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察しの良すぎる親友
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「おや?遅かったね」
執務室に戻ると何故かロインが机で仕事をしてくれていた。
さすが相棒・・・一度はマリーナを部屋に送って帰ったと思ったのに、俺の思考を呼んだかのように先に仕事を手伝ってくれているとは。
「マリーナとはいいのか?」
せっかく長年の念願が叶ったのだ。初日は離れないと思っていたけど・・・
そんな俺の疑問にロインは首をすくめて答えた。
「何・・・あせる必要はないからね。これからじっくり愛を深めていくつもりだよ。それに・・・終わったんだろ?」
「・・・流石だよロイン」
「これでも君の懐刀のつもりだからね・・・ま、ジークフリードには負けるけど・・・」
「あの人外執事と比べる必要はないだろ?」
そもそも奴は存在がもはや超状的だからね。
執事になると人間を越えた力を持てるらしいから。古今東西、執事といえば最強がトレードマークと言っても過言ではないし、実質的には間違いなく優秀なロインが相棒と言えるだろう。
「人外・・・は失礼ですよアルト様」
「・・・・そう言うなら、気配を消していきなり後ろから現れるな」
見ればいつの間にか紅茶を持って後ろに立つジークフリードの姿が・・・もうね、馴れって怖いわー。最近、ジークフリードがいきなりいても心臓に悪くなくなってきたんだけど・・・
「お茶をお持ちしましたよ・・・ロイン様もどうぞ」
「ありがとう。ジークフリード」
俺も席に座りとりあえずジークフリードの淹れてくれた紅茶を飲む・・・はぁ・・・
「お疲れ様。さて・・・色々聞いてもいいかな?」
俺が一息つくとロインが苦笑気味にそう言ってきた。
はいはい・・・俺はとりあえず今日の出来事をかいつまんでロインに話していく。
まあとはいえ、ヒロインの記憶持ちとかストーリーとかは話せないからぼかしながら、行ったことと、結果を話すと、しばらく黙って聞いていたロインだったが・・・最後に納得したような表情を浮かべた。
「なるほど・・・つまり、あの女の掌で踊らされていたのか」
「端的に言えばな。まあ、とはいえ、俺達も早めに不穏分子を間引けたことは大きいよ」
「たしかに・・・それで?あの女はもう学園を止めたんだよね?」
「ああ、婚約者のセルゼ・マルート伯爵子息の家に行くんだと」
「婚約者・・・とりあえず今後は干渉はしてこないと見ていいんだよね?」
ロインの言葉に頷いて答える。
「ああ、俺達の目的とあいつらの目的は別だからな・・・とりあえず一件落着だよ」
「なるほど・・・それで?まだ何か話がありそうだけど?」
流石親友・・・俺の心を呼んでいるように話題をふってくれた。
「あぁ、この騒ぎでしばらくは学園も休みに入るだろうし・・・エミリーとマリーナを誘ってどこかに行こうかと提案しようと思ってな」
「まあ、学園の上層部はまだ慌ただしいみたいだしね。ただ、仕事が終わるかが問題だね・・・」
「そこなんだが・・・一度報告も兼ねて、父上に話をしようかと思ってな」
その俺の言葉に驚いたような表情を浮かべるロイン。
まあ、当然と言えば当然なんだけど・・・記憶にはあるが直接会ったことがない父親と前のアルトはあまり仲良しというよりウェットな関係・・・というか、アルトが一方的に苦手にしていたようなのでロインとしてはこの提案事態が驚きなのだろう。
「陛下に?ということは・・・城に一度帰るのかい?」
「ああ、ついでにお前らの婚約の件も話したいし・・・何より、エミリーとの関係をしっかりと見せつけておきたいんだ」
記憶にはあるが・・・父親はわりと俺とエミリーの関係を気にしていた節があるのでここでハッキリとさせておきたいのだ。
俺の決意の言葉にしばらくなにかを考えていたロインだが・・・ふと表情を緩めると言った。
「わかったよ・・・とりあえず陛下に色々報告も兼ねて4人で城に行くべきだろうね。それにしても・・・アルトが自分から陛下に会いたいなんて・・・陛下が知ったら泣くほど喜びそうだよね」
「そこまでか?」
確かに父親はわりと前のアルトを可愛がってはいたようだけど・・・そんなにか?
「まあ・・・王妃様も今の二人を見れば安心するだろうしね」
「母上も心配かけたからな・・・」
前のアルトさんは多方面に心配かけるキャラだったので後始末が大変すぎる・・・まあ、エミリーとの関係を見せつければ万事OKなんだけどね。
「とりあえず・・・明日の朝に二人には話して、明後日か明明後日には会えるようにしておきたいな。ジークフリード。父上と母上への謁見許可を頼めるか?」
「すでにお二人には許可を得ておりますよ。いつでも大丈夫だそうです」
「・・・急がしいはずだよな?」
こいつがすでに許可を得ていたことへのツッコミはなしにしておくが・・・いいのか国王と王妃がそんなんで・・・
呆れた表情をしているとジークフリードはいつもの微笑みで言った。
「お二人ともアルト様が大好きですからね。それに今のアルト様を見ればお二人も感動なさるでしょう」
「・・・前の俺を最悪のように語るなよ」
毒舌執事を睨み付けながら俺と、それを見て笑っているロインは仕事を進める。
少しでも早く終らせてエミリーとの時間を作ってみせる!
執務室に戻ると何故かロインが机で仕事をしてくれていた。
さすが相棒・・・一度はマリーナを部屋に送って帰ったと思ったのに、俺の思考を呼んだかのように先に仕事を手伝ってくれているとは。
「マリーナとはいいのか?」
せっかく長年の念願が叶ったのだ。初日は離れないと思っていたけど・・・
そんな俺の疑問にロインは首をすくめて答えた。
「何・・・あせる必要はないからね。これからじっくり愛を深めていくつもりだよ。それに・・・終わったんだろ?」
「・・・流石だよロイン」
「これでも君の懐刀のつもりだからね・・・ま、ジークフリードには負けるけど・・・」
「あの人外執事と比べる必要はないだろ?」
そもそも奴は存在がもはや超状的だからね。
執事になると人間を越えた力を持てるらしいから。古今東西、執事といえば最強がトレードマークと言っても過言ではないし、実質的には間違いなく優秀なロインが相棒と言えるだろう。
「人外・・・は失礼ですよアルト様」
「・・・・そう言うなら、気配を消していきなり後ろから現れるな」
見ればいつの間にか紅茶を持って後ろに立つジークフリードの姿が・・・もうね、馴れって怖いわー。最近、ジークフリードがいきなりいても心臓に悪くなくなってきたんだけど・・・
「お茶をお持ちしましたよ・・・ロイン様もどうぞ」
「ありがとう。ジークフリード」
俺も席に座りとりあえずジークフリードの淹れてくれた紅茶を飲む・・・はぁ・・・
「お疲れ様。さて・・・色々聞いてもいいかな?」
俺が一息つくとロインが苦笑気味にそう言ってきた。
はいはい・・・俺はとりあえず今日の出来事をかいつまんでロインに話していく。
まあとはいえ、ヒロインの記憶持ちとかストーリーとかは話せないからぼかしながら、行ったことと、結果を話すと、しばらく黙って聞いていたロインだったが・・・最後に納得したような表情を浮かべた。
「なるほど・・・つまり、あの女の掌で踊らされていたのか」
「端的に言えばな。まあ、とはいえ、俺達も早めに不穏分子を間引けたことは大きいよ」
「たしかに・・・それで?あの女はもう学園を止めたんだよね?」
「ああ、婚約者のセルゼ・マルート伯爵子息の家に行くんだと」
「婚約者・・・とりあえず今後は干渉はしてこないと見ていいんだよね?」
ロインの言葉に頷いて答える。
「ああ、俺達の目的とあいつらの目的は別だからな・・・とりあえず一件落着だよ」
「なるほど・・・それで?まだ何か話がありそうだけど?」
流石親友・・・俺の心を呼んでいるように話題をふってくれた。
「あぁ、この騒ぎでしばらくは学園も休みに入るだろうし・・・エミリーとマリーナを誘ってどこかに行こうかと提案しようと思ってな」
「まあ、学園の上層部はまだ慌ただしいみたいだしね。ただ、仕事が終わるかが問題だね・・・」
「そこなんだが・・・一度報告も兼ねて、父上に話をしようかと思ってな」
その俺の言葉に驚いたような表情を浮かべるロイン。
まあ、当然と言えば当然なんだけど・・・記憶にはあるが直接会ったことがない父親と前のアルトはあまり仲良しというよりウェットな関係・・・というか、アルトが一方的に苦手にしていたようなのでロインとしてはこの提案事態が驚きなのだろう。
「陛下に?ということは・・・城に一度帰るのかい?」
「ああ、ついでにお前らの婚約の件も話したいし・・・何より、エミリーとの関係をしっかりと見せつけておきたいんだ」
記憶にはあるが・・・父親はわりと俺とエミリーの関係を気にしていた節があるのでここでハッキリとさせておきたいのだ。
俺の決意の言葉にしばらくなにかを考えていたロインだが・・・ふと表情を緩めると言った。
「わかったよ・・・とりあえず陛下に色々報告も兼ねて4人で城に行くべきだろうね。それにしても・・・アルトが自分から陛下に会いたいなんて・・・陛下が知ったら泣くほど喜びそうだよね」
「そこまでか?」
確かに父親はわりと前のアルトを可愛がってはいたようだけど・・・そんなにか?
「まあ・・・王妃様も今の二人を見れば安心するだろうしね」
「母上も心配かけたからな・・・」
前のアルトさんは多方面に心配かけるキャラだったので後始末が大変すぎる・・・まあ、エミリーとの関係を見せつければ万事OKなんだけどね。
「とりあえず・・・明日の朝に二人には話して、明後日か明明後日には会えるようにしておきたいな。ジークフリード。父上と母上への謁見許可を頼めるか?」
「すでにお二人には許可を得ておりますよ。いつでも大丈夫だそうです」
「・・・急がしいはずだよな?」
こいつがすでに許可を得ていたことへのツッコミはなしにしておくが・・・いいのか国王と王妃がそんなんで・・・
呆れた表情をしているとジークフリードはいつもの微笑みで言った。
「お二人ともアルト様が大好きですからね。それに今のアルト様を見ればお二人も感動なさるでしょう」
「・・・前の俺を最悪のように語るなよ」
毒舌執事を睨み付けながら俺と、それを見て笑っているロインは仕事を進める。
少しでも早く終らせてエミリーとの時間を作ってみせる!
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