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61 徹夜の癒し
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「ようやく終わったー!」
大きく伸びをする。デスクワークをほとんど3日ほど徹夜でやっていたのでかなり眠くはある。まあ、途中で何度かサーシャとローリエ、そしてミントとバジルの様子を見に行ったから時間が余計にかかったんだけど、それは不可抗力なので仕方ないだろう。
「お疲れ様ですカリス様」
「ああ、ジークか。私はこれから家族の様子を見に行くが今日は何か予定はあったかな?」
「本日は昼頃にオスカー様がこちらにいらっしゃるそうです」
「父上が?孫の顔を見にきたか」
誕生の知らせをしてから数日で来るのは流石だけど、今頃母上が孫にべったりしてるからそこまで構う余裕はないかもしれないな。
「それから、今晩はテッシード侯爵家での夜会が入っておりますが・・・」
「今日だったか?面倒だが出るしかないな」
あまり貴族のパーティーは出たくないがテッシード侯爵はわりと良識ある貴族だしなるべく仲良くしておきたい。でも、今のサーシャ達から離れるのは若干、いやかなり辛い。精神的に。
「とりあえず今日はこれで書類の相手はしなくていいから私は家族の元へと行こう」
「かしこまりました。ですが、カリス様。奥様やお嬢様との時間を大切にされるのも良いですが、たまにはご自身の時間も取ってください。ここしばらくまともに寝ていませんね?」
「ああ、まあな。でも大丈夫だ。サーシャ達を愛でてから時間を取って仮眠するからな」
「それならばよいのですが・・・」
訝しげな視線をするジークに手をふりながら俺は部屋をあとにしたのだった。
「サーシャ、起きてるかい?」
「あ、旦那様。おはようございます」
サーシャの部屋へと行くと、起きていたのかサーシャは隣のベットのミントとバジルの様子を眺めていた。
本来なら部屋を別にするところだが、サーシャが一緒にいたいと言ったのだ。多分ローリエのことで少しでも罪滅ぼしがしたいと考えたのだろう。なんとも健気すぎるが、そんな所も可愛いので俺はサーシャが無理をしない範囲で好きにさせている。
赤ん坊特有の夜泣きとかその手のことは流石に侍女とローリエの時の乳母に任せているが、起きてる時間のミルクなどはサーシャが行っているようだ。俺も時々手伝いに行っているが、ぐずるミントとバジルが可愛く見えてしまうあたりかなりの親バカなのだろうと自覚はある。
「体調はどうだい?」
「はい。少しずつ落ち着いてきました」
「そうか、それならよかったよ」
そう笑ってから俺はサーシャが心配そうにこちらを見ているのに気づいた。
「旦那様・・・ここ最近ちゃんとお休みになられてますか?」
「どうしたんだい突然?」
「すみません。ただ、旦那様がいつもよりお疲れに見えたので・・・」
なんとも鋭い最愛の嫁に俺は思わず微笑んでから頷いた。
「実は少しだけ寝不足でね。サーシャの添い寝が欲しいが贅沢は言えないからね」
「あ、あの・・・でしたら、その・・・旦那様。め、目を瞑ってもらっても・・・その・・・」
「よろこんで」
笑ってから俺は何の躊躇いもなく目を瞑った。何をしてくれるのか若干ワクワクしながらもサーシャの動きをじっと待つ。少しだけ眠くなるがそれを抑え込んで待っていると、そっと俺の頭にサーシャの手が触れて俺はそのままサーシャの方にゆっくりと倒れこむように頭を預けることになる。角度的にサーシャが怪我をおうことはないと判断して柔らかな布団にダイブーーーと、思いきや、何やら柔らかな感触と温かな体温が伝わってきた。この感触は・・・
「膝枕かな?」
「旦那様、目を瞑ってるんじゃ・・・」
「サーシャの体の感触を私が忘れるわけないだろ?」
きっと赤くなっているのだろうが、サーシャから目を開けていいとは言われてないので俺はそのままその感触に身を委ねる。やがて、そっと俺の頭を撫でながらサーシャは言った。
「こんなことで旦那様が少しでもお疲れを癒していただけるとは思いませんが・・・私にはこれくらいしかできないので」
「そんなことないよ。最高だ。このまま寝てしまいそうになるよ」
「でしたらよかったです。旦那様。お時間大丈夫でしたら私の元で少しでも休んでください」
「ああ・・・」
母性というものだろうか?サーシャの体温で俺は次第に微睡みに入っていく。この後この部屋に孫目当てに入ってきた母上や誕生祝いで来た父上にこの光景を見られることになるとわかってはいたが、それでもこの感触を手放さずに俺は大人しくサーシャの元で仮眠を取るのだった。
大きく伸びをする。デスクワークをほとんど3日ほど徹夜でやっていたのでかなり眠くはある。まあ、途中で何度かサーシャとローリエ、そしてミントとバジルの様子を見に行ったから時間が余計にかかったんだけど、それは不可抗力なので仕方ないだろう。
「お疲れ様ですカリス様」
「ああ、ジークか。私はこれから家族の様子を見に行くが今日は何か予定はあったかな?」
「本日は昼頃にオスカー様がこちらにいらっしゃるそうです」
「父上が?孫の顔を見にきたか」
誕生の知らせをしてから数日で来るのは流石だけど、今頃母上が孫にべったりしてるからそこまで構う余裕はないかもしれないな。
「それから、今晩はテッシード侯爵家での夜会が入っておりますが・・・」
「今日だったか?面倒だが出るしかないな」
あまり貴族のパーティーは出たくないがテッシード侯爵はわりと良識ある貴族だしなるべく仲良くしておきたい。でも、今のサーシャ達から離れるのは若干、いやかなり辛い。精神的に。
「とりあえず今日はこれで書類の相手はしなくていいから私は家族の元へと行こう」
「かしこまりました。ですが、カリス様。奥様やお嬢様との時間を大切にされるのも良いですが、たまにはご自身の時間も取ってください。ここしばらくまともに寝ていませんね?」
「ああ、まあな。でも大丈夫だ。サーシャ達を愛でてから時間を取って仮眠するからな」
「それならばよいのですが・・・」
訝しげな視線をするジークに手をふりながら俺は部屋をあとにしたのだった。
「サーシャ、起きてるかい?」
「あ、旦那様。おはようございます」
サーシャの部屋へと行くと、起きていたのかサーシャは隣のベットのミントとバジルの様子を眺めていた。
本来なら部屋を別にするところだが、サーシャが一緒にいたいと言ったのだ。多分ローリエのことで少しでも罪滅ぼしがしたいと考えたのだろう。なんとも健気すぎるが、そんな所も可愛いので俺はサーシャが無理をしない範囲で好きにさせている。
赤ん坊特有の夜泣きとかその手のことは流石に侍女とローリエの時の乳母に任せているが、起きてる時間のミルクなどはサーシャが行っているようだ。俺も時々手伝いに行っているが、ぐずるミントとバジルが可愛く見えてしまうあたりかなりの親バカなのだろうと自覚はある。
「体調はどうだい?」
「はい。少しずつ落ち着いてきました」
「そうか、それならよかったよ」
そう笑ってから俺はサーシャが心配そうにこちらを見ているのに気づいた。
「旦那様・・・ここ最近ちゃんとお休みになられてますか?」
「どうしたんだい突然?」
「すみません。ただ、旦那様がいつもよりお疲れに見えたので・・・」
なんとも鋭い最愛の嫁に俺は思わず微笑んでから頷いた。
「実は少しだけ寝不足でね。サーシャの添い寝が欲しいが贅沢は言えないからね」
「あ、あの・・・でしたら、その・・・旦那様。め、目を瞑ってもらっても・・・その・・・」
「よろこんで」
笑ってから俺は何の躊躇いもなく目を瞑った。何をしてくれるのか若干ワクワクしながらもサーシャの動きをじっと待つ。少しだけ眠くなるがそれを抑え込んで待っていると、そっと俺の頭にサーシャの手が触れて俺はそのままサーシャの方にゆっくりと倒れこむように頭を預けることになる。角度的にサーシャが怪我をおうことはないと判断して柔らかな布団にダイブーーーと、思いきや、何やら柔らかな感触と温かな体温が伝わってきた。この感触は・・・
「膝枕かな?」
「旦那様、目を瞑ってるんじゃ・・・」
「サーシャの体の感触を私が忘れるわけないだろ?」
きっと赤くなっているのだろうが、サーシャから目を開けていいとは言われてないので俺はそのままその感触に身を委ねる。やがて、そっと俺の頭を撫でながらサーシャは言った。
「こんなことで旦那様が少しでもお疲れを癒していただけるとは思いませんが・・・私にはこれくらいしかできないので」
「そんなことないよ。最高だ。このまま寝てしまいそうになるよ」
「でしたらよかったです。旦那様。お時間大丈夫でしたら私の元で少しでも休んでください」
「ああ・・・」
母性というものだろうか?サーシャの体温で俺は次第に微睡みに入っていく。この後この部屋に孫目当てに入ってきた母上や誕生祝いで来た父上にこの光景を見られることになるとわかってはいたが、それでもこの感触を手放さずに俺は大人しくサーシャの元で仮眠を取るのだった。
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