49 / 141
47 本題の前の雑談
しおりを挟む
「そう、ローリエさんお姉さんになるのね」
「はい!」
「なら大きくなったらその子も一緒にお茶をしたいわね」
ローリエとセレナ様が仲良く話している。あまり二人のお茶会には顔を出していなかったのでこうして普通に仲良くしている姿を見ると少しだけ安心する。
「本当に美味しいわね・・・サーシャは毎日これを食べられるのね。羨ましいわ」
「はい。旦那様のお菓子はとても美味しいですから」
「ふふ、本当に仲良くなったみたいで何よりだわ。やっぱり夜も仲良しなのかしら?」
「ふぇ!?そ、それは・・・」
一方こちらはサーシャと王妃様の会話。久しぶりに会った友達同士で仲良くしているのはいいが、少しだけ俺の中の独占欲が顔を出しそうになる。サーシャにあんな可愛い表情をさせるのは俺だけなのに!みたいな。というか王妃様、あまり下世話な会話をサーシャにさせないでよ。その手の話に免疫ないサーシャが可愛い顔をするのを俺は他人にみせたくないのよさ。
「しかし・・・貴公の持ってきたお菓子は美味だな。甘いものを好かない私も美味しく食べられる」
「でしたら良かったです。セリュー様も遠慮せず食べてください」
「は、はい!美味しいです!」
そんで、こちらは残った男組。なんとも華がないが女同士が仲良すぎてるのでこうしてゆっくりお茶をしている。まだ陛下は本題を切り出す様子はないので俺はとりあえず聞いてみたいことを聞くことにした。
「陛下。陛下は子供の将来についてどう考えておられますか?」
「どうとは?」
「教育方針なんて大袈裟なものではないですが、例えば自分の子供が将来的にどのような職につきたいかを明確に示した場合それを受け入れますか?」
「ふむ・・・難しいところだな。私はもちろんその子の意思を尊重したいが国としてどうしても必要なら強制することもあるかもしれない」
「その結果が悪手でもですか?」
「そうならないようにしたいものだ」
ため息混じりにそう答える陛下。やはり国王ともなると持ってるものの重みも違うのだろう。そう考えると公爵家に転生したのはまだ良かったかもしれない。まあ、国王に転生してても俺は子供と嫁のためならなんでもするだろうけどね。
「それにしても・・・随分と丸くなったな、フォール公爵」
「そうですか?」
「ああ。前の貴公はもっと剣のように尖っておったからな周囲のものを全て切り裂くような鋭さがな」
やはり前のカリスさんのことを知る人間にはかなり違ってみえるのだろう。
「その剣をしまうための鞘を見つけたからでしょうか」
「貴公の奥方のことか?」
「そうですね・・・私にとって大切なものは家族です。それがわかったから前のような鋭さが消えたのかもしれません。陛下も何人か娶ってらっしゃるのでお分かりになりますよね?」
「うむ・・・私の場合は少し仕事に時間を費やしすぎてあまり構ってやれぬがな」
ハーレムというのも存外大変なのだろう。まあ俺はサーシャ一人いれば十分なのでハーレムなんていらないけどね。 むしろサーシャ以外の女性を愛せる自信がないから俺にハーレムは無理だな。うん。
「はい!」
「なら大きくなったらその子も一緒にお茶をしたいわね」
ローリエとセレナ様が仲良く話している。あまり二人のお茶会には顔を出していなかったのでこうして普通に仲良くしている姿を見ると少しだけ安心する。
「本当に美味しいわね・・・サーシャは毎日これを食べられるのね。羨ましいわ」
「はい。旦那様のお菓子はとても美味しいですから」
「ふふ、本当に仲良くなったみたいで何よりだわ。やっぱり夜も仲良しなのかしら?」
「ふぇ!?そ、それは・・・」
一方こちらはサーシャと王妃様の会話。久しぶりに会った友達同士で仲良くしているのはいいが、少しだけ俺の中の独占欲が顔を出しそうになる。サーシャにあんな可愛い表情をさせるのは俺だけなのに!みたいな。というか王妃様、あまり下世話な会話をサーシャにさせないでよ。その手の話に免疫ないサーシャが可愛い顔をするのを俺は他人にみせたくないのよさ。
「しかし・・・貴公の持ってきたお菓子は美味だな。甘いものを好かない私も美味しく食べられる」
「でしたら良かったです。セリュー様も遠慮せず食べてください」
「は、はい!美味しいです!」
そんで、こちらは残った男組。なんとも華がないが女同士が仲良すぎてるのでこうしてゆっくりお茶をしている。まだ陛下は本題を切り出す様子はないので俺はとりあえず聞いてみたいことを聞くことにした。
「陛下。陛下は子供の将来についてどう考えておられますか?」
「どうとは?」
「教育方針なんて大袈裟なものではないですが、例えば自分の子供が将来的にどのような職につきたいかを明確に示した場合それを受け入れますか?」
「ふむ・・・難しいところだな。私はもちろんその子の意思を尊重したいが国としてどうしても必要なら強制することもあるかもしれない」
「その結果が悪手でもですか?」
「そうならないようにしたいものだ」
ため息混じりにそう答える陛下。やはり国王ともなると持ってるものの重みも違うのだろう。そう考えると公爵家に転生したのはまだ良かったかもしれない。まあ、国王に転生してても俺は子供と嫁のためならなんでもするだろうけどね。
「それにしても・・・随分と丸くなったな、フォール公爵」
「そうですか?」
「ああ。前の貴公はもっと剣のように尖っておったからな周囲のものを全て切り裂くような鋭さがな」
やはり前のカリスさんのことを知る人間にはかなり違ってみえるのだろう。
「その剣をしまうための鞘を見つけたからでしょうか」
「貴公の奥方のことか?」
「そうですね・・・私にとって大切なものは家族です。それがわかったから前のような鋭さが消えたのかもしれません。陛下も何人か娶ってらっしゃるのでお分かりになりますよね?」
「うむ・・・私の場合は少し仕事に時間を費やしすぎてあまり構ってやれぬがな」
ハーレムというのも存外大変なのだろう。まあ俺はサーシャ一人いれば十分なのでハーレムなんていらないけどね。 むしろサーシャ以外の女性を愛せる自信がないから俺にハーレムは無理だな。うん。
32
あなたにおすすめの小説
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
じゃない方の私が何故かヤンデレ騎士団長に囚われたのですが
カレイ
恋愛
天使な妹。それに纏わりつく金魚のフンがこの私。
両親も妹にしか関心がなく兄からも無視される毎日だけれど、私は別に自分を慕ってくれる妹がいればそれで良かった。
でもある時、私に嫉妬する兄や婚約者に嵌められて、婚約破棄された上、実家を追い出されてしまう。しかしそのことを聞きつけた騎士団長が何故か私の前に現れた。
「ずっと好きでした、もう我慢しません!あぁ、貴方の匂いだけで私は……」
そうして、何故か最強騎士団長に囚われました。
婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。
そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。
相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。
トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。
あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。
ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。
そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが…
追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。
今更ですが、閲覧の際はご注意ください。
幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない
ラム猫
恋愛
幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。
その後、十年以上彼と再会することはなかった。
三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。
しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。
それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。
「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」
「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」
※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる