水魚の交わり

夜千流

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境を越える朝

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妓楼で共に過ごすようになってから私は十歳、フィガロは十五歳という節目の歳になっていた
季節は六月…フィガロの誕生日が過ぎたばかりだ

いつものように同じ寝具で眠っていた私とフィガロ
今日は私の方が先に目が覚めた
しかし私は、自分の下半身に違和感を覚えた
じっとり、と湿っている
おねしょだろうか?この歳になって…!?
私は慌ててフィガロの腕の中から抜け出して確認する
白い襦袢が赤く染まっている
なんだ、これは…?
私は病気にでもなってしまったのか?
不安に打ちひしがれて座り込んでいると目を覚ましたフィガロが「晶…?どうしたの?」と、声を掛けてきた
私が何も応えられずにいると、フィガロは布団を見下ろして異変に気づいた
布団も襦袢のように赤く染まっている

フィガロは特に慌てることなく「ああ、初潮が来たんだね」と、冷静に判断した
そして私を洋式机に座らせると、脚を開くように命じた
私は羞恥のあまり拒んだが、フィガロは「診療行為だから従いなさい」と、窘めた
私がおそるおそる脚を開くと、フィガロは興味深そうに『ソコ』を確認した

「へえ…。初めて見るけど、医学書に描いてある通りだ」

「フィガロ…私はどうしちゃったんでしょう?」

「大丈夫、安心して。これは、きみが大人の仲間入りをした証拠だよ」

「大人…?」

「赤ちゃんを産める身体になったって事」

「あ、赤ちゃん…!?」

フィガロは私の下腹部に手を当て、「ここに男の精液を注ぐと、赤ちゃんが産まれるんだよ」と言った

「精液って、なんですか?」

「もう少ししたら、教えてあげるよ」

しばらく私の『ソコ』を観察していたフィガロが、徐ろに私の『ソコ』に触れた

「ひゃあ!?」

「ふふっ、経血が溢れてきた」

たらり、と血が伝う感覚がわかる
フィガロは『ソコ』に触れた指を上下に往復させている
その度に私は、今まで感じたことのない感覚に襲われる

「フィガロ…!そんなに、触らないで…!」

「これは診療行為なんだから、ちゃんと確認しないとね」

「うぅっ…」

涙目になった私をみて、何を思ったのかフィガロは『ソコ』に顔を近づけた

「あぁっ…!」

フィガロは『ソコ』をぺろり、と舐めた
一際強い刺激に思わず声が漏れた
それからフィガロは『ソコ』を執拗に舐め続ける

「フィガロ…、やめて…!」

私はフィガロにやめるよう懇願するが、彼は聞く耳を持たず、舌はより激しく動き回る

「あ、…んんっ、…あっ!」

私の口から漏れるこの声には、聞き覚えがある
妓楼の姉様達がお客様と部屋に篭っている時に漏れ聞こえる声と同じだ…!

「フィガロ…、だめ…っ!」

姉様達がお客様となにをしていたのかを、なんとなく理解した
お客様は姉様達の『ソコ』に触れているのだ
私は恥ずかしくて脚を閉じたいのにフィガロが脚を押さえつけている為、只管この状況に堪えるしかない

「晶…わかる?ここが陰核…きみの一番敏感なところだよ」

そう言うと、フィガロは私の陰核に吸い付いた

「あぁん!」

堪え難い感覚に、悲鳴のような声を上げる
フィガロから齎される容赦のない刺激に私は悶えた
はやく終わって…!と、必死で祈る他ない
身体の感覚が鋭敏になって足の先がぴん、と伸びる
頭の中が真っ白になり、やがて身体中の筋肉が弛緩した

フィガロは『ソコ』をべろり、と舐め上げて最後に陰核へちゅっ、と口づけを落として、ようやく『ソコ』から離れた

血で汚れた口元を親指で拭いながら、フィガロは「ごちそうさま」と満足気に口にした

私は肩で息をしながら「…おそまつさまでした」と、応えることしかできなかった
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