素直に返事をされると、微笑ましいが・・・いつか誰かに騙されないか心配になるけど、まあ、ローリエは年齢のわりに意外としっかりとしているし大丈夫だろう。
いつかこんな天使のような娘を嫁に出さないといけないと思うとかなり父親として複雑にはなるが・・・娘が幸せなら、そんな些細な俺の気持ちは閉まっておける。
ローリエと仲良く手を繋いで廊下を歩く。すれ違う使用人が微笑ましそうにみているが・・・ついこの前までの荒んだ我が家とは別の雰囲気になんとなく嬉しくなりながらローリエを用意していた部屋へと案内する。
「ここだよ」
「おとうさま?このへやにようじなの?」
「うん。開けられるかい?」
そう言うと、ローリエは小さな体で少し重めの扉をあけてーーー顔を輝かせた。
室内は、各所に飾り付けをしており、大きな垂れ幕には『ローリエ5才の誕生日おめでとう!』とローリエでも読めるように書いてある。
「おとうさま・・・これは?」
「見ての通りローリエの誕生日を祝うために準備した部屋だよ。本当ならサーシャ・・・お母様も一緒になって、ローリエをお祝いしたいけど、今は気分が悪いだろうか、後で行こう」
「たんじょうび?」
首を傾げるローリエ。まあ、去年までやってなかったし、あっても覚えてない可能性が高いからな・・・俺は笑顔でローリエに簡単に説明した。
「誕生日っていうのは、お祝いされる人に産まれてきてくれたことに感謝・・・ありがとうをする日だよ。今日はローリエが産まれた日だから、それをお祝いするんだ」
「おいわい・・・わたしがうまれておとうさまとおかあさまはうれしいの?」
「当たり前だよ。ローリエが私とサーシャの娘として産まれてきてくれたことに感謝しているよ。ローリエが私達の娘で良かったってね」
ポンポンと頭を撫でてそう言ってあげると、ローリエは嬉しそうに表情を緩めた。
可愛い娘の反応に親としてもっと愛でたくはなるが・・・ずっと扉の前で立っているわけにもいかないので、ローリエの手をひいて中に入った。
中にはローリエと仲の良い侍女と、乳母が私服でおり、ローリエは不思議そうな表情を浮かべていた。まあ、普段は仕事着だから、その反応はもっともだな。
「来年からはローリエのお友達・・・セレナ様とかも呼んで盛大にやるつもりだけど、今年はローリエと仲良しの人だけの小さいパーティーにしたんだよ」
「みーやも、れれもふくがちがう・・・」
「二人とも今日は私服に着替えてもらったんだよ。ローリエのお祝いをするためにね」
そう言ってから俺はローリエの侍女であるミーヤと、乳母のレレに視線を向けるとーーー二人はローリエに視線をあわせると、笑顔で言った。
「このような形でお嬢様のお祝いをさせていただけるなんて光栄です!おめでとうございますお嬢様!」
「お嬢様も大きくなりましたね・・・おめでとうございます」
元気に言ったのは侍女のミーヤ。静かに感慨深そうにそう言ったのは乳母のレレだ。
二人からの言葉にローリエはしばらく唖然としてから・・・笑顔で言った。
「ありがとう!」
その天使の笑みに二人もやられたようで表情が一気に緩くなった。やはり家の娘の笑顔の前にはどんな人間も無力だね。流石ローリエ!
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